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ドラマの感想など

【ネタバレ】南部の反逆者

1957年 アメリ

 

あらすじ

名優クラーク・ゲーブル主演。南北戦争と奴隷問題を背景に、時代の波に翻弄されていく男女の愛を描くドラマ。大農園主の娘アマンサは、急死した父の葬儀で、自分が黒人との混血であることを告げられる。奴隷市場に送られ、土地の実力者ヘイミッシュに買い取られたアマンサは、紳士的なヘイミッシュを愛するようになるが…。共演は今年1月に亡くなった名優シドニー・ポワチエ。監督は名匠ラオール・ウォルシュ

2022.3.11 BSプレミアム録画。

 

南北戦争直前のアメリカ・ケンタッキー州

 

黒人男性2人を犬で追いかける白人男性たち。捕まえたが、大きな屋敷の主人は許した。その家の娘・マンティは黒人メイドと台所で話していると、男の使用人が主人一家の悪口を言い、父はその使用人を解雇した。泣いて抗議するマンティ。

 

ヒッブス女学校

マンティは美しい女性に成長していた。今はアマンサと呼ばれている。メイドのスーキーに宛てた手紙を父はスーキーに読んで聞かせた。

 

アマンサは女学校に6年も通っていると級友たちに揶揄されるが、軍人の恋人がいた。女学校というか音楽学校。

 

ある日、アマンサは父危篤の知らせを受けた。家に帰ると既に父の葬儀が行われていた。屋敷には数十人の黒人たちが働いていたが、全て奴隷市場で売ることになってしまった。アマンサが抗議すると、アマンサは黒人奴隷ルイーザの娘でアマンサも奴隷として売られることになってしまった。

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まるっきり白人っぽいハーフの人っているのかな?

 

アマンサはキャロウェイという男に襲われそうになるが、黒人男性同士のケンカが起こり、その場を離れた。アマンサは船室に閉じ籠り、首吊りしようとするが、キャロウェイが部屋に入って助けた。

 

奴隷市場

男性は上半身裸でオークションが行われていた。アマンサが舞台に上がると、若い紳士がアマンサを検分するがヘイミッシュ・ボンドという老紳士がいきなり5000ドルという値を付け、アマンサを買った。

 

ボンドのお屋敷に行ったアマンサ。荷物はメイドに運ばせ、部屋へ。めちゃくちゃ立派な部屋~と思ったのに、格子があってまるで囚人ね!と怒るアマンサ。しかし、メイドのミッシェルは主人のヘイミッシュを心から慕っていた。

 

 

夜、ベッドで寝ていたアマンサは廊下から靴音が来て恐れたが、ヘイミッシュはアマンサの部屋を訪れることはなかった。翌朝、別のメイド・ドリーから惚れ薬を飲んだ方がいいんじゃないとからかわれた。ミッシェルはスラっと長身のクールな黒人女性でドリーはあけすけな言い方をする小柄な黒人女性。

 

ドレスアップしてディナー。なぜ私を買ったのか?と聞くアマンサに誰かに買われかけていたからと答えた。

 

メイドとドレスを選ぶアマンサ。ドレスを買ってもらったりしながらもヘイミッシュに怒っているアマンサ。あんなドレスアップして黒人男性に荷物持ちさせて、何だか状況が分からないな〜。

 

ヘイミッシュの家に水夫長が訪ねてきた。ヘイミッシュが息子のように可愛がっているラウルーという黒人青年に歌うように言う。この歌、吹替っぽいな〜、何となく。嵐が酷くなり、帰っていく水夫長。ラウルーはシドニー・ポワチエ

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突然の暴風雨にアマンサの部屋も水浸し。ヘイミッシュは窓を閉めてくれた。

 

ヘイミッシュは昔、船乗りでボンドという名も奪ったという。え、やべー奴!?と思ったのにアマンサは自分から抱きついてキス! どういう展開!?

