TBS 1976年3月26日
あらすじ
札幌で入院している幸子(山口百恵)を見舞いに理恵(岸惠子)も札幌へ向かった。茂(宇津井健)は幸子の心を解きほぐすため、理恵に本当の母親として名乗るよう頼む。
2024.6.12 BS-TBS録画。
作:鴨井達比古
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大島茂:宇津井健
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大島理恵:岸恵子(特別出演)
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大島幸子:山口百恵
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相良光夫:三浦友和
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相良多加子:原知佐子
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川村:川口厚
ナレーター:内藤武敏
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相良英治:長門裕之
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大島敏江:渡辺美佐子
札幌
輸血されてる幸子。心理的ショックで食べてるものを全て吐いてしまう。
実の両親でないにせよ、あんなに愛情を注いでいる両親<光夫なのは、ナンダカナ〜。本当の両親と打ち明けないことを騙してたとは、ならないと思うんだけどな〜。
敏江に懇願され、札幌に向かう理恵。
病室
光夫が春先に咲く花を持ってきた。ポピー、フリージア、スイトピー、ストック…大学に通う頃には桜が満開だなと言う光夫。幸子と光夫が手を繋いで走るイメージシーン。
暗黒の恋…兄妹と分かった時点でスンッてならないのかな。分かり得ない気持ちだな。
札幌グランドホテル
茂が英治に連絡。英治も札幌に向かうが、同じ便に多加子もいるー! これでなきゃ!
千歳空港を歩く理恵。カッコいい〜!
最初はなぜ勝手に札幌に来たんだ!と責めた茂だったが、最終的に本当の母親として幸子に会って欲しいと理恵にお願いした。
病院
幸子に本当の母親だと名乗る理恵。一人にしてくださいと泣く幸子。「少しだけ避けてください、時計台が見えないんです」って、ちょっと面白いセリフだなって思っちゃった。
理恵は何の役にも立たなかったと茂に謝り、ただの叔母さんだと泣く。
泣いている理恵の隣に座る英治。産みの親なんて何の力もないと言う理恵を慰める英治。そこに多加子登場! 北海道くんだりまで夫を呼んでと理恵を責める。多加子が18年騙されていたと言うのは分かるよ。いつか仕返しして差し上げますと去って行く。
かにの店
川村と光夫はペアルック!? とっくりセーターとカーキ色の上着。ずっと北海道にいるなんていい奴だなあ。しかし、北海道にいるからって横歩きになるほどカニ食べられるぅ!? 金銭的な意味で。
病室
英治も幸子の前に顔を出した。お父さんの…大島先生の手伝いに来たと言い、放射能漏れの事故は私の責任だと頭を下げた。あの事件が表沙汰にならないのもナンダカナ〜。急に苦しみ出した幸子に輸血を提案する英治。英治も理恵もRHマイナスAB型なんてすごい確率じゃない?
事故に遭わなければ、白血病にならなければ…でも光夫に出会っていたから、やっぱり真実は言わないといけなかったんだね。病気という要素をなくしても、兄妹という要素をなくしてもドラマとしては成立するような?
理恵は東京からアンカレッジ経由でパリへ帰ることにした。
「知床旅情」を歌いながら牧場で働く川村。多加子がタクシーで駆けつけ、光夫にアルバイトさせるなんてと責める。光夫は多加子のことを人間らしい心を持っていたら幸子に何も言わないはずだ、両手をついて幸子さんに謝れないなら東京に帰れと強く言った。
川村に病院を案内させ、もう用無しと言う多加子。なんて酷い扱い!
多加子は最初こそ、主人と理恵さんがいつの間にかあなたを産んでたと言い訳じみたことを言っていたが、手をついて謝らないと親子の縁を切ると光夫に言われたと本当に手をついて謝った。幸子は血液型は自分で調べたんです、いつか分かることだと多加子を許した。
光夫の働く牧場に報告に行く多加子。素直なんだね〜。
病室
茂から一度でいいから理恵を「お母さん」と呼んで欲しいと言われ、幸子も了承。しかし、理恵は札幌グランドホテルからチェックアウトしていた。
東京国際空港に到着した理恵。日本航空に電話して理恵の行き先を調べる茂。
光夫は今から札幌を発てば、まだ間に合うと言い、東京国際空港で理恵と会えた。さっきまで病室で寝ていた幸子も同行して「ママ」と呼びかけた。お母さんが2人ではおかしいと呼び方を変えた幸子。まだ東京にいて欲しいと頼み、理恵はパリ行きをやめた。
今まで通り光夫を愛すると光夫と幸子が手をつないで歩き、その後ろを茂と理恵が歩いた。(つづく)
あー! 普通の恋人の百恵&友和が見たかったよ〜!!