徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第1話「それぞれの夜」

TBS 1978年11月9日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.6.12 BS11(イレブン)録画。

 

主題歌は大竹しのぶさんの「道」。昔から歌を歌ってたんですね。

 

東都大学

獣医学部

 

小型犬を連れてきた青年たち藤原市郎(中村勘九郎)、丸山敏之(赤塚真人)に小型犬を診察するよう言われる獣医学部2年生の伊和田朋子(大竹しのぶ)。こんなほのぼのした音楽流してる場合じゃないよ。

 

わんこそば屋「伊和田(いわた)」

登場人物多いぞ〜。長山藍子さんもいるし、茅島成美さんもいる。店に小玉夫婦(佐藤英夫乙羽信子)がやって来た。うわー、人がごちゃごちゃ出てくるし怒涛のセリフでもう訳わからん。しかし、わんこそば屋とは珍しい。

 

京塚昌子さん演じるわかの姉・郁が乙羽信子さんなのね。わかの夫の三七日(みなのか)の法事。死後21日に行われる法要だそう。字幕欲しい。法事だというのに子供たちが誰も集まらない。小玉夫婦は子供がいない。

 

長男・福太郎の小野寺昭さんは息子や娘がいるのに老人ホームへ入りたくない!と言いはるおばあさん(田中筆子)を連れて交番にいた。弁護士?

 

音楽スタジオ

歌っている山本譲二さんにダメ出しする長女・高子(こうこ)。山本譲二さん若い。

 

学校

教師の次女・周子(しゅうこ)は教頭(太宰久雄)に食ってかかっていた。

 

部屋

テラスから転落した小型犬を診察していた朋子は、青年たちにお礼を言われていた。狭い室内飼いしてるとノイローゼで発作的に飛び降りる犬がいるとか言ってる。散歩してないのかな? 昔のドラマでの動物は今の常識とは違うからハラハラする。朋子は獣医学生だし、これからもそういう描写ありそうだな。

 

十八代目中村勘三郎さんと大竹しのぶさんが仲良かったのは、このドラマの共演から? 赤塚真人さんは角刈りでさらに若い。

 

伊和田家

法事に遅れた朋子、福太郎。法事は終わってしまい、わかが住職を送り出していた。

 

茶の間

朋子、福太郎が家に入ると、高子、周子も法事をすっぽかしたことが分かる。わかも郁も子供たちに文句を言いまくる。

 

わかの部屋に子供たちとわか・栄二夫婦が集められる。伊和田は、わかの父が盛岡から上京して開いた店。「心」の哲子も岩手出身で橋田壽賀子さんは岩手に縁があったのかな? 姉の郁が恋愛結婚して家を出たため、わかは店の板前と結婚して店を継いだ。わかの夫は婿養子で父は店や土地など婿養子名義にした。わかとの共同名義ではない。その店や土地をどうするか半年以内に決めなければならない。

 

茶の間

従業員たちの会話。若いな〜。古出長子(ちょうこ)…泉ピン子さん、三浦太平…岡本信人さん、中田国夫…尾藤イサオさん、松島時枝…茅島成美さん、それと「一村」の従業員もいるような? 泊三生役の金子扇太呂さんは「一村」の従業員・太郎。時枝の息子・松島哲也はター坊こと吉田紀人さん。茅島成美さんとは「道」「心」「本日も晴天なり」と3作品も共演してんだね。吉田紀人さんはwikiに「心」は書いてたけど「道」は書いてなかった。こちらがデビュー作?

 

わかの部屋

遺産相続について子供たちは好きなことをさせてもらったからと遺産放棄すると言うが、わかは半分は誰かに相続させるという。福太郎は家庭裁判所の調査員だが、わかは長男である福太郎に半分遺産相続させ、福太郎の妻・亜紀(長山藍子)を後継者にさせると言う。ひー! そのために亜紀さんを仕込んだというわか。怖い怖い。わかも郁も言ってスッキリしてるけど、亜紀や子供たちの顔は曇る。

 

茶の間

あんな嫁と文句を言いながら郁と酒を飲むわか。うわぁ。

 

福太郎たちの部屋

部屋に戻って来た亜紀は福太郎にこの家を出ましょうと提案する。福太郎はいずれ別居すると亜紀に言っていた。

 

姉妹たちも誰かの部屋に集まり、話し合う。朋子も母さんは亜紀さんが嫌いだと思ってたと言っていたから、よほど厳しかったんだろうねえ。

 

わかの部屋

わかは嫌いな嫁だけど店のためだと涙を浮かべる。(つづく)

 

なんかさあ…「心」よりキツイかも。今後、動物に雑な扱いが出てきたらさっさと切る。

 

母・伊和田わか/京塚昌子…名前くらいは知ってるけど、ちゃんとドラマ等で見たことありません。

 

長男・福太郎/小野寺昭…「二人の世界」にもこれからちらっと出てきます。

peachredrum.hateblo.jp

長男の嫁・亜紀/長山藍子…橋田ドラマの常連!

peachredrum.hateblo.jp

長女・高子/結城美栄子…「男たちの旅路」で共演した桃井かおりさんの母方のいとこ。

peachredrum.hateblo.jp

次女・周子/中田喜子…「岸辺のアルバム」から1年後くらい? 先生役にぴったり。

peachredrum.hateblo.jp

三女・朋子/大竹しのぶ…橋田ドラマに出ていたことが意外。

peachredrum.hateblo.jp

このドラマを原作に1991年、花王愛の劇場で「ああ相続」というタイトルでリメイク放送されたそうです。テレビドラマデータベースのあらすじでは”土地高騰がさまざまな思惑を生んで、50年続いた和菓子の老舗も風前の灯。”とあります。主演は赤木春恵さん。橋田壽賀子さんは原作で脚本は別の人。このドラマのあとが「天までとどけ」の最初のシリーズ。

 

ちなみに先週まで再放送されていた「心」も1992年に花王愛の劇場で放送された「ああ母さん」の原作なんだそう(こちらは特にwikiには明記されてなかった)。これも赤木春恵さんが主演。テレビドラマデータベースのあらすじによると”洋食屋の女主人と、幼なじみの小料理屋の女主人、双方の子どもたちをめぐる親子のドラマ。”とあるので、多少、設定が違うみたい。おそらく、赤木春恵さんが糸ちゃん役、東てる美さんが佐和ちゃんなのか? 

 

今日は5話。

peachredrum.hateblo.jp

「3人家族」と違い、こちらはさっさと結婚します。