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【ネタバレ】チョッちゃん(13)―連続テレビ小説―

NHK 1987年4月20日(月)

 

あらすじ

岩見沢に発つ日、俊道(佐藤慶)は蝶子(古村比呂)を診察室に呼び出す。俊道はまず、神谷(役所広司)先生を批判したことを謝罪する。そして、音楽の道が茨の道であるなら、我が子をあえて進ませたくはないのは親心、だから反対したのだ、と俊道はいう。それでも蝶子は父に、音楽の道に進むことをもう少し考えさせて欲しい、と懇願する。いよいよ蝶子、道郎(石田登星)、野々村泰輔(川谷拓三)が滝川を離れる時がきた。

2025.4.7 NHKBS録画

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脚本:金子成人

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黒柳朝チョッちゃんが行くわよ」より

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音楽:坂田晃一

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語り:西田敏行

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演奏:新室内楽協会

テーマ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

指揮:円光寺雅彦

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考証:小野一成

医事指導:白石幸治郎

タイトル画:安野光雅

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方言指導:曽川留三子

協力:北海道滝川市

   北海道開拓の村

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北山蝶子:古村比呂…字幕黄色

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神谷容(いるる):役所広司

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北山みさ:由紀さおり

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川村市子:中原理恵

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田所邦子:宮崎萬純

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彦坂頼介:杉本哲太

石坂嘉一:レオナルド熊

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北山道郎:石田登星

北山俊介:伊藤環

山本たみ:立原ちえみ

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木崎とよ:十勝花子

飯島加代:蛯名由紀子

遠山伊佐子:紘川淳

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斉藤峰子:江馬小百合

石井スエノ:仁科扶紀

山口フサ:土屋里織

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杉本いね:守川くみ子

早川プロ

劇団ひまわり

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北山俊道:佐藤慶

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野々村泰輔:川谷拓三

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制作:小林猛

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演出:一柳邦久

 

今週も”石坂”になってるけど”石沢”だよ。彦坂につられた!?

 

北山醫院

 

<チョッちゃん岩見沢に行く日の朝です。この数日間、チョッちゃんと俊道氏は口をきいていませんでした。「音楽の道に進みたい」というチョッちゃんに俊道氏は反対し、その上、チョッちゃんが敬愛してやまない神谷先生を批判したものだから、チョッちゃんの方もムクれていたんです>

 

診察室に入った蝶子。

俊道「時間、まだいいべ?」

うなずく蝶子。「頼介君と石沢のおじさんのソリもまだ着いてないから」

俊道「『神谷先生ば批判したことを許せん』と母さんに言ったそうだな? 神谷先生を悪く言ったこと。それは、すまんかった」

ハッと顔を上げる蝶子。

俊道「そのころは謝るわ。いや~、もう、父さん戸惑ってしまったわ。神谷先生のような教師は父さんたちの時代には、いなかったしょ。ああいう教師は考えられんかった。考え方も柔軟。視野も広い。あの、若い神谷っていう教師に会って、変わったなあと思った。父さんの中で何ていうか…つまり父さんなりの価値観ちゅうか、そんなもんが壊れていってしまうような、あれを…不安を感じたんだ。時代の流れ、感じた。神谷先生に会って、そう感じた。悪く言ったのは父さんの言うなれば…若さへの嫉妬だ。したから、そのことは謝っとく。ま、座れ」

うなずいて座る蝶子。

 

俊道「音楽の道に反対したんは音楽を職業にするっちゅうことが父さんには、どういうことか分からんからだわ。歌を歌う職業っちゅうのは、どういうもんなんだ?」

蝶子「それは…」

俊道「そんな職業、見たことないんだ」

蝶子「私も…あるっちゅうことは知ってっけど、見たことはないんだ」

俊道「そういう知らない道に、お前は進むっちゅうべ?」

うなずく蝶子。

俊道「どういう道かも知らずに。楽な道ならいい。万一、いばらの道だったとしたら…そういう不安がなくならんうちは、親としては黙って見送るわけにはいかんべや。そんな道に送り込むわけにいかんべ。いばらの道で苦しむ娘の姿など親としては見たくない。味わわしたくない」

 

蝶子「私、諦めねばいけない? したから、父さん『やめろ』って言うのかい? 考えていいっしょ? もう少し…考えさしてください!」

 

謝ることのできる俊道さん、いいね!

