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ドラマの感想など

【ネタバレ】イースター・パレード

1948年 アメリ

 

あらすじ

ダンサーのドンは、パートナーに去られてしまい、酒場の踊り子ハンナを新たなパートナーにしようとレッスンを始める。踊りの基本も知らないハンナだったが、ドンは来年のイースターまでにハンナを一流のダンサーにすると誓う…。フレッド・アステアジュディ・ガーランド共演、アーヴィング・バーリンの名曲の数々と華麗なダンスで描く、戦後日本で初めて公開された傑作ミュージカル。アカデミーミュージカル映画音楽賞受賞。

2021.3.17 BSシネマ。ミュージカル映画好きなんだよね〜。引退していたアステアが骨折したジーン・ケリーの代役で復活。へぇ〜。フレッド・アステアというと前に「バンド・ワゴン」を観ました。こちらも素敵でした。

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1912年のイースター・パレード。日本だと明治45年。最初からステッキを振り回して歌いながら街を歩く。ドン・ヒューズはパートナーのナディーンにプレゼントする帽子を買って帰り、家でも歌って踊る。ドンの親友、ジョニーもナディーンに子犬をプレゼントした。メイドが「また犬ですか?」と言ってた。

 

ナディーンがドンとの契約が残っているのに別の舞台に出演するとしてドンとのビジネスパートナーの関係を解消。さらにナディーンはジョニーにひかれていて恋人関係も解消。

 

ドンが偶然入った酒場でダンサーのハンナ・ブラウンをスカウトした。店で踊っていたハンナだが、歌の方が得意でダンスは素人同然。店を辞めてきたというハンナに稽古をつけた。

 

左足を出してというドンの言葉にハンナは混乱していた。ハンナは元々左利きだったが、幼い頃母親に矯正させられたため左右が分からなくなっていた。アメリカでも昔は利き手を矯正してたんだ〜。

 

ドンとハンナが街を歩くと、大型犬2頭を連れたナディーンが歩いていた。ジョニーは何匹プレゼントしてるんだ!? ドンがプレゼントした帽子と知らず「変な帽子」と言っちゃうハンナ。ハンナはナディーンの周りに人が集まっていたので有名な人だと分かったが、どんな人かは知らなかった。

 

ドンとハンナの舞台は息が合わなかった。レストランにジョニーとナディーンがいた。ドンとナディーンを仲直りさせようとジョニーが考えたのだが、ジョニーが帰ってしまい、ナディーンとドンはケンカになった。ナディーンはハンナにナディーンの代わりをさせるなと言い、ドンはナディーンと同じような服装、ダンスを強要していたことをやめ、ハンナの個性を生かすことにした。

 

雨の降る日、ドンとの待ち合わせに遅れそうになったハンナはジョニーと出会った。ジョニーはドンに“教授”と呼ばれていたけど、歌えるのね。お互いひかれあう。

 

待ち合わせに30分遅れたハンナだったが、ドンはハンナの個性を生かしたダンスと歌を考えてハンナ&ヒューズとして人気が出た。ある日、ナディーンの主演舞台に誘われたが、ドンはハンナ&ヒューズの看板でやりたいと断った。

 

ジョニーがドンとハンナがいる部屋を訪ね、ハンナに花束を持ってきた。ドンはジョニーがハンナのことを好きだと知り、二人をデートに送り出した。ハンナはジョニーがドンの親友と知りドンのことを聞いてきた。

 

ドン…ナディーンにフラれ、ハンナにひかれ始めている!?

ジョニー…ハンナが好き。

ハンナ…ドンにひかれ始めている!?

 

「バンド・ワゴン」の時もそうだけど、アステアがおじさんに見えるもので、若い娘に惚れられるという展開にどうも違和感あるんだよな。この時代におじさんだけどダンス上手いよ!じゃだめなの? ジーン・ケリー用に書かれた脚本だからかな?

 

ジーン・ケリー 1912年生まれ(当時36歳)

ドン役 フレッド・アステア 1899年生まれ(当時49歳)

ハンナ役 ジュディ・ガーランド 1922年生まれ(当時26歳)

ジョニー役 ピーター・ローフォード 1923年生まれ(当時25歳)

ナディーン役 アン・ミラー 1923年生まれ(当時25歳)

 

やっぱり親子ほど歳の差あるよねぇー。ハンナとジョニーがお似合いに見えるはずだよ。ナディーンは「踊る大紐育」の博物館で働くクレアか!

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ナディーンの舞台を見ていたドン。ナディーンのタップすごい。本来ならドンが出るはずの舞台だった。ハンナはドンが落ち込んでいたとジョニーに電話するが、ドンは新しい仕事を決めてきた。電話がつながったままだったのでドンとハンナのやりとりを聞いていたジョニーは今日のデートは中止。すぐにナディーンに今日は空いてると連絡した(ぉぃ)。

 

ハンナはドンとデートできるとはしゃいでいたが、いざ会うとドンから女として見られてないと怒る。それをキスして機嫌を直すドン。うわ〜おっさんドリーム! ミュージカルはいいんだけど恋愛絡めなくていいのになー。

 

ハンナ&ヒューズの「大通りを歩いて」初日。ハンナは緊張。たくさんのバックダンサーのいる舞台は始まった。「ステキなカップル」という演目はボロボロの服を着たドンとハンナが歌い踊る。ハンナは男装でヒゲ、歯も一部黒く塗ったりしてよくやったな。

 

舞台は大成功に終わり、ドンとハンナはそのままナディーンの舞台を観に行った。ハンナ&ヒューズの二人が客席にいるので拍手が起こった。舞台裏で気にするナディーン。

 

ナディーンはたくさんの男性ダンサーを従えてダンスを始めた。ナディーンは1演目が終わると、前のパートナーが来ているとドンを誘って一緒に踊った。二人の息のあったダンスを見ていられず、ドンがダンスを終え、客席に戻るとハンナはいなくなっていた。

 

ハンナは以前働いていた酒場に行った。ハンナを部屋の前で待ち伏せていたドンにハンナはナディーンとの仲を疑って一方的に文句を言い部屋の扉を閉めた。翌朝、ジョニーが訪ねてきて、ドンが新しいパートナーを探してると聞き、ドンの家へ向かう。

 

ハンナがドンをイースター・パレードに誘い、二人で腕を組んで街を歩いた。(終)

 

アステアの歌も踊りも好きだけど恋愛ものなのが、どうもなあ。いや、恋愛ものがダメなんじゃなくて相手役の女性の年齢を少し上げてくれたらな。若い女性じゃないと酒場のダンサーをスカウトという話が成立しないけど、でもねえ。

 


Easter Parade (1948) Official Trailer - Judy Garland, Fred Astaire Movie HD