徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】リトル・ダンサー

2000年 イギリス

 

あらすじ

11歳の少年ビリーは、母を亡くし、炭鉱で働く父と兄、祖母と暮らしている。父の命令でボクシングの練習場に通うある日、ビリーはふとしたきっかけでバレエを知り夢中になる。父は猛反対するが…。1980年代、炭鉱ストで揺れるイギリスの町を舞台に、ダンサーをめざす少年と家族の騒動と絆を描き大ヒット。撮影当時13歳で主演したジェイミー・ベルの愛らしくも見事なダンス、劇中に流れる数々の名曲も魅力的な感動のドラマ。

2021.11.22 BSプレミアム録画。

 

イギリスの炭鉱町というと、昨日、ウェールズを舞台にした映画を観たばかり。

peachredrum.hateblo.jp

今回の舞台はイギリス北部の炭鉱町ダラムビリー・エリオットという少年は炭坑夫の父と兄、認知症の祖母と暮らしていた。ボクシングを習っていたビリー。炭鉱のストのせいで、ボクシングの練習場にバレエ教室も併設されることになった。

 

ビリーはボクシングの練習よりバレエの練習に見入ってしまう。バレエの先生がシューズを貸してくれて練習に加わる。

 

突然、アステアの映像が流れて、お!っなった。おばあちゃんがアステア好きという設定。

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劇中に出てきたのは「トップハット」という映画らしい。

 

バレエは女みたいだと言いながら、バレエの先生に最後ならシューズを返しなさいと言われると出来なかった。家でもバレエの練習をするビリー。街中をダンスしているみたいに走るビリー。まずスタイルがいい。

 

ボクシングの先生からビリーがボクシングに来ていないことを知らされた父のジャッキー。兄のトニーも様子がおかしいと思っていた。が、二人ともストで忙しい。

 

ある時、ジャッキーがバレエ教室に乗り込んで、練習をやめさせた。ジャッキーは女はいいが男はダメ。男ならサッカーやレスリングをしろという。怒った父に殴られそうになり外に飛び出したビリー。

 

バレエの先生の家に行き、同年代の娘とじゃれあって遊ぶ。ちょっとあやしかったな。先生はロイヤル・バレエ学校を受験させたいと考えていた。二人きりで個人レッスンするというと「僕に気があるの?」。

 

先生と他に誰もいないボクシング教室で会う。ビリーは亡くなった母が18歳のビリーに宛てた手紙を先生に見せた。二人でダンスレッスン。クラシックバレエと思っていたけど、そういうダンスでもなさそう。

 

ストのことで父と兄が対立。ビリーも個人レッスンで集中力を欠いてしまった。

 

夜。冷蔵庫から牛乳瓶から直接牛乳を飲んでいると、後ろから坊や、ちゃんと移しなさいと言われて振り向くと亡き母!? もう一度振り向いてもまだいた。夢? ほんわかしたお母さんを想像してたけど、紫スーツの割と派手な人だった。映画公開は2000年だけど映画の舞台は1984年。

 

トニーは流血するほど警官に殴られ、捕まった。先生はロイヤル・バレエ学校のオーディションに来なかったビリーを心配してビリーの家に来たが不在。留置所から帰ってきたトニーと迎えに行ったジャッキーとビリーが帰ってきた。

 

先生がオーディションのことを言うと、トニーは自分の都合で変なことを教えるなと怒り出した。街中をダンスして歩くビリー。今回はタップダンス多め。

 

クリスマス。父は妻の形見のピアノを燃やした。

 

ボクシングの練習場でビリーは父の前でダンスを見せた。父は何も言わなかったが、そのまま先生の家に行き、オーディションにはいくらかかるか聞いた。ロンドンまでの交通費は出してもいいけど…という先生に、ビリーは俺の子だからなんとかすると言った。

 

ストに参加することにしたジャッキーは…違った。ストしてたのは兄のトニーで、ジャッキーはスト破りをして、炭鉱で働き始めた。トニーは止めるが、ビリーにチャンスをやりたいという。

 

トニーはボクシング教室の先生を呼んで相談。そういえば、昨日の映画でもボクシングが出てきたけど、炭鉱とボクシングは深いつながりがあるのかな。結局、炭鉱仲間が寄付を募って、ジャッキーとビリーはロンドンへ。

 

身体検査をして、オーディション。6人の審査員の前でバレエのポーズを取ったり、音楽に合わせて踊ったり。オーディションが終わって控室に戻り、励ましてくれたオーディション仲間を殴ってしまったが、暴力行為は禁止だと念押しして親子面接へ。

 

家に帰りオーディションはうまくいかなかったと落ち込むジャッキーとビリー。祖母はダンサーが夢だったという。

 

ロイヤル・バレエ学校から手紙が届いた。一人、部屋で手紙を見たビリーは涙を流す。不合格!?と思わせといて、ジャッキーが全力疾走し、合格したと仲間に言った。炭鉱は組合側が負けてストは終わった。

 

バレエの先生に会いに行き、お礼を言った。家で祖母とハグをし、重そうなトランクを抱えて外へ。友達のマイケルに別れを告げてバスに乗り込んだ。トランクをバスに詰め込んだ兄に見送られ出発。

 

14年後。25歳のビリーの公演。客席にはジャッキー、トニー、マイケルの姿があった。(終)

この映画で一瞬映ったフレッド・アステアの伝記映画をジェイミー・ベルがやると知って驚いた。

 

ビリーの素晴らしい身体能力! 軽やかで楽しそうでした。