TBS 1973年7月5日
あらすじ
愛(水前寺清子)と歌(山岡久乃)は、化粧品屋の子供の善吉(坂上忍)をしばらく預かる事になった。善吉の母右子(草苗光子)が、西ドイツにいる夫との離婚話をつける為、ドイツへ行く事になった為である。そんな翌日、結婚を前提に愛との交際を申し込んできた健二(前田吟)が、「魚平」に遊びに来た。デートに出掛ける愛と健二を見た八百屋の長男・元気(石坂浩二)の心は穏やかでなかった。
2025.7.10 BS12録画
魚平に十志子と善吉が来た。「ママがドイツ行っちゃうの」
作:平岩弓枝
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音楽:平井哲三郎
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主題歌(クラウンレコード)
ありがとう
作詞:大矢弘子
作曲:叶弦大
編曲:小杉仁三
唄:水前寺清子
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協力:東京魚商業協同組合
築地東京青果物商業協同組合
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志村愛(あい):水前寺清子
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志村歌(うた):山岡久乃
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熊取唯一(ただいち):岡本信人
山口中(あたる):時本和也
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寺川元気(もとき):石坂浩二
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寺川明子(あきじ):井上順
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寺川百子(ももこ):葦原邦子
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熊取乙美(おとみ):園佳也子
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中央(なかお)玉之輔:佐野浅夫
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中央方子(まさこ):奈良岡朋子
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中央玉子:波乃久里子
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中央素子(もとこ):沢田雅美
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新堀名津(なつ):長山藍子
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新堀未絵(みえ):音無美紀子
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山口三都:小鹿ミキ
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柴田保:森本健介
君野善吉:坂上忍
八百一の客:横田泰代
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木下三三九(さんさく):児玉清
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木下行司(ぎょうじ):新克利
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木下桔梗(ききょう):佐良直美
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君野右子(ゆうこ):草笛光子
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
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制作:テレパック
TBS
魚平
愛と一緒に店の手伝いをする善吉。右子が店に来ると、善吉は2階へ行き、下りてこなくなった。右子の夫が西ドイツに行っており、別れ話に行くのだと歌に話した。
中央肉店
方子は玉之輔と三三九へ行こうという。きちんと話をつけなくちゃということらしいけど、これ以上何かある? 素子に店番を頼んで2人で出かけた。
八百一
9時に中央家に挨拶に行くという明子はソワソワ。
路地
三都が元気をホームから追いかけてきて、飲みに誘う。9時までに帰らないといけないといったん断った元気だったが、まだ8時前で話があるというので行くことにした。
魚平
愛が歌いながら店の片づけ。善吉も手伝う。
歌詞検索すると「涙を抱いた渡り鳥」と思われます。持ち歌を歌うこともあるんだね。この曲って、デビュー曲なんだ!
茶の間
右子は善吉が産まれてすぐドイツに行けばよかったが、予定より早く生まれて小さかったためにお医者様から生後1年くらいは日本で育てた方が、と言われていた。その間に右子の夫に女が…夫の幼友達で夫を亡くしてパリで働いていた。愛はドイツ行きを勧めるが、幼友達に赤ちゃんができた。ぉぃぉぃ…
話し合いのためにドイツに行くので実家に預けようと思っていた。兄の子と仲良くなってほしい。実家は大阪。
善吉と1階へおりてきた愛は善吉を預からせてほしいという。歌も遠くの親戚より近くの他人だと言い、困ったら大阪の実家に相談するという。
三三九
玉之輔と方子は行司に玉子とはご縁がなかったと謝罪。
店には元気と三都が来た。
なかなか言い出せない行司に桔梗が行司が好きなのは名津だと言ったのだが、三都が名津は母の紹介で見合いをしたと言いだし、玉之輔たちは行司が玉子にも名津にもフラれたと思い、気の毒がる。
店に来た未絵は行司さんが好きなのは私、と言って出ていった。私たちもうかうかしてられないと元気に話しかけた三都だったが、元気は帰って行った。
志村家
布団を敷いて善吉を寝かせると、歌ってよとせがまれ子守歌を歌うが、そうじゃなく店で歌っていた歌を歌ってとリクエストされ、「涙を抱いた渡り鳥」を歌う。
右子は夫と別れることを両親や善吉に申し訳ないと歌に語る。
寺の境内
走り去った未絵を追いかけた行司はかばってくれたことを感謝した。名津のことは好きだが一段落ついたような気持ちになった。未絵は好きな人ができるまでつきあおうと提案した。
中央家
百子と元気が結婚の挨拶に来た。玉之輔は明子に養子に入ってほしいとお願いする。元気が長女や一人っ子と結婚したらどうするのか玉之輔たちは気にするが、百子はその時はその時と気にしない。元気は長女や一人っ子と結婚するなと念を押されていて、明子がだいぶ前から玉子と結婚するつもりでいることに気付いた。
玉子と明子も部屋に来て、7月11日が大安だから結納はその日にすることにしたと勝手に決めていた。玉子は明子から婚約記念に指輪をもらう。そして、中央肉店の2階を全部新居にすることに決めていた。新婚だから中央家で同居しない。中央家は手が足りているので、元気が結婚するまでは明子が今までどおり八百一を手伝う。明子も玉子もそれぞれ月給をもらう。売れ残りは原価で分けてもらう。
熊取家
唯一の部屋に中と素子が来ていて、乙美はイライラ。
唯一はギターで「学生街の喫茶店」を弾き語り。ギターは独学で勉強中。
素子は唯一が経済学の本を読んでいることに感心する。乙美はカルピスを3つ運んできて、素子にお家で心配してるんじゃないかという。素子は10時過ぎたことに気付き、帰ろうとするが、唯一がカルピスを飲んでいくよう勧めた。
志村家
愛が目覚めると、歌も善吉も起きてご飯を食べていた。今日は健二が遊びに来る。
右子が様子を見に来て、そのまま出かけた。
新堀家
未絵は行司と当分つきあうことにしたと名津に話した。
荒物屋
元気がハイライトを買いに来た。名津は明子と玉子の結婚の話をし、元気にも結婚を勧めた。健二が四軒市場の道を聞きに来たので、元気が教えた。
中央肉店の前で明子と素子が話していると、健二が魚平に行った。すぐあとに元気も通りかかる。それにしてもオールセットだから狭い商店街だ。素子は玉子と明子が出かけて行き、早く恋人がほしいなあとつぶやく。
三三九
開店準備をする桔梗は、三三九に行司が未絵とシャツを買いに行ったと話す。失恋したら誰でもいいのかね? 割れ鍋に綴じ蓋だねと話す。善吉のお母ちゃんとおあんちゃんが結婚したら…というと、三三九は君野さんのことは好きじゃないという。結婚する気はない。生活設計が全部崩れてしまう。店の借金もある。
お金と愛情は別だと桔梗が言うが、三三九は愛情の裏付けはお金。経済的に破綻したら愛情なんてすぐ壊れてしまう。貧乏でも愛情は成立すると反論した桔梗にロマンチストだなと返す三三九。おあんちゃんはニヒリスト。
桔梗は「妻恋道中」を歌い出し、途中から三三九が歌う。このシリーズは設定的に児玉清さんの美声が聴ける機会が多いのかも!?
