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【連続テレビ小説】マー姉ちゃん (47)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

4年ぶりに茜(島本須美)と再会したマリ子(熊谷真実)。駆け落ちした後、信彦と泥沼にハマったような暮らしをしていた茜。だが、茜の父が別れを条件に信彦のイタリアへの留学費を用立て、茜を病院へ入れたのだと言う。壮絶な過去から立ち直ったという茜は、マリ子には素敵な人が現れると言い残し、去る。マリ子が帰宅すると、大宗(渡辺篤史)が神父騒動の見舞いに来ていた。大宗は、さりげなくマリ子の婿事情を探るのだが…。

日暮里で4年ぶりにばったり会った茜でした。

 

藤城屋という甘味処に入ったマリ子と茜。マリ子は信彦とこの店に来たことがあると話した。茜さんのアパートメントに伺った前の日。

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信彦の茜に対する気持ちを知らされたマリ子はキューピッドの役目を買って出た。これが4年前。

 

マリ子は2年前に信彦が磯野家を訪ねてきた話をする。

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マリ子「一体何があったんです? 信彦さんにあれからお会いになりましたか?」

茜「信彦は今、パリにいるわ」

あれ? 今日のあらすじにはイタリアと…なんだ、この間違いは。

 

別れるという条件で茜の父がパリ行きの費用を出した。信彦が横浜から船に乗っていた頃、茜は精神科の病院に入院させられ、それから丸1年閉じ込められていた。

 

茜「来る日も来る日も鉄格子のはまった窓と白い壁だけ。私は本当にズタズタになるところだったわ。そして絵が描きたかった。信彦も愛も父も家屋敷も何も要らない。一箱の絵の具さえあったら、この壁も天井もありとあらゆる絵で塗り潰して見せるのに…。だから眠れば夢の中で絵を描こうとしていた。でも夢は夢ですものね。朝になればまたあざ笑うような白い壁が私を取り囲んでる。

しまいには気が付くと私は爪で壁をひっかいているのね。苦しかったわ。確かに私と信彦の生活は泥沼にはまり込んだようなものだったわ。でも引き裂かれようとは思わなかった。だから駄目になるならなることで2人の関係を貫きたかった…。」

 

信彦がマリ子の家を訪ねた時はマリ子も信彦を捜し回っていた。そして、信彦のパリ行きを知って逆上。泣いてわめいて暴れて…結果精神病院に入れられた。マリ子は何とか病院を出たい、もう一度自由を取り戻したいと思った。その経歴?を逆用してもらい手のない女として親の押しつけてくる結婚などしないで済む。

 

茜「4年前のあの時、『信彦に懸けてみる』。私はあなたにそう言ったわね」

マリ子「はい」

茜「でも賭けに負けたのは私の方だったの」

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昨日の回で、茜さん前よりきれいになったという感想を持ったんだけど、ツイッターだとやつれたとか私と逆の感想が多かった(^-^;

 

マリ子は家に帰り、4年前に描いていた茜の肖像画を取り出す。

茜「私たち目黒の奥の方でひっそり暮らしていたの。逃げ出す時にばあやをだまして持ち出したお金で半年くらいはのんきに暮らしたの。でもお金がなくなるにつれて信彦には隠れがじみたそんな所が苦痛だったのね。愛が失われたとは言わないわ。

でもね、愛だけでは人間生きていけないのよ。信彦は私といることで駄目になっていくって思ったの。それが分かっていながら駄目になっていくことはない。私が病院の中で立ち直ったように多分、信彦もそれが分かってパリへたっていったんだと思う」

 

絵と対話するマリ子

マリ子「今でも愛していらっしゃるんですか?」

茜「愛はあらゆるものを生み出せるけど、全てを殺すこともできるの。だけど、あなたがいつか巡り会う人だけは必ずすばらしい方よ。私、なぜかそう信じているわ」

 

絵を見ているマリ子を見ているヨウ子。マリ子が気付く。

ヨウ子「お加減でも悪いんじゃないかと思って」

茜のことを「どうなさっているんでしょうね」と聞くヨウ子に「本当に」と答えたマリ子はヨウ子がモデルの絵の続きを始め…ようとしたらマチ子に「お茶にしましょうか」と声をかけられた。

 

マチ子「おやつはきんつばよ!」

マリ子「きんつばだって! ハハハッ!」とすぐに切り替え、「きんちゃん、きんつば、きん五郎!」とヨウ子と茶の間に行くと、均五郎がいた。

 

昨日のことで田河先生と奥様が心配して均をお見舞いによこした。

 

マリ子「おいしい! あんこがいっぱい! 私ね何でもたっぷりしたのが好きなんです」

マチ子「かくてまん丸に太っていくのである」

均「そうですね」

均は2人の会話にほほえましく見ていた。

 

均「しかし、皆さん、お年頃になられてね」と話題を振り、「僕は次男ですからね、身軽なんですけれども、お姉さんの場合、長女だから大変ですよね。やっぱり婿をお取りになるんですか?」と探りを入れる。

 

何も考えていないというマリ子。

はる「いいんですよ。それで。もしどうしても一緒になりたいという人が現れたら、このうちはマチ子に譲ればいいんですから」

マチ子「えっ、私が戸主になっちゃうの?」

均「なんのなんの。マチ子さんは戸主としての風格備えてらっしゃるから大丈夫」

マチ子「それどういう意味?」

均「いや、それはまことに勇ましいし、それに嫁さんもらっても似合いそうだから」

マチ子「失礼よ、女として認めてないみたい」

はる「認められたかったら、もう少し女らしいことを身につけることね」

マチ子「あいにく仕込んでくれる母親が不在だったもんですから」

はる「それは申し訳ございません。だからいかにして生きるべきか、また『聖書』を白紙から読み直しているんじゃありませんか」

 

均がマリ子に決まった人がいないか確認すると、マチ子が田河先生から聞いてこいと言われたのだと思いこんだ。先生は子供がいらっしゃらないから、マリ子達が結婚するのを楽しみにしているんだろうと言った。

 

天海との話が決まっているのでは?という均にマチ子は天海はお兄さんだからマリ子に独り占めされたらたまらないという。ニコニコする均だったが、マリ子が当分結婚する意思はないという言葉にガックリ。

 

哀れ、ほっとするかと思えばピシャリと戸を閉められた思いの均五郎でした。

 

均を送り出すと、ちょうどマリ子宛の手紙を受け取った。

 

マリ子「連隊本部発表! 『この度トミ子さんが結婚することに決定しました』!」

 

トミ子の手紙「つきましては、遠い折、申し訳ありませんが親友として是非、結婚式に出席していただきたくお願いします」

 

マリ子「行きたいわよ、トミ子さんの結婚式なら、私、絶対、行きたい!」

はるもトミ子さんはどんなに遠く離れていても親友なんだからと快諾。はるに抱きついて喜びを爆発させたマリ子だった。マチ子もヨウ子に抱きつく。

 

とびっきりの明るさがあっていいんだけど、ヨウ子のよそよそしさがどうも気になってしまう。