TBS 1976年3月19日
あらすじ
幸子(山口百恵)は絶望のあまり、北海道行きの定期便トラックに乗り込んだ。幸子の自殺を心配する茂(宇津井健)や光夫(三浦友和)は幸子を追って空路、北海道へ飛ぶ。
2024.6.11 BS-TBS録画。
作:安本莞二
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大島茂:宇津井健
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大島幸子:山口百恵
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相良光夫:三浦友和
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川村:川口厚
桑山正一
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佐野哲也
長谷川弘
西村克巳
坂本時久
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ナレーター:内藤武敏
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大島敏江:渡辺美佐子
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協力:札幌グランドホテル
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協力:日本航空
歌の前にあらすじ。ヴァンとデコトラに乗る幸子。
幸子を捜す茂と光夫。川村が札幌の定期便トラックに乗ったという情報を持ってきて、川村と光夫は車に乗り、トラックを追いかけ、茂は翌朝、飛行機で札幌へ向かう。
荷造りしている茂に連れて行って欲しいとお願いする敏江。家で待っていたら気が狂いそうみたいなこと言ってた。幸子のことをあんなにおとなしい子が…って!?
食堂で幸子を見かけたと言う女性の話を聞き、急いで出発しようとしたが、車が故障してしまい、結局タクシーで羽田→飛行機で札幌に向かうことにした光夫たち。
一足先に札幌に到着した茂はヴァンを抱っこした幸子を見かけて声をかけたが、道路に飛び出し、車に轢かれた。振り向いた女性は幸子ではなかった!
幸子は牧場の厩舎で寝ていた。
レンタカーを借りた光夫と川村は雪道を走る。
診察室で目覚めた茂だが、医師の指示にも従わず、病院を出た。
光夫が働いていた牧場に到着した光夫は幸子を捜した。雪原に足跡を見つけて追いかける光夫。ヴァンを抱いたまま歩き続ける幸子。ヴァンも寒い中、かわいそう。とうとう幸子を見つけた光夫は必死に追いかけた。追いついて抱きつく光夫。
山小屋に火をたいて暖をとる。このまま黙って帰ってくれないかという光夫にどこへ帰るの?と聞く幸子。両親がいつものように迎えてくれると励ます光夫。もうすぐ死ぬから苦しみを通り抜けられないと言う幸子。結婚して愛し合って子供を作るのが幸せ、結婚できると信じて今日まで生きてきた、今死んだほうがいいと抱きついて泣く。死のうよ、一緒にと光夫まで言い出す。おい!
茂は大勢の人を引き連れて捜索中。
幸子は木の杭にヴァンをつなぎ「私たちの分まで生きるのよ」と言い残す。ヴァンを寒い中、放置しないで。白鳥が湖にたくさんいて、真っ白でウェディングドレスみたいと見惚れる。光夫が幸子をお姫様抱っこして湖に入っていく。うぅ〜、寒そう。
ヴァンの激しい鳴き声に気付いた茂は湖の中へ。
大島家にいた敏江に連絡を入れた茂。敏江は札幌に看病に行きたいと言うが、茂が止めた。俺が考えると茂は言うけどさー!
取調室
黙秘を貫く光夫。別室で幸子も事情を聞かれる。
茂は光夫と幸子が腹違いの兄妹であること、幸子が白血球であることを話し、刑事は自殺未遂をなかったことにして、光夫を釈放した。男性のほうが若い女性から恋を奪ったら生きていけないんだと夢持ってそう。光夫は幸子を生きる力を与えるにはどうしたらいいのか分からないと茂に打ち明けた。
幸子の泊まっている部屋に行った茂は血のつながりはなくても、お父さんとしか言えない。俺はお父さんじゃないのか? ただの伯父さんか?と幸子に問う。
「お父さん!」と抱きつく幸子。誰にも騙されていない、恨んでない、でも光夫さんと絶対結婚したかったと言う。兄と言われたら、その時点で結構さめないかなぁ。
スナック?
川村がギターで弾き語り、同席した客?も一緒に歌ってる。光夫はヴァンを抱いて歌を聴いている。光夫の前に幸子が立ち、生きる宣言。
光夫と幸子の関係に思い悩む茂。(つづく)
やっぱり茂が最初から言っとけばな…としか思えないんだよな。