 

蒸気船に乗って農園を見にいく。港には黒人たちの人だかりができていた。ヘイミッシュはここでお別れだとアマンサに言う。ん? そうなの? さっぱりストーリーを把握できてない。

 

ヘイミッシュを追って船を降りたアマンサ。黒人たちは歌を歌って歓迎する。アマンサとヘイミッシュが乗った馬車の後をついて歩く黒人たちが100人以上いそう。とにかく人が多い。

 

屋敷には近所のチャールズが来て、アマンサを襲った。ラウルーが助けたが、パンチ一発でチャールズは倒れた。保安官に追われるラウルー。ラウルーもラウルーでずっと優しく世話をしてくれたヘイミッシュに愛憎入り混じった感情を持っていて、ヘイミッシュを殺すかもしれないと屋敷から逃げた。

 

目を覚ましたチャールズ。ヘイミッシュも屋敷に戻ったが、チャールズと決闘すると向き合った。臆病者と煽り続けたヘイミッシュ。チャールズは撃つ事が出来ず、屋敷を出て行った。こうなることは分かってたとか意味分かんない。アマンサがチャールズに襲われるのが分かってんのに2人きりにしたの??

 

北軍が攻めてきたのでお互いの農場を焼き払おうと話すヘイミッシュと隣の農場主(これチャールズ?)。疲れて帰ってきたヘイミッシュを心配するアマンサ。過去、ヘイミッシュが奴隷商売をしていたことを話し始めた。村を焼き払い、船に大勢の黒人たちを積み込んだ。当時は奴隷商売は違法ではなかった。

 

ミッシェルやラウルーに向けた優しさも罪滅ぼしの気持ちだった。アマンサに話したのは、ヘイミッシュとの結婚を望むアマンサに真実を分かってもらうため。ヘイミッシュは袋に入った金貨を渡し、アマンサは馬車に乗って行ってしまった。

 

街を歩いていたアマンサは北軍兵士3人に絡まれたが、兵士の上官に助けられた。

 

農場を放火した農場主は北軍兵士に捕まり処刑された。ヘイミッシュは森の中を逃走。かつてヘイミッシュの屋敷で働いていたジミーは今は北軍兵士の青い服を着ていたが、ヘイミッシュを別の農場に逃した。

 

アマンサは助けてくれた中尉といい感じに。ふ〜ん。大尉のパーティーに誘われたアマンサ。中尉はセス・パートン大尉にアマンサのことをのろけた。セスはアマンサという名前を見てピンと来た。冒頭のまだ女学校に通ってる頃に付き合ってた恋人がセスだったのね。

 

夜、家に帰ったアマンサを訪ねるセス。奴隷解放と結婚は別だとアマンサに襲いかかるセス。はあ!?

 

アマンサは外に出てヘイミッシュに5000ドルで買われたことを思い出し、屋敷へ。屋敷にはラウルーがヘイミッシュが座っていた席にいた。

 

なぜ奴隷主の女ではなく、ヘイミッシュの女になったと責めるラウルー。愛してるのはヘイミッシュだけ、これからも白人として生きていくというアマンサ。

 

以前、ヘイミッシュの屋敷を訪ねた水夫長が隠れていたヘイミッシュを船に乗せようと迎えに来た。

 

急に場面が変わり、ヘイミッシュとラウルーの対峙。ラウルーに過去、自分が犯した村の焼き討ち話を始めたヘイミッシュ。ヘイミッシュがクラ坊と可愛がって育てたラウルーは焼き討ちした村の女の子供だった。しかし、ほかの兵士たちも乗り込んできてヘイミッシュは捕まった。

 

白人の上官はラウルーに賞金はラウルー、手柄は自分にと提案したが、ラウルーは賞金も手柄も上官に渡すと話した。

 

ラウルーはヘイミッシュを逃がし、アマンサと再会させた。ヘイミッシュとアマンサは小船に乗って大きな帆船に向かって漕ぎ出した。(終)

 

当時の時代背景を知らないせいか価値観が理解できないところも多かった。ラウルーはヘイミッシュに可愛がられていたものの親を殺されたという記憶がどこかにあって憎しみを持っていたということなのか。ヘイミッシュはおじいさんと思ってたのでアマンサの恋の相手とは思ってなかったです。

 


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