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【ネタバレ】別れて生きる時も 第四十一章「永遠の愛」その三

TBS 1978年3月1日

 

あらすじ

最愛の夫を奪い戦争は終わった。美智(松原智恵子)はせっけんの行商で必死に麻子を育てたが、松本(織本順吉)の印刷工場が再開され、やっと生活が落ち着いた。井波と暮らした家に今は満州から帰った母が同居。留守を預かっている。ある日、美智を思い独身を守る石山(速水亮)が求婚した。が、美智の心には死にへだてられた今もなお、井波が生き続けていた。

愛の花

愛の花

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2024.10.14 BS松竹東急録画。

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原作:田宮虎彦(角川文庫)

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井波美智:松原智恵子…字幕黄色

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塩崎喜代枝:利根はる恵

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吉岡俊子:姫ゆり子

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井波満江:露草千草

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井波麻子:羽田直美

山田:扇子由紀雄

俊子の兄:佐野哲也

ナレーター:渡辺富美子

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石山順吉:速水亮

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音楽:土田啓四郎

主題歌:島倉千代子

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脚本:中井多津夫

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監督:八木美津雄

 

それにしても今週のあらすじにあるせっけんの行商とは? 残り2回でそうなるのかもしれないけど、たまにとんでもない間違いがあるのは何でだ? このドラマに関しては第1週では美智は電話局で働いてると書いてあったけど、あれは電話局じゃないだろう!?みたいな。実際のドラマを見ないで、当時の資料をそのまま出してるのかな。

 

<この日、美智は無事に母を連れて兵庫から帰った>

 

井波家

井波の写真を見る喜代枝。「井波はんって、なかなかの男前の人やったんやね。麻子ちゃん、目元なんか、お父ちゃんそっくりや。なあ?」

麻子「そうだもん」

喜代枝「ハハハ…」

美智「麻子の中には、お父ちゃんが生きてるんだもんね」

麻子「うん」

美智「だから、お父ちゃんがいなくても寂しくないでしょ?」

 

喜代枝「こないぎょうさんの本があるとこ見ると、なかなかの学者さんやったんやなあ」

美智「ほんとはね、先生になれる人やったんよ」

喜代枝「ふ~ん」

 

美智「あっ、お母ちゃん。お父ちゃんのお位牌、お仏壇に入れたら?」

喜代枝「そうか? すまんな」仏壇に位牌を置く。でかいんだ、これが。

美智「おじいちゃんよ。さあ、手を合わせて」麻子も美智の膝の上で手を合わせる。

 

喜代枝「美智。あんた、こないな立派な人の奥さんになれて幸せやったんやな」

美智「誰にも負けんくらい幸せやった」

喜代枝「そうか。それ聞いて、お母ちゃん、なんや少し気持ちが楽になったわ。あんたがな、どない苦労してんのやろうって、そればっかり考えてたさかい」

美智「苦労なんて、ちっともしてへん」

 

喜代枝「そやけどな、そんなええ旦那はん、戦死してしもうて。これからがえらいことや」

美智「平気や。麻子もいるし、お母ちゃんも帰ってきてくれたし。なあ、お母ちゃん」

喜代枝「うん?」

美智「お母ちゃんのこと、今日からおばあちゃんと呼んでええやろ? お母ちゃんは、うちやもん」

2人して笑う。

喜代枝「そうやな。麻子ちゃん、あんたのおばあちゃんやで」

麻子「うん」

美智「お茶入れるわ」台所へ

 

喜代枝「あ~、重たいな、麻子ちゃん」

 

石山「ごめんください」

美智「はい! お母ちゃん、石山さん」

喜代枝「石山はん?」

 

美智がドアを開けると、石山が立っていた。「あの…お母さんは?」

美智「おかげさまで無事に。今、一緒に帰ってきました」

 

麻子を抱いた喜代枝が玄関へ。「石山はん」

美智「あっ、どうぞ」

石山「おばさん、しばらくでした。覚えてますか?」

喜代枝「覚えているもいないも…石山はん…」泣き出す。

美智「お母ちゃんったら涙もろくなって…ほんとにいろいろご心配かけてすいませんでした。あっ、さあ、どうぞ」

石山「はあ。おばさん、あのころはいろいろお世話になりましたね。よくお元気で」

喜代枝「石山はんこそ。さあ…さあ、どうぞ」

石山「はあ。じゃ、失礼します」

 

喜代枝「石山はん、うちのことラジオで聞いて美智に教えてくれはったんやそうどすな。ほんまにおおきに」

石山「いえ。本当によかったですね」

喜代枝「へえ」

美智「ありがとうございました」

 

喜代枝「美智。人間、やっぱり長生きせな。二度と会われへんかと思ってた石山はんに、こうしてお会いできたんやもん。なっ?」

美智「ほんまやね」

 

石山はんは髪を撫でつけてるだけなのか短く切ったのかどっち?

