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【ネタバレ】グリーンブック

2018年 アメリ

 

あらすじ

1962年。NYのナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップは、ある日、黒人天才ピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。ホワイトハウスで演奏したほどの天才は、差別の残る南部への演奏ツアーを企てていた。2人は黒人用旅行ガイド=グリーンブックを頼りに出発する。

たまたまチャンネルを変えたときに目に入って最初の30分くらいを見逃したものの面白くて最後まで見ました。番組表を確認するとまた放送される日があったので録画。まー、こういうのがあるからCSっていいよね。

 

さらに録画したまま観ないでいると吹替え版があるのを知り再録画。吹替えがあるならそっちでもいいかなーと思う派。でもさらに字幕がついてると嬉しい派。今回は字幕なし。

 

音楽がたくさんの映画が好きなんです。

 

ニューヨークのナイトクラブ「コパカバーナ」の用心棒として働くトニー・リップ。しかし、ナイトクラブが改装のため閉店となり、仕事にあぶれた。

 

トニーはイタリア系アメリカ人で何かというと親戚がたくさん集まる家で妻子のためにも仕事を探さなくてはいけない。

 

ドクターが運転手を探しているというので、カーネギーホールの上に住むドクター・シャーリーの面接に行った。ドクターで医者と思っていたが、現れたのは民族衣装を着たアフリカ系アメリカ人の音楽家だった。

 

黒人に仕えることに抵抗はないかと聞かれ、それはないというが、差別の激しい南部をツアーすることや8週間もの間、ツアーで家を空けなければいけないことを知らされた。運転手として仕事が決まり、日程表とグリーンブックを手渡された。グリーンブックとは黒人が泊まれる宿が書いてある本。

 

妻のドロレスから手紙を書くようお願いされた。スーツを着て、お出迎え。ドンもスーツで几帳面そうな性格。ピッツバーグのコンサート。トニーは他の黒人運転手達と打ち解けて賭けをしていた。

 

トニーはドンは天才だと手紙に書いていた。しかし、ドンとは衝突ばかりしていた。

 

演奏ツアーが続き、打ち解けて話すようになっていた。ドンには疎遠になった兄と別れた妻がいる話を聞いた。ケンタッキーに着いたトニーは「ケンタッキーと言えばフライドチキンだ!」と興奮。運転しながらチキンを食べ、ナイフとフォークでしか食事をしたことがないドンに無理矢理チキンを手掴みで食べるよう勧めた。

 

「チキンの骨はどうするんだ?」とドンに問われたトニーは窓の外にポイ捨てしたが、飲み物の容器まで捨てたときには戻って拾わせた。

 

黒人専用の宿に泊まったドンは同じ黒人同士でもなじめない。バーに行ったが、白人達にボコボコにされた。トニーは銃を持ったフリでその場を切り抜けた。

 

各地で演奏は絶賛されるが、一歩コンサートホールを出ると差別される。ある家?ではトイレに入ろうとしたが、外の黒人用トイレを勧められ、一度モーテルに戻った。トニーはドンの仲間からこれからもこういうことはあるのだから、こういう扱いを我慢させるよう言った。

 

トニーはドンの指導を受けながら詩的な手紙を書いて、ドロレスを感動させた。

 

ある紳士服店に入り、トニーがドンに試着をさせようとするが、店主に断られ、店を出た。

 

夜、ドンは白人男性といちゃついていたとして裸で拘束されていた。トニーは警官達にお金を払って釈放させた。

 

ある雨の夜、警官に車を止められ、免許証の提示を求められた。トニーはイタリア系をバカにされ衝動的に警官を殴り、トニーと一緒にドンまで収監されてしまった。ドンは弁護士を呼んでほしいと警官に訴え、ロバート・ケネディに連絡をつけケネディの一声で釈放された。その後、言い合いになるが、トニーとドンは同じ部屋に泊まり、しみじみ語り合う。

 

クリスマス。招かれた場所でVIPだと言われるが、ドンの控え室は狭い物置。トニーはドンの仲間達と食事をするがドンはいない。ドンは白人専用レストランに入ることができなかった。

 

ドンはレストランに入れないなら演奏を拒否すると言い、ドンはレストランのオーナーから100ドルを手渡され説得するよう言われる。

 

しかし、トニーはドンに食事をさせるため「オレンジバード」という黒人ばかりのクラブに連れ出した。トニーがドンをピアノ弾きだと言ったので、店員から聴かせてと言われ、店のピアノでショパンを演奏。

 

喝采を浴び、店のバンドが演奏する曲に合わせてドンもアドリブで演奏した。楽しい演奏は終わり、これから帰ればクリスマスイブに間に合うとニューヨークに向かう。雪の降る中、運転していると警官に止められた。車体が左に傾いている、パンクしてないか?という指摘だった。

 

あまりに眠くてどこかモーテルで休もうというトニー。家では親戚たちも集まり、クリスマスの準備が進む。後部座席でトニーが眠り、ドンが運転した。

 

トニーの家に到着。ドンに家族に会ってほしいというが、ドンは帰った。トニーの帰宅に家族は歓迎した。ドンは一人の部屋に戻った。

 

賑やかなクリスマスパーティー。質屋の夫婦がやってきて、その後、ドンがシャンパンを持ってきた。ドロレスは「素敵な手紙をありがとう」とドンにお礼を言った。(終)

 

エンディングでその後が語られ、トニーはコパカバーナで支配人に上り詰め、二人とも2013年に数ヶ月差で亡くなった。

 

アカデミー賞の作品賞をとりながら、「白人の救世主」描写で賛否のある作品なんだそうです。友人関係ではなくあくまで雇用関係だったとか…言われれば、ドンはこだわりがあったり、マイナス面も描かれていたけど、トニーは少々短絡的だがいい奴という描写だった。美化しすぎるのはあるあるなのかもねー。でも面白かったけどな。

 


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