 

ノックし、みさが顔を見せた。

俊道「何だ?」

みさ「嘉一さんと頼介さん来てくださいました」

 

蝶子はうなずいて立ち上がり、診察室を出た。

みさ「何の話さ?」

蝶子「なんも」

 

駅のホーム

汽車に乗る蝶子の隣に泰輔、向かいに道郎。

みさ「忘れ物ないね?」

蝶子「ないと思う」

みさ「何かあったら手紙ででも」

蝶子「そうするわ」

 

石沢「チョッちゃん、1時間で着くけども東京は、なんぼくらい?」

道郎「3日です」

石沢「うわ~、大したかかるわ!」

泰輔「けど、私は、また来ますよ。仕事もありますしね」

石沢「ああ、そうかい。したら待ってるから」

泰輔「はい!」

石沢「うん! ウハハハ」

 

発車ベルが鳴る。

みさ「道郎さん」

道郎「はい」

みさ「帝大、しっかりね」

道郎「母さん、僕は…」

みさ「ん?」

道郎「今年もダメかもしれないけど、その時は…やるだけは、やるけど…」

みさ「はい」

 

蝶子「頼介君、いろいろありがとう。お母さん、お大事に!」

うなずく頼介。

汽笛が鳴り、汽車が走り出した。

 

診察室でため息をつく俊道。

 

道郎「帝大のこと…医者になる気、もうないってこと、はっきり父さんに言ってくればよかったかなあ」

蝶子「したけど、そんなこと言ったら、私のことどころでなかったよ」

道郎「ま、いいか」

 

泰輔「チョッちゃん

蝶子「ん?」

泰輔「さっき、お父さんと何、話、したの?」

蝶子「うん…」

泰輔「音楽のこと?」

うなずく蝶子。

 

泰輔「何だって?」

道郎「なしてもダメだってかい?」

蝶子「ていうか…父さんもね、私のこと考えて反対してたっちゅうことが分かったから」

 

車掌「次は岩見沢~、岩見沢でございま~す」

 

道郎が立ち上がって網棚に乗せた蝶子のカバンを渡す。

蝶子「ありがとう」

 

泰輔「チョッちゃん、音楽のこと、簡単に見切っちゃダメだ。もう、いざって時は東京へ飛び出してくればいいんだ。その時は叔父さんが、ちゃんと面倒みるから」

うなずく蝶子。

 

雪道を歩く蝶子。

 

<チョッちゃんたちの学校、空知高等女学校です>

 

スキップで学校へ向かう。

 

蝶子「ただいま~!」

加代・フサ「チョッちゃ~ん!」

蝶子「あれ? 2人とも来てたんかい?」

フサ「昨日、来たんだ」

加代「邦ちゃんと一緒でなかったのかい?」

蝶子「邦ちゃんは午後だ。私は東京行く兄たちと一緒の汽車だったから」

 

フサ「したら、朝ごはんは?」

蝶子「まだだ」

フサ「今、賄いのおばさんと3人で食べてたとこさ。チョッちゃんも来たら?」

蝶子「うん。したら荷物置いてくるわ」

フサ・加代「うん」

 

台所?

加代「今日来て、明日始業式だとゆるくないから昨日来たさ」

蝶子「函館からだとゆるくないもねえ」

とよ「はい、お待ちどおさま」

蝶子「ありがとう」

フサ「ちょっとチョッちゃん、太ったんでないかい?」

蝶子「…え?」自分のおなかを見る。

フサ「ね、おばさん?」

蝶子「なんもだ~」

とよ「モチ食い過ぎたんだべさ」

蝶子「そりゃ、食べたけどさ」

フサ「私なんか食べ過ぎて食べ過ぎて、あおむけに寝ても、おなかへこまないさあ」

一同、笑う。

 

一気に新キャラ来たー! 寮母さんは十勝花子さんだ!

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大地の子」よかったな。

 

北山家

食事中、俊道、みさ、俊介、たみがいるがシーンとしている。ため息をついた俊道にみさは「はい?」

たみ「おかわりですか?」

俊道「いや。嘉一さん、駅からまっすぐ牧場へ?」

みさ「はい、私と俊介送ってもらって」

俊道「うん」

みさ「なんか?」

俊道「いや」

みさ「頼介さんもそのまま」

俊道「うん」

 

高等女学校の寮の部屋

邦子「そう! 加代は昨日?」

加代「そうだ」

伊佐子「チョッちゃんのお兄さんって東京なのかい?」

蝶子「そう!」

伊佐子「学生さん?」

蝶子「浪人だ」

 

邦子「チョッちゃんの叔父さんも東京なんだよね~!」

伊佐子「へえ」

邦子「滝川で東京の珍しい話聞かしてもらったけど、いやいや、これが大して面白いんだわ」

蝶子「ラジオっていうのがあって…」

邦子「あ~ん、私に話させて!」

蝶子「いいけど」

邦子「あのね、ラジオっていうのはさ…」

 

スエノ「お隣さん! 大したお土産ではありませんけど、本年もよろしく」

フサ「よろしく!」 

邦子・蝶子・加代・伊佐子「こちらこそ、よろしく!」

伊佐子「私もお隣さんにお土産。はい」箱を手渡す。

スエノ・フサ「うわ~、頂きま~す!」

蝶子「したら、私も今開けるわ」

一同「うわ~っ!」

蝶子「キャラメルだ」

一同「頂きま~す!」

 

邦子「伊佐子、あんた、ほかにもお土産ありそうだねえ」

伊佐子「うん、神谷先生にね」

顔を見合わせる蝶子と邦子。

伊佐子「親がお渡ししなさいって言うもんだから」

邦子「そんなもの、私、持ってきてないわ」

蝶子「私も」

フサ「私も」

 

