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【連続テレビ小説】あぐり (33)「はじめての東京」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

あぐり田中美里)はエイスケ(野村萬斎)に頼まれて朝食を作ろうとするが、作る途中に他のことに気を取られてボヤを出してしまう。様子を見に来た隣家のうめ(菅井きん)と春子(川俣しのぶ)に誘われて朝食をご馳走になるが、なんでもポンポン言い合う二人に驚くあぐり。エイスケがどこかへ生活費を調達しに出かけ、あぐりが掃除をしながら待っていると、燐太郎(野村宏伸)が自分の書いた詩集を読んでもらおうと持ってくる。

あぐりはいつものバケツガンガンでエイスケを起こしたものの、朝食の用意はできておらず、エイスケを散歩に行かせて朝食を作る事にした。エイスケさん、米の水加減も分かってたんだから教えてもらう、あるいは一緒に作るとかすればよかったのに、時代的に無理だったのか。

 

昨日のことはお互い尾を引いてないのがこの夫婦なんだよね~。どっちも根に持たない、あっさりとした性分。

 

家事を全くやったことのないあぐりは、料理の本を探そうとエイスケの部屋に行ったが、画集に見入ってしまい、ボヤを起こした。隣のうめと春子の家で朝食をごちそうになった。そういえば、うめと春子はよーく覚えていたのに旦那さん出ていたんだ~。いつも隣の垣根の所でしゃべってるところばかり覚えていて、結局旦那さんの姿は見せてないんだっけ?とか思ってた。子供も結構いたね。

 

目の前でポンポン言い合ううめと春子をうらやましがるあぐり。エイスケに詐欺師に200円を盗まれたことも言った。それならおふくろさんに仕送りしてもらうか、というエイスケがさすがお坊ちゃん。しかし、子供がいる夫婦とはいえ10代だもんね。あぐりはそれは言いにくいというと、エイスケはあてがあると言って出かけて行った。

 

あぐりが家にいると、燐太郎が訪ねてきた。初対面なんだね。燐太郎はあぐりの斬新な洗濯物の干し方を見て驚く。シャツの袖口を結び付けてるのは確かに見た事ないな。

 

燐太郎は書き上げた詩集をエイスケに読んでほしいとあぐりに託し、帰って行った。その後、エイスケが帰って来て、お金の入った封筒を渡してまたいなくなった。

 

エイスケはカフェ・セ・ラ・ヴィへ。燐太郎が詩集を書き上げたことで、エイスケはどうなの?みたいな流れになってしまった。しかし、いま改めて見ると10代で毎日のように浴びるくらい酒飲んでたらそりゃ体悪くするわなーと思った。描写はないけど、当然煙草とかも吸ってたんじゃないのかな?

 

あぐりがこたつで寝ていると訪ねてきたのは鈴音。鍵もかけず、こたつの上の封筒もそのままにしている事を注意された。そういえば、昨日の鈴音初登場でしゃべり方に違和感あった人がツイッター上で見受けられた。あれも今の時代だと一様に”棒”ってことになっちゃうの? 一時期、90年代のドラマでよく見てた人なんだけどね。

 

鈴音が言うには、木場の材木問屋の奥さんがエイスケのパトロンでそこからお金をもらってきたんだろうということだった。

 

家事が苦手なあぐり。そりゃ今まで一度も家事をやってる描写ないもん、それはそれで当たり前に思う。「澪つくし」の律子さんが結婚してすぐ家事も手慣れた感じ、しかも夫に尽くす感じのあの時代の奥さんになってたのが私としてはちょっと残念?というか肩透かし?に感じた。家事を平等にやれって言ってんじゃないよ、ただ律子さんも普通の奥さんになっちゃったんだなあみたいな、なんかね。

 

「はね駒」のりんなんて最初の頃から結構家事手伝いしてた描写もあったし、結婚後だっていろいろやってるのに実母と同居だったばかりにいつも家事は丸投げみたいに言われてたのはかわいそうだったな。それなのに律子さんは今までやったことないのにいきなりできるの?なんてツッコミはほとんど見なかった。

 

当時はネットもなかったし、自分一人で楽しんでただけだからそれでよかったのかもしれない。今って多様性を認める時代なんじゃないのぉ? 

 

吉行あぐりさんの本が読みたいなあと探しているうちに、田中美里さんが以前演じた金子みすゞさんの本にも興味が湧いてしまった。

 

勇造さん、さわやか~。