TBS 1972年4月6日
あらすじ
龍之介(児玉清)につきそわれて大はしゃぎで入学式に出かける太(水野哲)。経験のない新(水前寺清子)はちょっぴりうらやましい。母の友(山岡久乃)は、それと知って、新とふたりで食事に出かける計画を立てた。だが、その寸前、患者の容態が悪化。新は大いにむくれてしまった。一方、希(大空眞弓)は、儀介(伊志井寛)に縁談をもちこまれた。弟の万希男(井上順之)と妹の桃(沢田雅美)は負担をかけないよう、一人前のところをみせようとボーリングに出かけた。
2024.12.12 BS12録画
新が母へのポエムを語り、友を泣かせる…からのオープニング。
作:平岩弓枝
*
音楽:平井哲三郎
*
主題歌(クラウンレコード)
ありがとう
作詞:大矢弘子
作曲:叶弦男
編曲:小杉仁三
唄:水前寺清子
*
こころの詩(うた)
作詞:サトウハチロー
作曲:佐良直美
*
*
古山友(こやまゆう):山岡久乃
*
水戸浄子(きよこ):上村香子
斉藤小雪:小鹿ミキ
*
きみ:大鹿次代
高野順子:沖わか子
*
十儀介(つなしぎすけ):伊志井寛
*
十龍之介(つなしたつのすけ):児玉清
*
*
十鉄之介(つなしてつのすけ):岡本信人
十太(つなしまさる):水野哲
*
志水辰三郎
心の店員一夫:山崎猛
心の店員和子:金長晴子
エースプロ
*
佐久間貴子(さくまたかこ):乙羽信子
*
村上吉之:土屋嘉男
*
宮川十七子(となこ):佐良直美
*
相沢桃(あいざわもも):沢田雅美
*
相沢万希男(あいざわまきお):井上順之
*
相沢希(あいざわのぞみ):大空眞弓
*
プロデューサー:石井ふく子
*
演出:川俣公明
*
制作:テレパック
TBS
古山家
朝から爪を切っていた新。友は洗濯から帰ってきて、お膳の準備もしていない新を叱る。今日の朝食はごはん。
新をぐちぐち叱っていた友は婦長から呼ばれて愛想よく出て行く。
女子寮の前には龍之介と太が今日が入学式だとランドセルを見せに来ていた。婦長は一度でいいから自分の子供を紋付で送り出してやりたかったとしみじみ言う。新は友の仕事で子供のころの行事に参加してもらえなかったことに文句を言う。せめて人並みにという新の言葉が引っかかる友。
こころ
手紙を出しに行った院長が帰りに寄った。希がお茶を出すと、院長が見合いを勧めた。一夫が出勤して来て、希が見合いについて話すと、順番だと言って勧める。
小児科の診察室
浄子に会いに来た十七子は「私と暮らすのがそんなに煩わしいかな?」と聞く。浄子は寮ではなく友達のところから通っている。虎之介先生のことは好きなら好きでいいじゃない、なんでそんなにビクビクするの? 少し神経質過ぎないなどと言うと、浄子は虎之介先生は夢だと言う。推し、みたいな? 十七子は好きって言っちゃえばいいと言って出て行った。
ナースステーション
十七子を呼びに来た看護師・順子が十七子が浄子に好きだと言っちゃえばいいと話していたと新たちに話す。小雪や順子が虎之介の顔を見ると好きと言い、浄子も好きと言うと虎之介は笑い飛ばした。
婦長は友と新の話をしていた。婦長はたまには一緒に食事に行ったらと提案。
十家リビング
太は教科書などをもらってきた。きみは「サイタサイタサクラガサイタ」の時代で院長は「ハト マメ」の時代。虎之介は看護師に悪ふざけされているとイライラ。
虎之介は看護師の呼ばれて病院へ。院長は希への見合い写真を持ってきて、たまたま来た万希男にも話をした。複雑?な龍之介。
こころ
院長と顔を合わせたくない希は一夫に配達に行かせた。
薬局
万希男は桃を呼び出し、希の縁談の話があることを話した。詳しく知りたいのに万希男は何も情報を知らなくて、桃は院長の紹介だと聞くと、院長は男だから細かいことに気がつかないと愚痴る。今日の桃はちょっと鼻声っぽいような?
ナースステーション
婦長が新に新宿においしくて安い寿司屋があるから食事に行ったらどうかと言うと、新は張り切る。
十家リビング
こころからの配達が一夫と知り、院長は希じゃないのかとがっかり。
ナースステーション
桃からボーリングに誘われたが、新はお母ちゃんとお寿司に行くと断った。
小児科の診察室
浄子を迎えに来た十七子。龍之介が来て、虎之介を太の入学祝の外食に誘ったが断った。
古山家
ミニスカートで出かける準備をしている新。友はまだ帰れずにいた。
十家
虎之介は家で留守番していると、希が来て、万希男と桃が帰ったかどうか聞いた。もうとっくに帰ったと答えた虎之介だったが、急患が出たと小雪に呼ばれて病院へ行った。希は小雪から万希男たちはボーリングに行ったと聞かされた。
古山家
7時半になって帰ってきた友だったが、急患が出て帰れそうにないと聞いた新は、お母ちゃんのバカ!とすねる。同じ仕事やってるんだから分かるだろ!
結局、万希男とボーリング場に来た桃。木下恵介アワーならロケするのに、こっちは音だけ。希が見合いするから、ボーリング場って意味分かんない。
病室
容体が安定した野田さん。
相沢家
万希男と桃が帰ってきた。希がご飯も食べていなく、お茶漬けと知り、気まずい。連絡すりゃあいいのに! 俺たちは俺たちでやっていこうという万希男だったが、桃は希に結婚してほしくないとメソメソ泣く。
古山家
婦長がタイ焼きを買って訪れた。新は一人で勉強中。婦長は最初は生活のために看護婦になったが、そのうちそれだけじゃなくなった。戦後、新が生まれて、翌年、夫が急性肺炎であっさり亡くなって、ああしたかったこうしたかったと後悔があり、付き添いの患者さんに尽くしてあげようと思ったのだと友の思いを代弁した。
お母ちゃんの気持ちが分かってるんですと言う新。そう? あんな文句言ってたのに。
十家リビング
希は結婚する気がしないと縁談話を断った。好きな人がいるのかね?と院長に聞かれても否定し、今のままでいい、今、結婚したら後悔すると帰った。
親がないって大変なことなんだねとしみじみ言う鉄之介。院長は親がいない分、きょうだいの結びつきが強いと語る。
病院の廊下
新が勉強していることを友に伝えた婦長。新ちゃんってホントにいい子ねと褒める。
相沢家
桃は希が結婚しやすいようにボーリングに行った、万希男から希にしがみついているから結婚できないんだと怒られたと話した。希は桃は、おしめも換えたし、入学式も行ったし、子供で、桃に好きな人ができたら喜んで嫁に出すと言う。泣き出す桃に廊下で聞いていた万希男も泣いていた。どうも泣きポイントに共感できない。
病院の廊下
友に謝りに来た新。
十家リビング
国枝先生から交通事故の知らせがあり、新も手伝うことになった。(つづく)
最後に予告っぽく名前が出たけど、今回出てない人の名前も出てた。ていうか、国枝先生の元カレ・村上も出てないけどね。
脚本家のくせというのか、連絡なしにどっか行くエピソードが前のシリーズも含め、多くない!? 電話ってものが当たり前にある時代にさ。