TBS 1972年8月1日
あらすじ
夏目(倍賞千恵子)とのデートを研二(倉石功)に目撃された一郎(山口崇)は、それを聞いたサク(小夜福子)から相手は誰かとしつこく聞かれる。一方、引っ越し資金を貯めるため、道夫(小倉一郎)は夜警のアルバイトも始めるが…。
2024.6.11 BS松竹東急録画。
松田夏目:倍賞千恵子…昼はOL、夜は占い師の28歳独身。字幕黄色。
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松田南:沢田雅美…夏目の妹。19歳。
新田道夫:小倉一郎…新田家の五男。20歳。
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新田研二:倉石功…新田家の次男。27歳。
新田麗子:木内みどり…精四郎の妻。
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新田精四郎:山本コウタロー…新田家の四男。
新田英三:鹿野浩四郎…新田家の三男。25歳。
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佐山:中井啓輔…道夫の働くレストランのコックのチーフ。
小峰陽子…占いの客
伊沢理恵
守衛:松原直
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新田サク:小夜福子…新田家の母。
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監督:中川晴之助
遊園地
モノレールの後ろに岡田屋という看板が見えたので調べると、横浜の西口に横浜おかだやデパートがあり(現・横浜モアーズ)、屋上スペースに遊園地があったそうです。1982年に縮小、2008年に完全撤去され、駐車場に。今でも夏季はビアガーデンになったりするそうです。
遊園地内を歩いてきた夏目は緑色のジュース(メロンソーダ?)を飲んでいる一郎の肩をたたいた。
夏目「ホントにあなたって、どうしていつもこんな奇妙なとこに呼び出すんですか?」
一郎「あれ? ここ奇妙な所ですか?」
夏目「何か急なご用ですか?」
一郎「いや、今、ポケットを探っていたら、この間の映画の半券が出てきましてね。それで…あんときのお金」
夏目「それだけですか? 用件は」
一郎「ああ…なにも今日でなくてもよかったんだけど」
ため息をつく夏目。
それにしてもアップで顔が映ることが多いこのドラマで山口崇さんってホントに瞳の色が明るい茶色でそれがとても魅力的に見える。
一郎「日曜日でもうちにばかりいらっしゃるんですか?」
夏目「いえ、私だって映画見たり、買い物ぐらいしますわ」
一郎「ああ…あっ、じゃあ、僕も買い物つきあいましょうか。ああ」となぜか一人で納得している。
後ろのメニュー
ソフトクリーム 70円
エスカレーターを降りながら、南と道夫が部屋探しを始めている、南を彦根の母のとこに帰してしまおうかと思っている、南には本当に手こずると話す夏目。
今度はエスカレーターを登る夏目と一郎。「いい所ですか? 田舎は」
夏目「ええ、いいとこです」
一郎「ああ、どんなとこです?」
夏目「琵琶湖が近くて、お城があってアユがとれます」
一郎「へえ~。できたらそういう所で暮らしたいな」
戸惑いの表情をする夏目。
民芸品みたいなものを売ってる店
一郎「どうして出てきたんです? 退屈だったんですか?」
夏目「私には小さな町すぎて…どうしてそんなこと聞くんですか?」
一郎「あなたも帰ったらいい。そうしたら今ほどギスギスしなくなりますよ、きっと」
夏目「また皮肉ですか?」
一郎「いや、皮肉なんかじゃない。でも…ポカーンとした時間も必要なんだなあ、人間には。みんな忙しすぎるんだよ」水木しげるさんが書いたサラリーマンを立体化したみたいな眼鏡をかけた猿の置物を手に取って見ている。
岡田屋を出た一郎は夏目に紙袋を手渡す。
夏目「あっ、どうもすいません」
荷物持ってあげたりもするんだな。意外。
一郎「今日はまずまずの出来でしたね」
夏目「まずまずって、なんのことですか?」
一郎「いや、それほどひどいケンカにならなかったってことですよ」
夏目「私は、すき好んでケンカをしてるわけじゃありません。ケンカを吹っかけるのは、あなたのほうですもの」
一郎「ええ? そうかな?」
夏目「ええ、そうですわ」
一郎「じゃあ、あなたから見ると僕はまるでシャモか闘牛の牛というわけかな」
夏目「違いますか? フッ、これ以上やめときます。今日はケンカしたくありませんから」
一郎「ハハハッ、そうですね。でもどうしていつもこうなっちゃうのかな。まあ、今日は穏やかに別れましょうや」
’72 全店サマーセール の垂れ幕
遠くで研二が見ていた!