蝶子「それいつ渡すんさ?」

伊佐子「別に決めてないけど」

蝶子「今日にしたら?」

伊佐子「したけど…」

蝶子「今日、これからね。したら、私たちも行って、新年の挨拶できるっしょ」

邦子「そうだ! そうしよう!」

蝶子「行こう、行こう!」

 

杉本繁太朗の表札の左わきに神谷容の表札が出ている。

いね「あ、先生、すぐ見えるからね」

一同「はい」髪を整える邦子と蝶子。

 

神谷「おう! どうした?」

一同「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」

神谷「こちらこそだ」

 

伊佐子「あの…母が先生にこれって…」風呂敷に包んだ箱を渡す。

神谷「いや、悪いね、そんな」

伊佐子「いえ、どうぞ」

神谷「では、遠慮なし」と受け取る。「まあ、みんな、ちょっと上がってかないかい?」

一同「はい!」

 

神谷の部屋

神谷「みんな、正月はどうだった?」

邦子「私は女学校最後の正月ということで感慨深いものがありました」

加代「私もです」

神谷「そうかい」

スエノ「私は見合いをしろと言われました」

一同「ええ~っ?」

スエノ「したけど、断りました」

邦子「相手に断られる前に?」

一同、笑う。

スエノ「先生!」

神谷「すまん、すまん」

 

これ、普通にほのぼの笑うとこだけど、邦子、美人だからな~。

 

伊佐子「先生は、どうなさったんですか?」

神谷「僕は滝川へ行った」

加代「滝川?」

伊佐子「滝川って、蝶子さんとか邦子さんの?」

フサ「2人に会ったんですか?」

邦子「私は会わない」

神谷「親戚の家に行ってるとかいうことだったべ」

邦子「はい」

伊佐子「蝶子さんは?」

ニヤッと笑う蝶子。

一同「え~っ!」

 

伊佐子「なして滝川にいらしたんですか?」

蝶子「あのね~」

スエノ「チョッちゃんに聞いてない!」

蝶子「あ、そう」

神谷「国木田独歩が明治の頃、滝川を訪れたって本で知ったんで、フラリと行ってみたんだ」

蝶子「そうなんだって! 独歩だけでなく啄木も通過したんですよね?」

神谷「そう」

 

蝶子「で、その時の歌が、え~と…」

邦子「うるさい!」

蝶子「何さ」

加代「先生、今度、函館にも来てください」

フサ「富良野にも!」

スエノ「月形にも」

神谷「分かった、分かった!」

スエノ「絶対ね!」

フサ「ホントだからね!」

神谷「うん」

蝶子は笑っているが、邦子はムッとしている。

 

明清寮

蝶子「楽しかったね!」

相槌打ってるのは誰が誰やら。

 

寮に入ると、峰子が出てきた。

蝶子「峰ちゃん何してんの!?」

峰子「みんな、どこ行ってたのさ!」

邦子「何、怒ってるのさ?」

峰子「帰ってくると思って会いに来たんでない!」

伊佐子「明日、学校で会えるでないの」

峰子「今日、会いたかったでないの!」

邦子「分かった、分かった」

 

蝶子「私たちね、神谷先生の下宿、お邪魔してたんだ」

一同「ねえ!」

峰子「なして私に声かけなかったのさ! ひどい! なして~!?」

 

川村「お静かに!」

頭を下げる一同。

 

階段を降りてきた川村。「新年早々、騒がしいんでないですか? 4年生のあなたたちが騒いでたら下級生への示しがつかないんじゃありませんか?」

一同「すいません」

川村「はい。北山さん、ちょっと」

蝶子「はい」

 

川村「新学期早々、学校にピアノが来ることは知ってるわね?」

蝶子「はい」

川村「それでピアノを披露する記念の行事があるんだけど、その時、あなたに独唱してもらおうって考えてるの」

驚く蝶子。

川村「どんな曲歌うか考えておいてください」

蝶子「はい」

川村が去り、蝶子の周りを女生徒が囲む。

 

<新学期早々、こういうことになりました。やはり、音楽とは縁は切れないね、チョッちゃん>(つづく)

 

同年代の同性がワーッと出てくるとわけ分からなくなるな。髪型も似てるし。

 

今日出てきた人たち

飯島加代(蛯名由紀子)…蛯名さんは「おしん」では、おしんの末っ子・禎だったらしい。14~21歳頃を演じていた。山下真司さんの仁の時の禎かな。

遠山伊佐子(紘川淳)…芸能活動は2年くらい。

斉藤峰子(江馬小百合)…紘川淳さんがメインで出演していた「セーラ服通り」で共演。

石井スエノ(仁科扶紀)…川谷拓三さんの娘。

山口フサ(土屋里織)…こちらの芸能一家で家族でCMもしてたなあ。

 

ここからは女学校メインかな? みささんが見られなくなるのは寂しい。