明日は#必殺 スペシャル第3弾🌩
— 時代劇専門チャンネル (@jidaigekich) December 26, 2024
「必殺スペシャル(秘)必殺現代版 主水の子孫が京都に現われた 仕事人VS暴走族」
📺12/28(土)よる7時~ほか
中村主水(#藤田まこと)たちの子孫が
現代で活躍する超番外編🌀
パロディ色の強い作品になっているが
殺しに至る展開はハード💥https://t.co/qdmYneTNDn pic.twitter.com/Klnz3rLD9e
1982年12月31日 テレビ朝日
あらすじ
保険勧誘員の中村主水(藤田まこと)、アクセサリー手作り販売の村上秀夫(三田村邦彦)、タクシー運転手の長谷川加代(鮎川いずみ)、ピアノ調律師の山田勇次(中条きよし)は飲み仲間。ひょんなことから主水らは先祖が闇の稼業・仕事人であることを知るが……。そんな主水の元に高額の保険申し込みがあった。契約主の仙田吾助(芦屋小雁)は、妻と娘が暴走族に襲われたあげく、自殺へと追い込まれたことを語る。そして、暴走族に復讐しようとした仙田は、逆に殺されてしまった。主水たちは現代の仕事人として立ち上がる!
2024.12.28 時代劇専門チャンネル録画。BS松竹東急の映画をチェックしていて、元ネタもよく知らないのに必殺シリーズの現代版というところが面白そうで詳しく調べてみると、時代劇専門チャンネルでも放送があり、放送日も早かったのでこちらを録画。
主水のナレーションから。<大みそか、民放、NHK比ぶれば恥ずかしながらNHKが勝つ。神も仏もないものか。『紅白』嫌いな皆様の募るうっぷんの数々を晴らす一夜の裏番組。お釈迦さんでもI don't know>
自ら裏番組とか言っちゃってんのね。放送は1982年の大みそか。
オープニングは通常の時代劇の主水たち。
仕事人 VS 暴走族
警察署前で新聞を読んでいるサラリーマン・主水。けたたましいサイレンを鳴らしながら走る自転車の小学生たち。
警察署
自動車転落事故の目撃者の加代が刑事たちが事件について話している。加代はタクシー運転手で錯覚だと証言。事故の被害者は健康な女の子宮と取って金儲けしていた医者で恨まれていた。
警察署から出てきた加代と主水が落ち合い、加代は事故で落ち着いたと報告。主水と一緒にいた秀夫と勇次は報酬をもらおうとしたが、加代は金はどこからも出ないとため息。主水のナレーションで事故は私たちが仕組んだものといい、回想シーン。
崖から落ちた車が爆発した。
中村主水は先祖代々同じ名前で保険の勧誘員をしている。長谷川加代はタクシー運転手。山田勇次はピアノ調律師、村上秀夫はアクセサリーの手作り販売をしている。
加代と勇次と秀夫と主水で鮎川いずみさんの「冬の花」を歌う。4人ともかたぎの素人でカラオケ仲間。下手な歌やめろ!と割り込んできた男たちとケンカになった。男は有名な悪徳産婦人科医だという。
ケガした4人は外で傷の手当てをし合う。主水は先祖ならグサッといくとこだと話しだし、ひいひいじいさんは江戸の八丁堀で同心をやっていて、裏稼業で殺し屋をしていたと告白すると、4人のご先祖さんが仕事人だった。悪医者をやっちまおうと盛り上がり、秘密の道具と遺言があるとそれぞれいう。
依頼人から報酬をもらうので、依頼人を捜そうと主水以外で盛り上がる。さっそく、勇次は三味線の糸でやろうとするがうまくいかない。今度は秀夫がかんざしを振り上げるが、舞妓に見つかり、売ってほしいと頼まれ、失敗。
加代と主水が協力して、主水が道路工事の作業員のふりをして車を誘導、刀で斬ろうとしたが、刀が錆びて抜くことができなかった。しかし、刀を振っていると、誘導された車が勝手に崖に突っ込んだ。あんな道路から突然崖になるのおかしいだろ!って突っ込みながら楽しむドラマね。
もうこんなことはやめようと話し合うと主水たち。
主水の義母は菅井きんさん。仕事ができないことを嫌みにを言われる。義母はご先祖様の裏稼業を知らない。
満員のバスで通勤している主水。暴走族のバイクに絡まれ、バスは急ブレーキ。
主水は京都に転勤して1年。しかし、成績は最下位。同僚から昼あんどんとあだ名されてると係長から嫌みを言われる。主水は正社員、後の女性たちは社員じゃないけど主水より成績がよくて、女性たちからも嫌われている。
営業に出た主水は加代に会い、健康な人を教えてあげると言われ、女性だけがいるスポーツジムに行き、昭和生命の者でございますと営業をかけたが、ボディビルの女性たちは健康で独身、うまくいかなかった。
主水は町を歩いていて、商店を見かけて入り、果汁100%のジュースを求め、店主の仙田からスッポン100%の健康ドリンクを勧められた。仙田の娘が出かけていくのを見て、保険の勧誘をしたが、奥から仙田の妻が出てきて断った。