熊取家
乙美が唯一を捜す。自宅にいないので、魚兵や八百一にも声をかける。
寺川家
八百一は休みで家で本を読んでいる元気に洗濯物を取り込んできた百子は外に出るように言うが元気は明子の結婚話をする。明子の結婚資金は4~50万はかかる。百子は元気の結婚のことも気にするが、俺はいいよと話を逸らす。百子は元気が失恋したのだと思う。そして、好きなのは魚平の愛ちゃんじゃないのか?と指摘。慌てた元気は散歩に出ることにした。
寺の境内
善吉はミニカーで遊び、健二と愛はベンチで座って語らう。俺と結婚しようよとあっさりプロポーズ。健二は次男で魚平に住んでもいい。それにしても”ラブちゃん”ってあだ名に慣れないなあ。
しかし、ちょっと目を離したすきに善吉がいなくなっていた。
三三九
行司は未絵に買ってきたシャツを着て見せた。未絵はとってもハンサムに見えると褒めたが、すぐ帰って行った。三三九は行司にどんなつもりで付き合っているのか聞いた。まさか名津さんの代用品のつもりじゃないだろうな? そんな了見なら反対、やめろ。失恋は自分の力で乗り越えろ、他人の力を借りるなと真面目に説教。行司は2階へ行ってしまった。
男と女は違う。桔梗が失恋したら兄さんたちが全身でお前をかばってやる、助けてやる、なぐさめてもやる、安心しろ。きゃー、かっこいい~!
様子を見に行こうとする桔梗にほっといてやれとクギをさす。
荒物屋
スリッパ200円…物の値段って昔と大きく変わったものとそうでないものとあるね。
名津は未絵の様子を気にするが、未絵は日曜日なのにデートしないの?と聞く。未絵は行司が失恋してしょぼくれてるのがかわいそうなだけで、名津がその気になれば、いつだって手を引くという。姉さんのお古は洋服だけでたくさんよ。
チョークで塀に落書きしていた善吉を見かけた元気。怪獣を書いてと言われて塀に大きく書き始めた。しかし、塀に落書きしたことをとがめられ、善吉と逃げた。
中央家
方子が帰ってきて、唯一と素子が2人きりで部屋にいると知り、子供じゃないんだからと気にする。方子は買ってきたアイスクリームを玉之輔に持っていくように言う。
素子の部屋
唯一の父の話をする。素子はアイスクリームを受け取ってすぐドアを閉じた。
玉子と明子が帰ってきて、すぐアイスクリームに気付く。方子も食べ始めると、玉之輔の分がなくなった。玉子はダイヤの指輪を買ってもらい、はしゃぐ。
一方で何でも高くなったわよね~と物価高を嘆く。ちょっといいなあと思ったハンドバッグが1万円。少し前は5000円も出せばいいものが買えた。玉子と明子は指輪を見せに2階へ。
玉之輔は方子に一口だけアイスクリームをもらい、嫁に出すつまらなさを愚痴る。方子は玉之輔に指輪をねだるが、玉之輔は娘たちの結婚に金がかかると断った。
魚平
元気が善吉を連れてきた。元気はバケツを提げていて、これから落書きを落としに行く。愛と健二が慌てて帰ってきて、愛が善吉を責めると、善吉が泣きだした。
志村家
善吉は2階で本を読んでいる。愛は歌が健二と愛の仲に嫉妬して機嫌が悪いのだと決めつけ、歌を怒らせた。歌は元気が善吉が連れてきて、塀の落書きを消しに行ったと話し、元気に謝るように言う。
あやまちを改めるのにはばかることなかれ。ごめんなさいも言えない女は人間のクズ。
愛はイライラしつつ、江戸っ子だい!と元気のもとへ。(つづく)
たまに愛の性格の悪さが出るとこが嫌だね。善吉から目を離したことを怒られているのに、健二と仲がいいからとか何だそれみたいな。
それにしても、岡本信人さんと沢田雅美さんは数々のドラマで共演してると思うけど、恋人役っぽいのってなかなかなくて新鮮。
