TBS 1972年4月13日
あらすじ
深夜、交通事故の急患が運びこまれた。国枝(奈良岡朋子)のむかしの恋人村上だった。動揺した国枝は、一度は手術を手伝えないといったが、龍之介(児玉清)に説得されて考えなおし、立派に手術をおえた。翌朝、十家に太宛の小包が届いた。中には太(水野哲)がほしがっていたリックサックをはじめ、家族全員の下着類がいれてあり、差出人は母親の章子(河内桃子)だった。一方、公園では虎之介(石坂浩二)に頼まれて十七子(相良直美)が保と遊んでいた。
2024.12.12 BS12録画
夜、病院の廊下で婦長の指示を仰ぐ新…からのオープニング。
作:平岩弓枝
*
音楽:平井哲三郎
*
主題歌(クラウンレコード)
ありがとう
作詞:大矢弘子
作曲:叶弦男
編曲:小杉仁三
唄:水前寺清子
*
こころの詩(うた)
作詞:サトウハチロー
作曲:佐良直美
*
*
古山友(こやまゆう):山岡久乃
*
島省三:佐野浅夫
水戸浄子(きよこ):上村香子
*
斉藤小雪:小鹿ミキ
きみ:大鹿次代
*
水島みち:三崎千恵子
高野順子:沖わか子
*
十儀介(つなしぎすけ):伊志井寛
*
十龍之介(つなしたつのすけ):児玉清
*
*
十鉄之介(つなしてつのすけ):岡本信人
十太(つなしまさる):水野哲
*
心の店員一夫:山崎猛
心の店員和子:金長晴子
佳山:三木弘子
*
宮川十七子(となこ):佐良直美
*
千葉広道:山本学
*
国枝美映子:奈良岡朋子
*
鈴木保:絹笠太則
鈴木明夫
エースプロ
*
佐久間貴子(さくまたかこ):乙羽信子
*
村上吉之:土屋嘉男
*
相沢桃(あいざわもも):沢田雅美
*
相沢万希男(あいざわまきお):井上順之
*
相沢希(あいざわのぞみ):大空眞弓
*
プロデューサー:石井ふく子
*
演出:川俣公明
*
制作:テレパック
TBS
十病院
国枝先生が誘導して村上が救急車で運ばれてきた。たまたま病院に来た新も着替えて働き始めたので、友とねぎらい合った。
龍之介は国枝に手伝うように言うが、国枝はこんな状態では…と座り込んでいた。しかしすぐ看護婦に手術着を持ってくるように言った。
手術室
はあ~、血とか見せなくてよかった。手術は終了。村上の奥さんが院長室に来ているので龍之介が行った。
外科の診察室でタバコを吸う国枝のもとに十七子がお茶を運んできた。十七子は、やっぱり国枝先生は素晴らしい、尊敬しますと褒めたが、国枝は一人にしてとタバコの煙を豪快に吐き出した。
古山家
友にたたき起こされる新。しかし、夢で友は不在。浄子は昨日はよく寝ていたので知らなかったと新をねぎらってスパゲッティを持ってきた。新は買収するつもりじゃないか?と一瞬思うが、すぐ食べ始めた。ナポリタンかな。
十家リビング
太は来週から給食なので、お箸とナフキンが必要だときみに伝えた。もう漫画がついたのは嫌だと言う。桃が小包を運んできた。章子が太のためにリュックやお箸、下着などを送っていた。院長用の下着、手紙、入学式行かれなくてごめんなさいという太あての手紙も入っていた。太は龍之介に手紙を預けて学校へ行った。
龍之介や虎之介、鉄之介の下着も買うものなんだねえ。
公園
虎之介が保にうんていを教えていたが通りかかった十七子に1時間だけ見てくれと出て行った。
こころ
桃は弁当にお箸が入っていなかったと希に文句を言う。食事に来ていた友は、うちと同じですねと話しかけた。新も店に来て、焼売定食を頼んだ。
公園
保とうんていをしていた十七子の様子を見ていた謎の青年が保を肩車して公園から出て行った。山本学さん、若い。
十病院
虎之介は十七子に北海道から来た内科の千葉先生だと紹介した。山本学さん、医師役が似合う。
病室
村上についていた国枝。付き添いの佳山が来たので交代した。おお~、三木弘子さん。小山内美江子作品ではおなじみ!