一郎「ニッコリと笑って」
夏目「ええ、じゃ、さよなら」
一郎「さよなら」
歩いている一郎を後ろから研二が呼び止めた。山口崇さんも長身(175cm)だけど、倉石功(183cm)さんはやっぱり大きいね~。
一郎「なんだ、お前か」
研二「今の人、誰?」
一郎「今の? 見てたのか?」
研二「きれいな人だね」
一郎は、しどろもどろで仕事のお得意だとごまかし、ビールを飲もうと誘う。
道夫の働くレストラン
道夫はチーフに6畳1間で1万2000円は高くないか聞いた。部屋と場所によりけりだが、普通だという答え。山元町の近くで畳屋が大家。どうしてうちを出ることになるのか聞くチーフに対する道夫の答えが「やっぱりあれじゃないですか? つまり困りますよね。核家族っていうでしょ?」って意味が分からない! 「お前、まさか…」とチーフが言うってことは、それが結婚の暗喩ってこと?
ウェイトレスからお義姉(ねえ)さんが来たわよと言われた道夫はチーフに断って厨房を出た。しょっちゅう抜け出すね~。でもチーフは怒らない。
麗子と精四郎がそば屋にいて、精四郎がざるそば、麗子は天ぷらそばを頼もうとしたが、精四郎がよしなよと止めるので、ざるそばと盛りそばを注文した。
呼び出された道夫が店に入ってきた。精四郎は「お前、なんか食べないか?」って。それどころじゃないと言いつつ、二人のテーブルの近くに座る道夫。麗子は道夫のために集めた住宅新聞とプレハブのパンフレットを渡した。
新聞を広げ、「鶴ヶ峰 新築美邸 1250万」を見て、参考にもならないと言う道夫。麗子はアパート情報も見せた。「井土ヶ谷駅 歩いて5分 美麗アパート 2万5000」は道夫にとっては高すぎる。3畳で7000円は2人では狭すぎる。
麗子は英三の部屋を空けてもらって、道夫たちがあの部屋を使えばいいと言う。精四郎は、麗子がみんなであのうちで共同生活したらいいと言う考えに反対。南はいい人らしいからきっと友達になれると言う麗子。
「おやじ太鼓」では中学の同級生で友達だったもんね。
精四郎は時代遅れ、白川村みたいな大家族主義は、うまくいきっこないと否定的。嫁さん同士が大ゲンカになると言うが、麗子は、うまくいく、大勢のほうが楽しいと意見が対立する。精四郎は今は嫁1人だから同居を選んでるのかな?
道夫が仲裁に入り、2人が来た目的を聞くと、”仲直り”。店員が持ってきた盛りそばを譲り合う。盛りそばのほうが海苔がかかって高いんだもんね。結局、盛りそばを食べることになった麗子は最初から大ざるって言ってくれればいいのにとブツブツ。ケンカしたり、そばをおいしいと言い合ったり、「さっぱり分かんないや、何言ってんだか」と道夫があきれる。
まあ、同居してんだから住宅新聞だって家で渡せばいいんだけどね。
新田家茶の間
英三「このアジ、うまいね」
サク「それはトビウオ」
英三「あっ、そう? なんだ、羽ないなあ」
一郎と研二が一緒に帰ってきた。
一郎「そこで会ってさ、ちょっとビールをね、へへヘヘッ」
研二「ああ、よかった。ご飯食べなくて」昨日設計したやつを見て欲しいと言うが、一郎はあとでいいと食卓につく。
研二「あのね、ゴキブリ防止の食器棚ってやつなんだけど」と話し始める。台所の主婦にとっては大敵で、あれが絶対に入り込まない棚を作れば…しかし、飯時によせよと一郎に止められる。妙に常識人なこともあるよね。
一郎「第一、厨房屋がそんなこと宣伝できるわけないだろう」
英三「そうだよ。なんかさ、台所、汚らしいみたいじゃないの」
研二「そうかな? だってみんなあの虫には悩まされてるじゃない」
一郎「うん…まあ、サニタリーケースなんていうふうにさ、こう、うまい文句でもつけりゃ別だけど、でもやっぱりイメージ悪いな」
元々は水回りの衛生のための設備を持つスペースの総称。
なのに今は女性の月経に関する意味を持ちすぎてる気がする。一郎が「サニタリー」なんて言ってびっくりしたけど、元々はそういう意味じゃなかったんだね。
研二が散髪したことに気付いたサク。研二は散髪代は高いから自分でやったと言う。「俺も今はやりの長髪にしようかな」
サク「よしなよ、似合わないよ」←言おうと思ってたことを言われた!