 

夜、麻子へ寝ていて、美智はアイロンがけをしている。

喜代枝「美智が古着の行商してるやなんて思うてもみいひんかったえ。昔のお母ちゃんとおんなじやないの」

美智「そうや。昔のこと思い出して始めた仕事やもん。今はな、農家のお金回りがええさかい。3人暮らせるぐらいなんとかなるわ」

喜代枝「昔は、あんまり売れへんかったけどな。なあ、お母ちゃんも一緒に回ろうか? 昔取った杵柄や」

美智「それより、麻子の面倒見てて。お母ちゃんに昔みたいな苦労させとうないもん」

 

喜代枝「そうかて、遊んでたらバチが当たるわ」

美智「何言うてんの。うちはな、麻子をうんといい子に育てたい思うてるの。あら、穴が開いてる」

喜代枝「あっ、それ。お母ちゃんがしてあげる。貸してみ」

美智「いいの」

喜代枝「ええから貸してみ。ちょっと、お母ちゃんの袋、取って。眼鏡入ってるやろ」

美智「はい」

喜代枝「おおきに」すぐ繕い物に取りかかる。

 

美智「お母ちゃんが帰ってきてくれて、ほんとに助かるわ。うちは働かんならんさかい、麻子まで手が届かんし、遊び相手にもやってやれんし」

喜代枝「ええ子に育ってるやないの。そやけどな、このまま父(てて)なし子やったら、なんやかわいそうな気ぃもするな」

美智「井波はまだ生きてる」

喜代枝「遺骨はちゃんと返ってきたんやろ?」

美智「誰の遺骨か分からへん。戦死したはずの人が、ひょっこり帰ってきたいう話、聞くやないの」

喜代枝「うん。そうやけどな…」

 

変な父親ならいないほうがいいと思うけどな~。喜代枝はそうじゃないんだろう。

 

吉岡家

俊子の兄「あ~、じゃあ、分かったな? 待ってるから必ず来るんだぞ。ええ? いつまでも贅沢ばっかし言ってると、しまいにもらい手がなくなっちまうからな」

 

喜代枝「ごめんください」玄関を開ける。

 

俊子の兄「じゃあな。あっ、さあ、どうぞ」家を出ていった。

喜代枝「へえ」

 

今日はキャストの中に男性の名前が2人出てるけど、俊子の兄は佐野哲也さんのほうだと思います。「赤い疑惑」の25話、「マー姉ちゃん」の130話、「岸辺のアルバム」の11話などなど。知らず知らずにお見かけしていた方だった。

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俊子「あの…お母さん、ちょっと聞いてくださいな」

喜代枝「これから石山はんとこへ、ご挨拶に行こう思いまして。それで…」

俊子「ああ、そうですか。でも、ちょっとだけ」

喜代枝「へえ。ほな」玄関の戸を閉めた。

 

俊子「今の人、千葉の実家の兄なんですけどね、あしたどうしても見合いをしろって聞かないんですよ」

喜代枝「お見合いを?」

俊子「まあ、前から催促はあったんですけど、いいかげんな返事しといたんです。何しろ相手が50の人で大きな子供が4人もいるっていうんですよ。そんなとこへいくらなんでも行く気にはなれませんでしょ? 人の弱みにつけ込んで、ほんとに腹が立つわ」

喜代枝「でも、奥さんがお嫌やったら、なにも…なあ?」

俊子「まあ、それはそうなんですけどね。でも、一生、このままっていうわけにもいきませんでしょう?」

喜代枝「うん…」

 

4人も大きい子供で世話しなくていいのなら、いいんでは?とだんだん思えてきた。「ありがとう」の園長夫婦みたいな年の差婚はこの時代よくあったんだろう。

 

石山の事務所

電話している石山。「ええ、分かりました。それでは3時ごろにお伺いします。ええ、それじゃ、そのとき詳しく」受話器を置く。「山田君、これ裁判所へ届けてくれないか?」

山田「はい」

 

ノックがして麻子を連れた喜代枝が顔を出した。

石山「やあ、おばさん」

喜代枝「お邪魔します」

石山「あっ、やあ。よく来てくれましたね。さあ、どうぞ」

喜代枝「ええ、お仕事中、すんまへん。ちょっと落ち着きましたさかい、ちょっとご挨拶に思いまして」←この前家に来たんだからいいじゃん!と思ってしまう。

石山「いや、わざわざ恐れ入ります。さあ、どうぞ」

喜代枝「ええ」ソファに座る。

 

