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【ネタバレ】日曜劇場 #13 春のささやき(脚本/市川森一)

1980年3月23日 TBS

 

あらすじ

小樽近郊の小さな塩谷の駅を舞台に、若い駅員(根津甚八)と、彼に好意を寄せるラーメン屋の娘(伊藤蘭)、駅員のかつてあこがれだった音楽教師(南田洋子)が織りなす心模様と旅立ちを、シンディングのピアノ曲「春のささやき」と伊藤整の詩に乗せて綴る。民放連盟賞優秀賞受賞作。

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荒谷(根津甚八さん)は雪の中、長靴を履いて出勤してくる。塩谷駅に着くと、同僚や客から立て続けに「結婚おめでとう」と言われる。

 

ノブコという子が勝手に言いふらしているらしい。ノブコ(伊藤蘭さん)は駅の近くのラーメン屋で働いていて、話してみると小樽のスナックで住み込みで働かないかと言われたので、断る口実として言った。冗談みたいに「結婚するか」みたいな話はしたことあるらしい。

 

荒谷が駅の改札に立っていると、反対側のホームにきれいな女性(南田洋子さん)が降りてくる。

 

女性は、荒谷の中学時代の音楽の先生で、函館から来て、札幌に向かう途中だった。

次の汽車まで時間があるので先生に付き合ってノブコの働く食堂できつねうどんを食べることになった。

 

荒谷は父親が急に亡くなって鉄道員になったが、音楽関係の仕事に興味があったらしい。先生は独身なら諦めるのは早いと言ってくれる。

 

先生は、恋人と駆け落ちするためにこの駅で待ち合わせしたとか言っていたのに待ち人は来なかった。次の汽車までさらに時間があるので、学校に挨拶に行くという。

 

駅に丼を取りに来たノブコに小樽の話を決めてくる。音楽やってたんだ? 先生についていけば? この駅から出たことないくせに!と罵られる。

 

駅に戻ってきた先生は、学校のピアノを弾いてきたというが、荒谷は微妙な表情。先生はまたしても汽車を見送った。駆け落ち相手はまたしても来ず、フラれた。

 

先生は学校に行かずに死ぬ気で海岸に行ったが死ねなかった。売れない小説家と結婚した先生は函館で先生はせず、クラブでピアノを弾いていたことを話してくれた。

 

先生は札幌行きを諦め、函館行きの汽車で戻り、やり直すことにした。

 

ノブコが小樽行きの切符を買いに来た。食堂の娘だと思ってたけど、勤め口を変えると言ってたから、従業員だったんだ。

 

小樽行きの汽車が出るとき、荒谷は走り出し、汽車に乗り込んだ。「俺だって隣の駅くらい行ける。11時15分の汽車で戻るんだ」で抱きつくノブコ。

先生と再会したことで初恋に決別できたということか。

 

おしん」の庄治にはうだうだ文句言うなら地元から出ろや(怒)と散々思ってきたけど、荒谷みたいに真面目に働いてる人を罵るのは許せん!

 

荒谷みたいな繊細なタイプには、ノブコみたいにグイグイ来てくれるのがお似合いってことかな。うーん🧐

 

ん? 地図検索して思ったけど、函館から札幌のさらに向こうが小樽だからなんか変じゃない??