一郎と英三が笑う。
研二「うん…あの人、ホントにキレイな人だったな。ホントにお得意さんなの? 兄貴と似合いだったな。こりゃデートかなと思っちゃった」唐突に話し始める。
一郎「おい、研二」と止める。
英三「誰のこと? そのきれいな人って」
一郎「うん? 誰でもないよ」
サク「お得意さんにそんな人いたかい? 斉藤さんのお嬢さんかい?」
英三「あんなのきれいなもんかよ」←一郎に次いで無礼な人。
研二「ホントに似合いだったよ」
サクは夏目のことだとピンときた。
一郎「冗談じゃないよ、母さん」
サク「冗談じゃありませんよ」
一郎「余計なこと言うなよ、お前」
研二「あれ? どうして?」
一郎「いいんだよ。いいんだよ、黙って食えよ」
英三「兄貴、てれてんな。母さんの勘、当たってるかもしれないよ。ねえ、どんな顔してた? こう、目が大きくってさ、背、デカかった? どんな服、着てたの?」
研二「さあ、目? う~ん、大きかったかな。いや、細かったかな」
英三「なんだい、どっちだよ」
研二「え~っと、背は…うん、洋服は黄色。いや、白かな? 緑かな?」
一郎「紺と白だよ」
白いジャケットに中は紺のハイネック、パンツも紺かな。
みんなハッとする。一郎はごはんをかき込み「お代わり」を要求。
倉石功さんは「スクール☆ウォーズ」の対戦チームの監督とか「ちょっといい姉妹」でも真面目な役だし、こういうちょっととぼけた役が珍しく感じる。
アパート
桃をむいている南。ゴキブリを発見し(本物?)、「ゴキブリ、ちきしょう」と雑誌を掲げて落とした。「ヘヘッ、命中」とにっこり。その雑誌、どうするの!? 南は紙を探してくずかごへ。広げた紙が
いいいいいいいいいい……
ちちちちちちちちちち……
ろろろろろろろろろろ……
うううううううううう……
だった。南の笑顔がかわいい。
帰宅した夏目。テーブルの上にはコップや皿が出しっぱなしで片づける。布団に横になり薄眼で見ていた南。夏目のテーブルの上には例の紙が広げられていた。
南「おかえりなさいませ。お姉さんもたまには夜遊びするのね。見直しちゃった」
夏目「映画、見てきたのよ。それより…これ、あんたの仕業ね?」
南「だって、紙くずかごの中、捨ててあったんだもん。私はいいことだと思うな」
夏目「何が?」
南「お姉さんに恋人ができたこと」
夏目「何が恋人よ」紙をビリビリに破く。
南「だってさ、お姉さん、いっつも退屈そうにしてるでしょ? 日曜は。そうするとさ、決まってご機嫌斜めなんだもん、困るのよ」
夏目「悪ふざけはやめてよ」
南「じゃあ、なんなの? そのタイプ」
夏目「これ? ただのタイプの練習よ」
南「そうでしょ? じゃあ、いいじゃない」
夏目「いいことがありますか。あんたのためにあの人と会うことになっちゃったのよ。私…ん~もう」細かくちぎった紙を南の顔の上に落とした。
ビックリして飛び起きる南。
一郎が雑誌?を見ながらタバコに火をつけようとして目を白黒。色着いたほうが口に当てるほうってことだっけ?