石山「麻子ちゃんもよく来てくれたね」

麻子「こんにちは」

石山「こんにちは。美智さんは、お仕事ですか?」

喜代枝「ええ。あの…これ、闇市で買(こ)うてきたおみかんどすけど、召し上がっておくれやす」

石山「はあ、みかんですか。これはどうも。じゃあ、遠慮なくいただきます」

喜代枝「へえ」

 

石山「山田君、頂いたよ」

山田「どうも」

石山「京都時代にお世話になったおばさん。手伝ってもらってる山田君です」

山田「よろしく」

喜代枝「こちらこそよろしゅうお願いします」事務所内を見渡して「石山はん。ほんまに立派におなりになって…」

石山「アハッ、いえ」

 

夜、井波家

美智「さあ、ねんねしなさい」

麻子「おやすみなさい」

美智「おやすみなさい。お母ちゃん、ちょっと…」

喜代枝「なんえ?」

美智「話したいことがあるの」麻子の寝床から離れる。「うちな、石山さんに迷惑かけとうないの」

喜代枝「分かってる。そやさかい、時々、お邪魔して、お掃除やらお洗濯やらしてあげよう言うてんのやないの。石山はんかて喜んではったえ」

美智「そうやないの。とにかくあまり深(ふこ)うつきおうてもらいたくないの」

喜代枝「なんで? なんでやねん?」

 

美智「うちな、お母ちゃんが満州行ったあと、石山さんと結婚の約束したことがあったんやわ」

喜代枝「いや…それ、ほんま?」

うなずく美智。

喜代枝「な…なんで一緒になれへんかったん?」

美智「いろいろわけがあってな」

喜代枝「どんなわけや」

 

美智「そのうちゆっくり話してあげる」

喜代枝「ん…なあ…今、話してくれたらええやないの」

美智「うち疲れた。またな」

 

利周のせいだって1ミリも思ってなさそうな喜代枝。小野木の話も全然しないし。

 

満江が井波家を訪れた。「ごめんください」

喜代枝「へえ。あの…どちら様で?」

満江「私、井波の母親ですが」

喜代枝「いや…井波はんのお母様で」

満江「あの…美智さんはおいでには?」

喜代枝「へえ、あの…ちょっと出かけておりまして。さあ…さあ、どうぞ」

満江「あの…あなた様は?」

喜代枝「お初にお目にかかります。美智の母親でございます。さあ…さあ、どうぞ」

満江「はあ」

 

農家

美智「じゃあ、またお願いします」

女性「はい、ご苦労さん」

大きな行李を背負って歩く美智。

 

夜、井波家

美智にメモを渡す喜代枝。「今夜はここへ泊まるさかい。あんたが帰ってきたら来てほしいって、そない言わはって」

 

美智「麻子も田舎のおばあちゃんに会ったの?」

麻子「うん」

喜代枝「見とおみ。お米やら、おみそやら、こないにぎょうさん持ってきてくれはって」

美智「うち、お夕飯済んだら行ってくるわ」

 

喜代枝「ほんまはな、ここへお泊めせないかんのやろうけど、お母ちゃんがどこか行こうか?」

美智「いいの。うちと二人っきりで話したいことがあるんやと思うの。前から田舎のほうへ引っ越してこいと言われてたさかい」

喜代枝「引っ越し?」

 

満江の泊まっている宿

美智「私も何度か田舎のほうでごやっかいになりたいと思ったことがありました。でも…」

満江「そうね。お母さんがご一緒だとは思いませんでしたよ」

美智「すいません」

満江「いいえ。ご苦労なさったんでしょうから親孝行してあげなさい」

美智「ありがとうございます」

 

満江「どうかしらね。麻子ちゃんは私のほうで…謙吾のたった一人の忘れ形見ですからね。主人からも必ず連れて帰るように言いつかってきたんです」

美智「でも、それは…」

満江「私も母親だから手放せない気持ちは分かります。でもね、あなたはいつかは再婚なさるんだから」

美智「いえ、私はもう…」

満江「まだまだお若いし、そのうちには、きっとその気になりますよ。そのためには麻子ちゃんは私どものほうへ渡して、井波の籍を抜いたほうがあなたのために…そうでしょう?」

 

美智「私、再婚は絶対にしません。夫はまだ生きてると思ってるんです。本当です」

満江「私だって、そうは思いたいけど。でも、やっぱり…」

美智「麻子には私がまだ必要なんです。私にとっても麻子は生きる支えですから」

満江「困ったわね。お母さんと麻子ちゃんを抱えて大変でしょう。田舎は食糧事情だっていいんだし」

美智「時々は必ず麻子を連れてお邪魔します。きっといい子に育てますから、お願いします」

満江「どうしても聞いてもらえないようね」

美智「すいません」

 

満江「でもね、美智さん。人間の気持ちは変わりやすいものよ。あなただって、そのうちにはきっと…」

美智「いいえ」決意のこもったキラキラお目目

 

どうでもいいことだけど、満江が田舎と言うのはいいけど、美智が田舎というのは違うだろー!

