徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】日曜劇場 #12 バースディ・カード(脚本/市川森一)

1977年2月13日 TBS

 

あらすじ

クリーニング店に勤める男(水谷豊)は、ある日雑誌に載っていたペンフレンド募集の記事に応募して可愛い高校生の女の子(池上季実子)と文通を始める。そして彼の孤独な誕生日に彼女から一枚のバースディカードが送られてきた。その日から男の人生は彼女がすべてになった。真冬の大倉山のジャンプ台が印象的な市川森一脚本による痛切な青春ドラマ。

www.nihon-eiga.com

 

男(水谷豊さん)が雪原を歩いてたどり着いた先は、大倉山のジャンプ台。ジャンプ台脇の階段を駆け上がりながら、雪で戯れる女性(池上季実子さん)の姿が思い浮かぶ。

 

バイクで雪道を走っていた男の前に雪で戯れる女性が現れ、思わずよろけてしまう。

 

女性のあとを追って駅までつけている。街の本屋で「プレイボーイ」の文通欄にその女子高生が写真付きで載っていて手紙を出してみた。

 

女子高生が「プレイボーイ」の文通欄って!と思ったけど、あの時代はまた雑誌の立ち位置が違ったんだろうか。私は立ち読みでも読んだことないので内容がわかりません。

 

直木哲(水谷豊さん)はその女子高生・山内恭子(池上季実子さん)に手紙を出す。

 

哲の誕生日に恭子からバースデーカードが届き、狭くて薄暗い部屋で一人はしゃぐ。1年待ったと言ってたけど、1年文通を続けていて、やっと誕生日が来たということか、1年返事が来なかったのか。

 

恭子はバスガイドになっていてバスの中に哲の姿あり、次の場面では小料理屋のおかみみたいになってて???

 

入ってきた刑事(花沢徳衛さん)に哲の写真を見せられ、「この人知りませんか?」と尋ねられる。哲は窃盗犯で脱獄したらしい。

 

時系列をわざと分かりにくくしてるのかな。

 

バスガイドになった恭子は、一人ショッピングに出かけ、靴屋で万引きして店の中に連れて行かれた。それをストーカーしていた哲は見ていた。

 

バス会社に行くと恭子は退職していて、夜の街を歩いていた哲は、偶然派手な格好をした恭子に出会い、靴屋に仕返ししませんか?と誘う。偶然を装って恭子を探してたのかな。

 

仕返しも何も万引きしたじゃない。

 

店に忍び込み、店をぐちゃぐちゃにしながら踊る2人。何も盗まず、夜明け前に店を出るつもりが、「あんた誰?」など今更な会話をしてるうち警備員に見つかり、持っていたスパナで殴りつけ逃げた。

 

今の恭子は質素なメイクで小料理屋の妻となり、刑事に事情を話した。

 

脱獄した哲は恭子に会いに来たが、結婚していることを知り、立ち去って行った。ここで冒頭のシーンに繋がる。

 

靴屋で恭子は哲が名前を言っても文通相手とピンと来ておらず、脱獄して会いに来た時も恐れていた。

 

刑事が見せた、哲が大切に持っていたバースデーカードを見せても、恭子は覚えてない。

 

ジャンプ台の頂上まで登り詰めたとき、刑事が拡声器で「待ち人は来ない」と叫ぶ。哲はその辺にあったスキー板を履いてジャンプ台を滑り、着地に失敗しゴロゴロ転がる。終わり。

 

はぁー???

 

今までで見た日曜劇場で一番訳がわからなかった!

 

恭子が全然バースデーカードを覚えていないことから「プレイボーイ」の文通欄に出してたのがそもそも誰かのイタズラの可能性があるのかも?

 

しかし、孤独な青年にとっては嬉しくてたまらなくずっと恭子を見ていた。

 

刑事がストーカーに同情的なのがなんだかなぁ。

 

靴屋でも振る舞いとか無軌道な若者大嫌い!!

 

若き池上季実子さんは、質素なメイクだと石原さとみさんに似てました。

 

市川森一さんは大人しい男と美人の悲恋が好きなのかな。「林で書いた詩」も似てるっちゃ似てる。主人公の男がほとんどしゃべってないところとか。