TBS 1970年10月22日
あらすじ
秋晴れの日、「九保育園」は運動会を迎えた。美沙子(桜むつ子)の再婚の事で気持ちのすっきりしない進矢(石坂浩二)も玉造(伊志井寛)も静香(乙羽信子)も、元気にはしゃぐ子供達を見ていると気が晴れた。光(水前寺清子)と次代(沢田雅美)はゲストで二人三脚に出場し、ハッスルしていた。その頃香子(和泉雅子)は上野駅でスリに狙われている美沙子を助けた。
2024.10.31 BS12録画。
作:平岩弓枝
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四方光(よもひかる):水前寺清子
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四方勝(よもかつ):山岡久乃
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洞外大介:中村俊一
妻・きく:初井言栄
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正司良二:岡本信人
洞外三千介:宇佐美豊
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杉本比奈子:長山藍子
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杉本公一:児玉清
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洞外次代(どうがいつぎよ):沢田雅美
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吉川美沙子:桜むつ子
公一の母:織賀邦江
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松江美琴
劇団いろは
エースプロ
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九玉造(いちぢくたまぞう):伊志井寛
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九静香(いちぢくしづか):乙羽信子
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堀江香子(ほりえきょうこ):和泉雅子
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
九保育園前で美沙子との別れ。「ありがとう」と進矢に言い、去って行った。
炊事場
お重に卵焼きを詰める勝。天気もよく、いい運動会日和。園庭が狭く、近くの小学校の校庭を借りている。サンドイッチをつまみながら、結婚式の貸衣装について語る光と良二。史代先生は産休から復帰せずに辞めちゃったのかなあ。まだ産休?
比奈子と公一がお菓子を運んできた。香子がスリ係になるという話から次代も来年からスリ係の講習を受けるという話になる。光は今のまま。
次代が九保育園に来て、実家の質屋に美沙子が来て着物や時計を売っていったことを光に教えた。本当はプライベートなことなので他人に言うことではないが、雪乃に偶然会って光に話したほうがいいと言われたという。雪乃はプライベートで進矢に会わないと決めていた。
進矢が美沙子の住んでいたアパートに行くと、部屋を引き払っていなくなっていた。一度、大阪に行って戻ってくると話していたので、男にだまされていたのではないかと静香に話した。
香子は新しい相棒とスリ係として働き、さっそくスリを捕まえた。
豆せん
衣類の入れ替えが済んでいないことを責める公一。比奈子があんまり家事が得意じゃないのか公一がガミガミうるさいだけなのか、よく分からない。前に香子にも注意されてたから、のんびりした人ってこと?
光は運動会を抜け出して、進矢と公園へ。美沙子の話をする。美沙子を情けないと思う進矢にもっと寛容になるように言う光。「うちのおふくろ、軽蔑しないか?」と聞く進矢に「軽蔑なんてしないよ」と答える光。進矢が母さんを軽蔑したら嫌だと光が言う。素直な光に結婚してくれないかとプロポーズした進矢。おおっ!
炊事場
運動会も無事終わった。今日はカレーだという勝にぼんやりし、歌い出す光。
豆せん
香子が静香と美沙子を連れてきた。九保育園の人には内緒ねと比奈子に言って、2階へ行った。香子は静香に頼まれ、勝と園長を呼びに行った。
園長、勝も集まった。美沙子がスリに狙われていたのを香子が助けた。美沙子の再婚話は嘘。珍しく前回の進矢が雪乃の父に話していた回想シーン。私のために進矢の幸せを邪魔しちゃいけない、親らしいことをするためには進矢の前から姿を消すことだと言う。
炊事場
光一人では物騒だと良二が残っていたが、進矢が帰ってきて、光と進矢のラブラブな雰囲気にお邪魔なようですからと良二は帰っていった。プロポーズのことを園長たちや勝に話していいかと確認を取る進矢。うーん、なんだろ、あんまりときめかないカップルだな〜。
豆せん
住み込みの旅館の女中を決めてきたと住所、電話番号を書いたメモを園長に渡す。早く進矢を結婚させて欲しいと言い、光が進矢の好きな相手だと美沙子が言う。心配しないで、幸せになって欲しい、歳をとって働けなくなったら迎えにきて欲しいと進矢に伝えて欲しいと静香に言う。
洞外家
光と進矢がいいムードだと話す次代。三千介ってうまい子役だよね〜。しゃべりがナチュラル。売れ残ったらどうする?と次代の心配をするきく。大介はまだまだ手放したくない様子。
豆せん
結局、香子が衣類の入れ替えを手伝っていると、公一が母親を連れて帰ってきた。海外旅行から帰ってきた公一の母に衣類の入れ替えが遅れたことを謝る比奈子に「皮肉言わないでちょうだい」と笑う。公一の母も海外旅行が多く、衣類の入れ替えが済んでいないことを夫に叱られたばかりだと慌ただしく帰っていった。
園長の部屋
進矢に美沙子の再婚は嘘だと話し、宇都宮の旅館で働くことも話した。ちゃんと本当のことを言うのっていいね。好きな相手を白状しろと言い、光にプロポーズして承諾されたことを進矢が話した。
炊事場
勝に光ちゃんをちょうだいという静香。鬼のお勝も涙、涙。
四方家
光が何か聞いた?と言うが勝ははぐらかす。布団に入った光にドレスがいいか着物がいいか聞いた。「お母さん、ありがとう」という光にお父さんに見せてあげたかったと勝が言う。
次の場面でもう結婚式!?…夢オチね。
勝に起こされた光と言い合いになる。仏壇に向かい、自分で報告しなさいよと勝に言われて照れる光。(終)
おー!? ここで終わるの?
「スクール⭐︎ウォーズ」に続き、こっちも最終回。懐かしドラマに必ず出てくるのでいつか見たいと思ってましたが、正直、主人公の光の性格が好きになれなかった。もっと男っぽいカラッとした性格かと思ったら全然そんなことはなく、つい同時期に放送されていて山岡久乃さんが掛け持ちしていた「あしたからの恋」と比べてしまった。
確かに和枝も子供っぽいところはあったけど、仕事はしっかりしていたし、直也以外の人への対応は感じのいいお嬢さんだった。こっちの山岡久乃さんは年上夫がいるということもあり、自由人でガミガミした部分もなく、可愛いお母さんって感じだった。
山岡久乃さん演じる常子が「三百六十五歩のマーチ」を口ずさむシーン有。「ありがとう」優先だったせいか、「あしたからの恋」では万博見物だの何だと度々出演のない回もあった。
進矢さんみたいな人だったら、もうちょっとおとなしめな人で見たかったなあ。見ていくうちにお似合いに見えてくるかと思ったんだけど、いい友人って感じが拭えなくて。
夏ごろ、2週連続休止などもあって、同じ木曜に2本立てで再放送していたBS11の「いごこち満点」のほうが約1か月遅く始まったのに回数が少ないこともあり、先に終わってしまった。正直、休止の多い枠での再放送(しかも2本立て)は、なくなると思ってたのに、今度は「ありがとう」第2シリーズが始まります。
高視聴率だったっていうのは第2シリーズだったらしい。じゃ、見なくちゃ。今度は全52話。ホントならどこか安定した枠で月-金で見たかったね~。週5でも2か月以上かかるのに、週1×2本だと半年か。途方もなく感じる。第1シリーズは11/3の15:30から早くも再放送だそうです。今度は1話ずつ。
文句ばっかり書き連ねてしまったけど、時代の空気も感じて楽しい作品でした。来週から第2シリーズも見ます。