新田家茶の間
一郎の様子がおかしいことを話す弟たち。ご飯も全然食べず、ソワソワして落ち着かない。
英三「おかげでこっちもゆっくり朝飯食えやしないや」と一郎が残した目玉焼きの皿を自分の所へ持ってくる。
サク「お前のは、ゆっくりすぎですよ」
英三「胃も身の内だもん」
英三は昨日会ったのは夏目だと決めつける。
サク「じゃ、まんざらじゃないってことだね?」
英三「うん、大体ね。いい線いってるみたいだな」
精四郎「そうか。するとソワソワの原因もそのへんにあるのかな?」
サクは秋に結婚することになったら部屋をどうしようかと言う。この時点で8月なのに秋に結婚!? 一郎たちのことだよね。
研二の案は
精四郎→下の英三と道夫の部屋へ
一郎は2階→今の一郎が寝てるところにサクが寝る
英三→今の研二の部屋に移る
道夫は結婚して他へ引っ越し、研二も近くに部屋を探す。
麗子「あら、それじゃあ、研二さん、ここ出て、どっか行っちゃうの?」
研二「うん。兄貴に嫁さんが来るんだったら、ちょうどいい機会だし、俺もどっか建築の設計事務所に勤めようかと思ったりさ」
精四郎「ホント?」
英三「一郎兄さんに言ったの?」
研二「うん、まだだけどさ」
サク「それもいい考えだね」
英三「でもさ、研兄ちゃんの設計で建築関係に通用すっかな?」
研二「磯子のほうの設計事務所で人が欲しいって聞いたんで、ちょっと当たってみたんだ」
サク「へえ~、もう?」
研二「うん、ところがそこが欲しがってんのは夜警なんだってさ」
麗子「あら、じゃ、研二さん、体格いいから向くかもしれないわね」
サク「そうだね」
笑う英三だったが、道夫は夜警をやってみたいと言う。
夜だけだからガードマンとはまた微妙に違う?
占い師の夏目。「あなたの卦は山水蒙(さんすいもう)といいまして、初めはあまりよくないんですけれど努力しだいであとへいって開けてくる運勢ですね。まあ、若い方は前途大いに有望ですけれど、あまり今、暴走しないほうが正面衝突の危険がありますから」
女性「あの…それじゃ結婚は?」
夏目「まあ、今のところ見送られたほうが…」
一郎が夏目の近くに来てウロウロ。
女性「なんでしょうか?」
夏目「いえ、あの…やっぱり…やっぱり見送られたほうがよろしいようです」
女性「そうですか」
夏目「あの…でも、焦らなければ前途は開けてるんですから」
女性「私、今、開けないとダメなんです」
夏目「それは困りました…」
女性「いいです。はい、500円ですね?」と去っていった。
夏目「はあ、どうもすいません」
女性客は小峰陽子さんだと思う。「太陽の涙」では新作の仲居。今回キャストクレジットにある伊沢理恵さんも仲居だった。伊沢理恵さんは今回は、そば屋の店員かな?
一郎「やあ、この間は」紙袋を抱えている。
夏目「いいえ。あの…何か?」
一郎は大した用じゃないと言い、道夫が結婚資金を作るために夜警のアルバイトを始めたことを話した。一郎は無理をやめさせるためにこれから行く。南は夏目に何も言っていなかったが、デートすると言っていた。
今度は大きなカバン?を抱えた一郎が夏目と事務所を訪ねた。守衛に聞くと、道夫は2階の見回りをしている。廊下で待つことにした一郎と夏目。結婚資金稼ぎのために昼夜ぶっ通しで働こうとする道夫を体でもぶっ壊したらと心配する一郎。夏目は、道夫たちの行動を監視してるみたい、スパイしてるみたいであまりよくないと反論。
体のことを心配しているだけだから気にすることはないと言う一郎に道夫と南の仲を心配する夏目。夜警で一緒にいるからってこと?