小児科の病室に行って、オリンピックの選手たちも小さいころは病気だった人もたくさんいると語りかけた。千葉広道とちゃんとテロップが出るのはこの時代のドラマでは珍しい。桃が呼びに来ると、北海道より季節が1カ月早いと病室を出て行った。
外科の診察室
国枝は龍之介にやっぱり女はダメですねと自虐。女性の脚本家でもこういうセリフを言わせるんだもんな、昭和は。やましいことはないが、昔付き合っていた女と食事をしていたあとに事故に遭うなんて…と言う。
十家リビング
院長と話をする千葉。2年ばかり無医村にいた。
内科の診察室
胃の調子がおかしいと言う患者が来た。寅さんのおばちゃんの三崎千恵子さん。胃が重苦しく立ち眩みがする。
薬局
希も胃が重苦しいから万希男に薬をくれと言う。しかし、診察してからという万希男の言うことを聞かない。
内科
この年で赤ん坊なんて…って、43歳の患者・水島は生理も終わったと思っていたと言うが、院長は産科へ行くことを勧めた。女を見たら妊娠と思えって名言だな~と院長は千葉に言う。万希男はその話を聞いて、まさか姉ちゃんも…と焦る。
十家リビング
きみから5年ものの梅酒を飲ませてもらった希。帰ってきた太が龍之介に預けた章子からの手紙をもらってくると病院に走り出したのを見ていた。
院長と島先生が来て、やはり妊娠だったという話をした。7年前に出産経験あり、今は妊娠5か月。龍之介と太が帰ってきて、太が京都に電話をしてほしいと頼むので、島は席を外した。太は章子と電話して、龍之介にも替わった。もうすぐ遠足だからついてきて、深大寺植物園だとお願いした。
薬局
万希男と桃が希の妊娠疑惑について語る。桃は相手がいないんだからと怒る。万希男が院長先生と千葉先生が女を見たら妊娠と思えと話していたと言うと、桃が「エッチ」だって。
ナースステーション
千葉先生が来たという話をしていると、千葉が入ってきて、姉からだとトウモロコシを持ってきた。桃が千葉を呼び出し、希を診察してくれるよう頼んだ。
十家リビング
教科書を読んでいた太を見ている鉄之介。龍之介と院長も入ってきてニコニコ見守る。
太と鉄之介が出て行くと、院長と龍之介が村上と国枝の関係について話すと、院長も知っていた。そして、さっきの電話の話へ。龍之介は夫婦とは以心伝心、話さなくても分かるという考えだが、院長はよく話し合うように言う。
小児科の診察室に帰ってきた虎之介にトウモロコシを渡して去った浄子。あとから新も来たが、浄子がトウモロコシを持ってきたと聞くとムッとする。
ナースステーション
他の同僚の手前、お母さんの分だと確保したトウモロコシをそっとポケットに入れる新。
小児科の診察室
浄子は十七子の分とトウモロコシを持っていったので、十七子が取りに来たが、虎之介が食べていたので察した。
相沢家に往診した千葉。希は昭和17年生まれと小声で言う。今度で30歳。千葉は希を既婚者と勘違いしていた。
病室の見回りをしている夜勤の新。
国枝は村上の病室に付き添っていた。
虎之介が新のいるナースステーションに来た。残してあったトウモロコシを友に持ってってやれと言う虎之介。
十家リビングに院長と千葉、龍之介、相沢きょうだい。千葉は希への勘違いを謝る。
古山家
新が友にトウモロコシを持ってきて、また病院へ戻った。(つづく)
新キャラ登場~! どうもこのシリーズは新と桃の子供っぽさが気になる。前作だと子供っぽいのは光だけで次代はそうでもなかったのにな。