最近、24時間スーパーができて余裕がないという仙田だが、主水が委任して保険を解約するとして5000万の契約を取った。
その夜、24時間スーパーのパートを終えた仙田の妻・いくをバイクで迎えに行ったノーヘルの娘・祐子。いや、2人ともノーヘルかい! 仙田は家で夜食を作って待っている。帰り道、同じくノーヘルの暴走族に囲まれた。
調べると、バイクヘルメットの着用義務化は1965年から段階的に進められ、1986年にはすべてのバイクと道路で義務化された、とある。
1969年のドラマ「兄弟」でもノーヘルで配達のバイトしてて驚いたものだけど、このドラマ1982年だからな~。80年代でもノーヘルなことにびっくり。1974年の「わが子は他人」でも工事用ヘルメットをかぶってバイクに乗ってたね。
祐子は暴走族に囲まれ、無理やり服を脱がされ、上半身ポロリ(ボカシなし)…えー! こういう話か。昭和のテレ朝はお色気路線だから鬼門だな。
主水は保険の契約に仙田の店を訪ねたが、シャッターが下り、”忌”が貼られていた。暴走族に乱暴された娘は川に身を投げ、母も後を追ったと通りかかった近所の女性に聞いた。仙田は家で娘がやっていた貼り絵をやっていた。貼り絵…というかジェームス・ディーンのジグソーパズルね。
暴行罪は被害者本人が申告しないとどうにもならない。仙田は保険はこのまま契約する、身寄りがないから仙田に受取人になってほしいと頼んだ。死んだら1億5000万! 仙田は絶対自殺しないと言い、昭和11年のねずみ年で主水と同じ歳だと盛り上がる。
バーに集まった主水は仙田の様子を見てほしいと加代たちに頼んだ。
翌日
加代が仙田を見張る。仙田は教習所に通い、バイクの免許を取ろうとしていた。商店街で女性ものの服を見ていて、帰りは加代のタクシーに乗り、女房と娘に服を買ったと話した。
暴走族に絡まれる加代のタクシー。一発やらしてくれやって下品な野郎たち。加代がいったん車を止め、外に出てバカー!と叫んで車に戻ると、仙田はじーっとこわばった表情をしていた。
勇次は川でバイクの練習をする仙田を見かけた。ピアノの調律をしに行ったマンションから川を見ると、仙田は片手乗りの練習をしている。また暴走族が現れ、勇次は調律をやってられんわとやめると、依頼主の女性から私の調律してと絡まれた。あっそ。
24時間スーパーに入った仙田。同じ店に秀夫がいた。
川があれば
橋をかけるし
雨が降れば
傘をさすし
人間は智慧
があるなァ
古い漫画を読んでいる秀夫。
仙田が自分の家に入ったところを見届け、秀夫は主水に電話。2時間ごとに買い物していたという。
暴走族は24時間スーパーに入り込んで暴走。えー! 店主は商品は取り替えますと店に来た客に謝っていたが、仙田は取り替えずにロープらしきものを買って、そのまま帰った。
仙田の家を覗いた秀夫は、仙田が肉の塊にナイフを突き刺す練習をしていたのを目撃。
バーに集まり、主水は加代たちにボトル6本をおごる。1人で復讐を果たそうとしているのではないかと考える主水。女ものの服を買い込んだ仙田は事件のときの妻のようにスカーフを頭にかぶってバイクに乗って出かけた。暴走族の集団の中を逆走し、暴走族が仙田を追いかけてきた。
包丁を口にくわえ、縄を手にし、1人の首に巻き付けたが、逆に縄を引っ張られて、川へ引きずられた。4人がタクシーに乗っていると、パトカーのサイレン音がした。通りかかった男に聞くと、ええ年したおっさんが女の格好で死んでいたと言う。おかまちゃいまっか、あれ?と笑いを含んでしゃべる。
警察に話そうとした主水を止める加代。仙田を見張っていたこともバレてしまうとまたバーに戻った。1億5000万が入ったらお墓を建てるだけじゃない、みなさんに報酬を出しますからと主水が提案したが、加代たちは乗らない。
主水は「冬の花」を歌い出し、おっさんひとりにいいカッコさせるかと勇次たちも歌に加わる。
”悲劇の父、死す!”という新聞記事を見て、驚く係長。受取人が来ると焦るが、主水が自分が受取人だと話した。
勇次たちも本格的に”仕事”するための準備に入る。
男には男の用ってものがあるんだ!と妻や義母に宣言して出て行く主水。
ノーヘルの暴走族が止まっているパトカーらしきものに近づくと偽物だと分かり、破壊し始めた。見ていた秀夫は去っていこうとするバイクの後部座席に紛れて乗り、走行中のバイクを乗り換えながら、男にかんざしを刺した。バイクを乗り換え、もう1人の首にも刺した。弘平と次郎がいなくなったことに気付いた仲間たちだったが、そのまま走った。