 

井波家

ソワソワして美智を待っていた喜代枝。「おかえり」

美智「ただいま」

喜代枝「どないやった? やっぱり田舎へ来い言うてはった?」

美智「心配せんで。お断りしたさかい」

喜代枝「なあ、美智。お母ちゃんな、自分一人ぐらいのことやったら、どうやってでも生きてけるさかい、ほんまえ。そやさかい、お母ちゃんのことはなんにも考えんと…あんたを捨てて満州へ行ってしまった親やもん。今更、あんたにすがろうっちゅうほうが間違いや」

美智「お母ちゃん、黙ってんか」

喜代枝「なあ、自分の一生を決めんならん大事なことやさかい」

美智「お母ちゃんと別れろなんて言うてへんえ。親孝行しなさいって」

 

喜代枝「そらな、教養のあるお人やさかい、そない言うてくれはったのかもしれへん。けど、本心はな…」

美智「もう済んだ話やさかい。ええやないの。うちはこのうちを離れとうない。いつあの人が帰ってくるかもしれへんし。約束したんやもん。いつまでも待ってるさかい、帰ってきてって」

喜代枝「水をさすようやけど、女は弱いもんやさかい。あんまり気張らんほうがええ思うわ」

美智「どういう意味?」

喜代枝「吉岡さんも言うてはったえ。初めはな、一生、再婚なんかせえへん、そない思うてたんやけど、女のさがっちゅうもんは弱いもんやて」

美智「嫌な言葉やな」

喜代枝「なんで?」

美智「そうやないの。女は男なしで生きられへんって聞こえるやないの」

喜代枝「そらそうや。こないな大変な世の中や。子供抱えてどないするの?」

美智「田舎のお義母(かあ)さんも言うてた。麻子を渡して再婚したらええって。お母ちゃんもそう言うの?」

喜代枝「田舎のお義母はんが麻子ちゃんを?」

美智「麻子は、うちの命やもん。あした早いからもう寝よう」

 

喜代枝「なあ、美智。麻子のためには、かえってそのほうがええのんかもしれんなあ。麻子かて今よりはずっとええ暮らしができるんやし、先のことも安心やし」

美智「お母ちゃん…」

喜代枝「いっときの気持ちだけではいかん、言うてんのや。あんたかて、いずれは…いずれは誰ぞと夫婦(めおと)になるっちゅうときが来るかもしれへん。そやさかい…」

美智「お母ちゃん、よう聞いといて。お母ちゃん、今、言うたな。女のさがは、もろいもんや。男なしでは生きていかれへんって。そやけど、うちは、そのために子供を捨てるような、そんなむごいまねは、ようせんで。うちは、お母ちゃんと違う。子供を捨てることだけは絶対にせん」←よう言うた!

 

泣き出し、服をたたみだす喜代枝。

美智「堪忍。お母ちゃんを責めよう思うて言うたんやないの。つい気が立ってしもうて…」

喜代枝「そんな気休め言うてくれへんかてええわ。お母ちゃんな、どない責められたかて、ひと言もあらへんさかい」

美智「お母ちゃん、堪忍言うてるやないの」

喜代枝「お母ちゃんな、このうちから出てくわ。お…お母ちゃんには、このうちにおる資格がないさかい」

 

美智「お母ちゃん。分からん人やな。どう謝ったらええのや? もうええ。勝手にどこへでも行ったらええやないの。行くとこもないくせに」

泣き崩れる喜代枝。

美智「お母ちゃん、うちはな、お母ちゃんも麻子も2人とも大事なんや。どっちとも別れられへん。そやさかい、3人で頑張って仲よう暮らそう。なっ? 二度とうちを出るなんて言うたらあかんえ。ほんまにお母ちゃんを頼りにしてるんやさかい。なっ? はよ、涙拭いて。堪忍え」

うなずく喜代枝。(つづく)

 

うーん、喜代枝の悪いところを指摘したら逆ギレして、結局美智が謝って…石山はんも喜代枝が掃除や洗濯すると言ったら喜んでたって…なんだかなあ。美智の周りにまともな人がいなくてイヤになるね。