TBS 1970年10月1日
あらすじ
風邪をひいて寝ている進矢(石坂浩二)に、光(水前寺清子)は無理をして買ったグレープフルーツを一個届けに行った。しかし既に松平雪乃(佐良直美)から箱いっぱいグレープフルーツが届いており、進矢は玉造(伊志井寛)や静香(乙羽信子)と楽しく食べているのを見て、そのまま引き返してきた。母の勝(山岡久乃)はそんな光がいじらしかった。
2024.10.24 BS12録画。
作:平岩弓枝
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四方光(よもひかる):水前寺清子
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四方勝(よもかつ):山岡久乃
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洞外大介:中村俊一
正司良二:岡本信人
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バーのマダム:斉藤美和
刑事課主任:中台祥治
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鶴田文夫:山崎猛
石田:田村保
中川:荒川保男
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杉本比奈子:長山藍子
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杉本公一:児玉清
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洞外次代(どうがいつぎよ):沢田雅美
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鶴田清子:奈良岡朋子
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松平雪乃:佐良直美
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洞外三千介:宇佐美豊
藤原赫子
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朝倉一
松尾悦子
中村春美
石井聖孝
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劇団いろは
エースプロ
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九玉造(いちぢくたまぞう):伊志井寛
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九静香(いちぢくしづか):乙羽信子
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堀江香子(ほりえきょうこ):和泉雅子
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
前回の振り返り。「鉄道唱歌」のインストをバックにしみじみ語り合う九夫婦。
園長の「鉄道唱歌」で寝つくのも静香の芋粥を食べるのも進矢の気遣い。光に「かわいい鬼だな」と言ってさっさと寝つく。
すっかり熱も下がった進矢。松平雪乃がグレープフルーツのカゴを届けに来たと静香が伝えた。高いんだろ?と園長。進矢はみんなで食べようと提案した。
炊事場で食事作りをしている勝。光は朝食も食べずに果物屋でグレープフルーツを1個買い、進矢にあげようと思ったが、園長の部屋で3人がグレープフルーツを食べているのを見て戻ってきた。勝はグレープフルーツを仏壇にあげた。
静香がグレープフルーツをおすそ分けに持ってきて全てを察した勝。光は朝食も途中でやめて出勤していた。片付けようよ〜。鬼のお勝に育てられた割には〜って行動が多い。
豆せん
起きて来ない公一を怒ってるんじゃないかと心配する香子。比奈子は公一の両親が香港、台湾に出かけるため、羽田まで車で送るので寝かせてやろうと言い、香子は出かけた。その後、起きてきた公一は怒っていて、比奈子にタバコの煙を吐いた。いくら児玉清さんでもヤダわ〜。
パトロール中の光と次代。すっかり秋だねえと言うけど、セットだからなあ。たまにはロケしてくれ。光は家出したっぽい少女と男の子を見つけた。
豆せん
怒っている公一とケンカになった比奈子は涙を拭い、しゃべらなくなる。公一は比奈子の機嫌をとるように「比奈ちゃん」と語りかける。両親の出発は2時。公一は1時に羽田に向かい、比奈子は留守番で公一にせんべいを持たせた。
上野署
バラバラ殺人の被害者・工藤正一は岩手出身、両親は亡く、弟妹を東京に呼ぼうとしていた。転々と職業を変え、バーテンダー時代に友人の勧めで隆鼻術をしていた。こういう貧しい東北人が犯罪の被害者になったり、加害者になったり…多かったのかなあ?
光と次代が上野署に保護した少女と男の子から話を聞くと、上野公園の美術館のベンチで兄と待ち合わせていたと言う。兄は3年前から上京していて、いい仕事が見つかって3人暮らせるようになったと汽車代も送ってくれた。きれいな標準語の女の子。
あら? キャストクレジットに名前ないけど、山根主任出たー。下川辰平さん。昔のドラマ、たまにこれある。光たちが保護した子供たちが工藤正一の弟妹と分かり、何ぃ!?
園長の部屋
進矢のセーターを編んでいる静香。5〜6年すると老眼がひどくなるから無理だろうと話す。
園長と良二が運動会のプログラムを考えている。パン食い競争…どんなものか知ってるけど、やったことはない。よく考えなくてもやりたくない。
スリのパトロールをしている鶴長さんと香子。秋は意外とお金を持っている人が多い。さっきの被害者もハンドバッグに海外旅行用におろした30万円を持っていた。さっそく怪しげな角刈りサングラスを見つけた2人は後をつけた。
上野署
山城主任が進矢に話をつなげて、工藤正一の弟妹であることが分かった。工藤正一は手紙に住所を書いてなかった。妹が知っていたのは、工藤正一が2年前まで住んでいた弥生町のアパート。
スリを追いかけて横浜まで来た鶴長さんと香子。駅の売店で瓶牛乳を買う。ホームで文夫を見かけた。
洞外家
次代と三千介は食事中。きくは近所にサツマイモをもらいに行っていた。不思議と戦争を経験した世代でも男性は芋なんて見たくもないと嫌う人も多いのに、女性でそういうこと言う人いないよな? 作る人と食べるだけの人は感覚が違うのかな。
四方家
光も食事しながら、勝と事件の話をしていた。妹は17、弟は小学生。工藤正一は手紙に近々、まとまったお金が入ると書いていた。会話中、光がアイロンにお湯を注いで、熱っ!ってなってても、うま〜く会話を続けている。
横浜駅ももちろんセット。文夫を追いかけて走り出した鶴長さんを待っていた香子。鶴長さんは文夫を見つけることができなかった。
事務所
文夫が外国タバコを20カートン運んできたと中川に伝えた。文夫にタバコを買いに行かせ、石田と「ブツは入りましたよ」と電話で話す中川。
バー
進矢は工藤正一が働いていたマダムと話していた。同僚バーテンダーの話によると親しくなった客に引き抜かれたのではないかと言う。ここで石田とつながった!
園長の部屋
仕事が忙しく帰って来れない進矢を心配する園長と静香。
四方家
勝も夫が新婚5日目から帰宅せず、本部に連絡すると出張していたことが判明。夫にはこんなことで電話するなと怒られた。刑事の妻になってどうだった?と聞く光にタヌキ寝入りをする勝。
翌朝、昨夜は心配で眠れなかったという園長や静香と話をする勝。雪乃が訪ねてきて、進矢が帰っているか聞いた。仕事の話をしにきたようだと勝が寝起きの光に伝えるとムッとしていた。
豆せん
海外旅行は大変だね〜という話。羽田に2時に集合したのに出発したのは5時近く。帰りも税関が面倒。最近は素人が麻薬を持ち込む。鶴長の弟の話から、父がまだ入院しているという話になり、比奈子は香子に見舞いに行くようにいう。
良二が今度の日曜日に行われる運動会のお菓子の注文を持ってきた。卒業生の競技は借り物競走。私はモンペで走る!と張り切る。当時の女性の動きやすい服ってモンペなのかね?
上野署
麻薬Gメンの雪乃から横浜に大量のLSDが入荷したことを伝えられた進矢。ここでもまた石田が出てきた。
進矢たちは石田を張り込む。
パトロール中の光と次代。光は靴ズレで道端に座り込んだ。(つづく)
もっとほのぼのした話がいいよう〜。