夏目「でも、こういう心配は姉として当たり前ですわ」
一郎「でもね、そういう点では僕は道夫を信用しているんだ。そんな想像するなんて、きょうだいとしてはダメですよ」
夏目「私だって、すき好んで、そんなこと想像してません。自分がイヤになるくらいです。でも、やっぱり、あなたの考えは自分本位なんですわ。弟さんは絶対間違いを犯すはずがなくて、みんな妹が悪くて」
一郎「だって、自分のきょうだいを信用するのは兄として姉として当然でしょう。それができないから変なんだ。信用しないから、かえって間違いが起こる」
夏目「随分勝手な理屈ですこと」
警備員姿の道夫が階段を下りてきた。研二がこの格好したら似合いそう。一郎が夜食を差し入れに来たと言うが、おなかはあまり減ってないと答えた道夫。一郎は一緒にいた夏目をこの人が勝手についてきたんだよと説明。
夏目があなたが教えに来たと反論すると、一郎は変な想像はしてませんでしたよと言い返す。道夫はケンカだったら他んとこでやってよとあきれる。道夫に異状はないか聞いた守衛はお客さんだろ?と自ら見回りへ。優しい~。
守衛室に入った一郎。廊下に立ったままの夏目。
汽笛が聞こえる。港の近く?
一郎は体の心配をしてアルバイトは反対だと言う。仕事が済んだら来ると言う南だが、まだ姿を現さない。また言い争いになりそうな一郎と夏目に「もう、2人とも帰ってほしいな。干渉されるのイヤなんだよ。結婚するんだから」といら立ちを見せる道夫。
夏目が帰ろうとしたところに南が小さな紙袋を持って現れた。「はあ~、こんな大勢、夜警さんがいるんじゃ泥棒だって入りっこないわね」とあきれ顔。缶詰、少なかったかな?と守衛室の前に置いた。
仕事終わりにパチンコしてきた!? その辺の説明が全くない。
道夫から監視付きなんだから今夜は帰った方がいいと言われた南は、事務所を出ていった。一郎も守衛室から追い出され、夏目と一郎は事務所を出た。来ないほうがよかったと後悔する夏目とあいつらだってそのうち分かってくれると来てよかったと返す一郎。夏目が「おやすみなさい」と帰っていき、「おやすみ」と返して、その場でタバコを吸う一郎。(つづく)
送ってやれよ! もう半分過ぎたんだね。
「おやじ太鼓」48話。いくらおやじでも繰り返す「女は無知」発言だけは許せん。
改めて見返すと一部と二部ってこんなにトーンが違ったかなと驚く。
BS11は次のドラマをかなり早く発表するので、7月18日は6時から「ちょっといい姉妹」の最終回(29話)、7時から「いごこち満点」が始まります。1976年4月スタートのドラマで山岡久乃さん主演のTBS火21時ドラマ。軽く登場人物を調べるつもりでwikiを見て、前後のドラマが気になって調べたら、前枠の「フライパンの唄」のほうに興味が湧いてしまった。
脚本が「あしたからの恋」の楠田芳子さん、主演が進藤英太郎さん、「あしたからの恋」では夫婦役だった山岡久乃さんが今度は娘役というのにびっくりだけど、秋野太作さんが副コック長、杉浦直樹さんも出てる。
元々、木下恵介アワーを放送してた火曜21時枠だからおなじみの出演者が多いのか? 気になるドラマがまた1つ。「思い橋」以降の火21時枠はほぼ山岡久乃さん主演で面白そうなドラマがいっぱい。木21時のホームドラマとはまた趣が違うんだろうな。
BS11の昭和ドラマ枠は今まで橋田壽賀子脚本か石井ふく子プロデュース作品ばかりだったので、ずっとその路線かと思ってたのに、次はそうでないことが意外。まあ、山岡久乃さんは連投だけどね。だったらぜひとも「フライパンの唄」を求む!
で、「幸福相談」の次は!?