TBS 1980年11月30日
あらすじ
一時は自暴気味になった篤蔵(堺正章)だったが、ようやく気を取り直してこの頃ではバンザイ軒での仕事に精が出始める。そんなところへ、先妻のトシ子(檀ふみ)が訪ねてくる。トシ子は、夫の勝五郎(山田パンダ)の誕生祝いに篤蔵の料理を食べたいと言い…
2025.2.20 BS-TBS録画
篤蔵は他人の妻になったトシ子と再会した。辰吉はキミ子の家に婿入りし、新太郎はフランス行きの金のために男爵夫人・タテノ美沙子に近づいた。
原作:杉森久英
―読売新聞社刊―
*
脚本:鎌田敏夫
*
音楽:内藤孝敏
*
秋山篤蔵:堺正章
*
トシ子:檀ふみ
*
新太郎:鹿賀丈史
*
キミ子:田中裕子
*
仙之助:穂積隆信
*
お初:三條美紀
辰吉:明石家さんま
*
お梅:服部まこ
勝五郎:山田パンダ
*
篠原:矢崎滋
松五郎:高城淳一
*
美沙子:ひろみどり
松川:森下哲夫
*
同志1:鈴木達三
同志1:谷合隆一
*
桐塚:柳生博
*
八千代:山口いづみ
*
あき:野村昭子
*
周一郎:近藤正臣(特別出演)
*
語り:渥美清
*
プロデューサー:中山和記
*
演出:渡邊祐介
バンザイ軒
宇佐美が来て以来、男っぽくなった篤蔵に興味を持ち始めたお梅は篤蔵に抱きつくが、急に訪れた新太郎が来て泊めてくれと頼むと、お梅は怒って部屋に戻ってしまった。
新太郎は殴られて顔がアザができていた。華族会館に来た男爵夫人に会いに行った新太郎はフランスに絵の勉強をするために男爵夫人からお金を取ろうとしていた。客に会った新太郎はバレて、宇佐美にボコボコにされて辞めさせられた。新太郎は篤蔵だって料理人になりたくて妻を捨てたんだろうと責められた。
日露戦争後、株が流行り、鈴木久五郎のように今でいう150億を儲けた者も出て、戦争は多くの成金を生み出した。株成金の記事を熱心に読んでいる辰吉。そんな辰吉のもとに新太郎が現れた。
丹波屋
閉店後だが、新太郎を心配した駆けつけた篤蔵と酒を頼んだ。
帰り道、酔っ払いながらも絶対フランスに行くと語る新太郎。
バンザイ軒
仙之助にもご飯を盛るならお皿を温めるように指示する篤蔵。
桐塚が店を訪れ、華族会館を辞め、ちゃんとした店で働いていると思ったのに…と篤蔵を責めた。桐塚は文芸作品に入選していて掲載雑誌を持ってきた。佳作は2等だとツッコむ仙之助は、その後も桐塚の話にいちいちツッコむ。
篠原と同志たちは爆弾を放ち、爆発させた。明治43年、大逆事件。
一室に集まり、作った爆発物の説明をする篠原。八千代が訪れると、同志たちが来てると家に入るのを断った。同志の1人・松川に見られ、関係のない人間が出入りするようじゃ危ない、爆発物は預かると言う。さっきの爆弾は練習ってこと?
お座敷に行き、いよいよ世の中をひっくり返す準備ができたと八千代に報告した篠原。死刑を覚悟している篠原に、なぜ教えてくれないの?と聞く八千代。東京にあの人が戻ってくるのを待ってるんだろうと生きるように言う。
福井
母・お初にここまで育ててもらったのにと周一郎が謝り、体が腐っていくようだと言って、お初にビンタされた。
バンザイ軒
包丁をしまうときは熱湯に浸して渇いた布で拭く、お皿も熱湯につける、など仙之助とお梅に細かく指示を出す篤蔵。
仕込みの買い出しに出た篤蔵はトシ子を見かけて声をかけた。トシ子はなぜ華族会館を辞めたの? あんな店じゃ…とバンザイ軒をディスる。
トシ子の夫の誕生日で外食しようと話していたので、篤蔵の店に行きたいと言う。今日! そんな急に。篤蔵になれなれしいトシ子になんか慣れない。だけど、この時代の人って誕生祝いしないでしょ。みんなお正月になったら1つ年を取るんだよ。
丹波屋
30円がなくなっていて、辰吉が株を買っていた。30円で買った株が今日は50円になっていたと喜び、悪びれない。松五郎やあきは私らのために相談してくれたっていいじゃないと文句を言う。辰吉はキミ子を幸せにしてやりたい、金持ちになってバカにされないようになる…と変な方向に行ってるな。
男爵夫人と関係を持った新太郎。旦那にはバレてる。新太郎が脅迫しようとしていたこともバレていて、夫人は本当に欲しいものが何か尋ねた。どうやったらほしいのか考えるのよと新太郎に抱きついた。
バンザイ軒
メレンゲを作っている篤蔵。食材をたくさん買っていて仙之助とお梅は驚く。別れた女房に最高の料理を食べさせてあげたいと自分の思いを話すと、仙之介は今日の材料費はわしが出すと言った。
格調高い店に見せようとマナー本?を見ながら仙之助と練習。アドリブ芝居なのかお梅さん、本気で笑ってないか!?
勝五郎とトシ子のために貸し切りにし、イチゴのショートケーキにでっかいろうそくが1本立ててある。ろうそくの火を消すと、あとで土産用に持たせるとその場は下げた。
最初はコンソメスープ、次は舌平目、チキンパイと次々料理を出す。
食事が終わり、ケーキをお土産に持たせた。トシ子も勝五郎もおいしかったとお礼を言い、勝五郎はトシ子に子供ができたと篤蔵に報告した。嬉しそうに帰っていくトシ子たちと裏腹に落ち込む篤蔵は調理場に戻って酒を飲み始めた。
お梅にトシ子のことは別れてから好きになったと話した篤蔵。
部屋で寝っ転がっていた篤蔵にお梅が酒を持ってきて、飲もうと誘った。お梅はベタベタと甘え、篤蔵は戸惑う。
明治43年、ハレー彗星が地球に大接近した年。拒絶し続けた篤蔵だったが、ハレー彗星大接近のようにお梅に近づいた!? 1986年も大騒ぎだったね。
プロデューサー:中山和記
*
テーマ音楽:「風―ノルマンディ」(ジャパンレコード)
作詞・作曲 フランソワ・ドケルト
唄:薩めぐみ
*
挿入歌:「遥かなるレディ・リー」
作詞:大津あきら
作曲:鈴木キサブロー
編曲:松井忠重
唄:堺正章(ビクター・レコード)
*
料理指導:ホテル・オークラ(小野正吉)
*
時代考証:稲垣史生
*
演出:渡邊祐介
*
製作:テレパック
TBS
つづく
トシ子のこともういいんじゃない?と思うけど、史実とはまた全然違うんだよね。ここからどうやって次の段階に行くんだろう? でも、お梅と何かあったら店にはいられないような…
