徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】小説家を見つけたら

2000年 アメリ

 

あらすじ

ショーン・コネリー演じる世間と隔絶した偏屈な作家と、文才豊かな黒人青年との友情を描く心温まる人間ドラマ。ニューヨーク、ブロンクスでバスケットボール選手を夢みる高校生のジャマールは、ひそかに文章を書くことに優れた才能を持っていた。ある日、彼は仲間にそそのかされて、アパートの窓からいつも彼らを見ている謎の老人の部屋に忍び込むが…。監督は「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のガス・ヴァン・サント

2023.2.6 BSプレミアム録画。

 

ガス・ヴァン・サント監督好きです。

peachredrum.hateblo.jp

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積み重ねられた本

三島由紀夫

キルケゴール

マルキ・ド・サド

ケン・キージー

ジェームズ・ジョイス

 

ジャマールという黒人少年が仲間と公園でバスケをしていた。アパートから何者かが覗いているが、バスケを続けた。

 

ある夜、友人にそそのかされたジャマールはアパートの窓から忍び込む。部屋を物色していると住人の老人が起きていて驚いたジャマールはリュックを置いて部屋を飛び出して行った。

 

後日、アパート前を歩いていたジャマールの前にリュックが投げ落とされた。リュックの中のノートにはジャマールが文章を書いていたが、赤字で添削されていた。

 

ジャマールは老人の部屋を訪れ、文章を書いたから見て欲しいと言うが、この部屋には二度と来ないという文章を五千字で書けと言われた。ジャマールは再び訪れ、文章を渡した。

 

ジャマールはマンハッタンのメイラー校という進学校への転校を勧められるが、母は私立校ということで及び腰だが、学費は免除される。バスケ+文才。

 

ジャマールはアパートを訪れた。老人は初めて部屋に入れてくれたが、ジャマールの文章を褒めるが黒人ということに驚いたと言い、ジャマールは怒った。

 

母や兄も祝ってくれて、ジャマールはメイラー校へ。クレアという女生徒が案内してくれた。ジャマールしか黒人はいない。

 

クレアが持っていたフォレスターという作家の写真を見て、インターネットで調べたジャマールは老人がウィリアム・フォレスターという作家であることを知る。

 

再びフォレスターの部屋を訪れたジャマールはフォレスターから家族のことや著作が1冊であることを質問するなという条件で文章を見てもらうことにした。

 

作文コンテストがあると授業の終わりに教師のクロフォードが伝え、授業が終わった後、ジャマールを呼び止め、学業の成績は大したことがなく何か別の目的が?と嫌味っぽく言われた。クラスメイトのジョンから言い返すとクラスを追い出されると教えられた。

 

フォレスターはジャマールの目の前でタイプライターであっという間に文章を書いてみせた。ジャマールもタイプライターで文章を書く。

 

フォレスターはクロフォードが作家を目指していたが本が出せなくて教える側になったのだと教えた。

 

バスケの試合。ジャマールはレギュラーとして出場する。

 

クレアの豪邸で行われたパーティーに招待されたジャマールはバスケの動きを教えているところをクレアの父親に見られた。あれはちょっといちゃついてるように見える。

 

フォレスターに女は思いがけない時に思いがけないものをプレゼントされると喜ぶと言われ、ジャマールはサイン入りの初版本をクレアにプレゼントした。クレアは喜ぶ。メイラー校は元々男子校だったが、クレアの父親のゴリ押しで共学に。クレアは今でもスペンス博士の娘として有名。

 

ジャマールは外に出ないフォレスターを連れてマディソン・スクエア・ガーデンへ。一瞬見失うが、合流して“ベーブ・ルースの球場”へ。ヤンキー・スタジアムかな。楽しい夜だったとジャマールに言い、部屋に帰るフォレスター

 

ジャマールの書いた作文についてクロフォードは文章がうますぎることを疑い、人の発想を借りたのでは?と用意した部屋で作文を書くように言う。

 

クラスメイトのジョンがクロフォードに詰問されていたため、助け舟を出したジャマールにバスケ以外も“少々”知っているらしいと嫌味を言うクロフォードに“多少”と言い返したジャマールは教室を出ていくように言われる。クレアもジャマールについて教室を出た。

 

作文コンテストに出したジャマールの作文がウィリアム・フォレスターの古いエッセイの書き出しと同じで盗作だとクロフォードに責められた。ジャマールの作文はフォレスターの部屋で書いた練習用の文章だった。

 

バスケ部の監督からは学業の両立は難しいから学業の負担を減らすと言われた。試合ではフリースローを外して負け。

 

ジャマールがフォレスター宛に書いた手紙を届けた兄・テレル。

 

作文シンポジウム

クロフォードに「私の小文を読んでいいですか?」と声をかけたのはフォレスターでジャマールは驚く。フォレスターの読んだ小文を褒め、なぜここに来てくれたのか?とクロフォードが聞くと、ジャマールが友人であること、今日読んだ小文もジャマールのものであることを明かした。

 

それでも処分は変わらないというクロフォードを止める別の教師。生徒たちもジャマールに拍手を送った。

 

フォレスターは故郷のスコットランドに帰ると自転車で去って行った。

 

その後、フォレスターの弁護士であるサンダーソン(マット・デイモン)がフォレスターがガンで亡くなったことを知らせに来た。フォレスターの部屋を訪れ、フォレスターの手紙を読むジャマールを昔からの友達がバスケに誘う。

 

フォレスターは“日没”というタイトルの小説を書き遺していて、序文はジャマールの文章が書かれていた。(終)

ジャマールが文才があるというところから「グッド・ウィル・ハンティング」にちょっとエキスが似てるな〜と感じてしまい、またこの感じか…ってちょっと思ってしまった。才能がないから嫉妬の塊だね。みっともない。