2人がいなくなったのがやっぱりおかしいと引き返した暴走族に向かってピアノ線を投げると、隆がバイクごと持ち上げられ首つり状態になった。今度は加代がおとりになってバイクを飛ばす。追いかける暴走族。
道路の誘導するふりをして矢印の看板を逆にする主水。暴走族はどんどん崖から落下した。健一がモトクロスみたいに崖をバイクで駆け上がり、看板に隠れていた主水の頭上を飛んだ。主水がガソリンタンクに刀で穴をあけ、こぼれたガソリンに火をつけ、バイクごと火がついた。
1億5000万の保険金は契約1年未満の自損行為で認められない。裁判で争うとなると社員ではまずいからフリーの立場になってくれと係長に言われ、加代たちにはボトル1本だけの報酬となった。
妻と義母は内職、主水は食事の後片付け。昨日の夜は何だったのかしら?と嫌みを言われる主水だった。(おわり)
男性が家事することが情けないことみたいに描かなくていいのにね。しかし、仕事人たちが立ち上がるきっかけが胸糞過ぎる。
日本映画専門チャンネルと同系列?なので字幕あり、本編中にCMなし。BS松竹東急の放送だと多分、字幕ありだけど本編中にCMありそう。時代劇専門チャンネルは年末から年明けにかけて必殺シリーズのスペシャルを6作放送しますが、BS松竹東急は劇場版も含め23作放送するそうです。忠臣蔵、香港でのロケ、ウエスタンものなど多岐にわたりますが、とりあえず現代版とBS松竹東急でこれから放送する野球ネタだけにします。
エンディングは必殺仕事人のアコースティックバージョンが流れました。
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村上秀夫:三田村邦彦
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長谷川加代:鮎川いずみ
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田中係長:山内敏男
仙田いく:山口朱美
仙田祐子:中西紫野
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暴走族・健一:内田正之
同・隆:渥美博
同・弘平:葭川浩
同・次郎:井上孝
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勧誘員・新田:宮本毬子
同・木下:三笠敬子
ヤクザ:浜伸二
マンションの女:白札花
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刑事:国田栄弥
田中義章
主婦:高木峯子
医師:加地春雄
木田:浜田雄史
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スーパー店長:伊波一夫
弁護士:芝弘
舞妓:矢野裕子
斉田真由美
スナックマスター:鈴木猛士
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トレーナー:西脇美智子
日本ボディビル実業団連盟
マイク スタントマンチーム
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中村りつ子:白木万理
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仙田吾助:芦屋小雁
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山田勇次:中条きよし
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プロデューサー:仲川利久
辰野悦央(朝日放送)
桜井洋三(松竹)
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脚本:吉田剛
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音楽:平尾昌晃
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挿入歌「冬の花」
唄:鮎川いずみ
作詞:石坂まさを
作曲:平尾昌晃
編曲:竜崎孝路
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製作協力:京都映画株式会社
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監督:石原興
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制作:朝日放送
松竹株式会社