徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】赤頭巾ちゃん気をつけて

1970年 日本

 

あらすじ

庄司薫芥川賞受賞作品で、発表当時、若者を中心にベストセラーとなった同名の青春小説を映画化。東大入試が中止になった1969年を舞台に卒業を控えた高校三年生・薫(岡田裕介)の一日を通して、受験、恋愛、セックス、学生問題など揺れ動く青春を描いた意欲作。隠し撮りや手持ちカメラでとらえたヌーヴェルバーグ風のみずみずしい作風が話題となった。

2021.2.28 日本映画専門チャンネル録画。岡田裕介さんの訃報を受けて2012.11.9放送の日本映画レトロスペクティブの再放送なので映画の最初と最後に笠井信輔アナウンサーが岡田裕介さんにインタビューしている部分もあり。ずぶの素人だったため、時間をかけてちょっとずつ撮影された。

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確かにね、この映画もちょっとしか出てないけど、棒っぽくて驚いた。見た目は今も昔も石坂浩二さんに似てかっこいいし、声も似たとこあるけど深みが違う気がする。あと、意外と年齢も違うのね。石坂浩二さんが8歳上。

 

東宝株式会社

 

製作:金子正且

   貝山知弘

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原作:庄司薫(中央公論社版)

脚本:井手俊郎

   森谷司郎

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音楽:いずみたく 

    主題歌:ビクター・レコード

    作詞:岩谷時子

    作曲:いずみ・たく

    唄 :佐良直美

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写真撮影:立木義浩

タイトルデザイン:和田誠

写真提供:加納典明

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使用レコード

スイッチト・オン・バッハ

スイッチト・オン・バロック

(CBSソニーレコード)

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絵本:水野二郎(ひかりのくに)

   三好碃也(ポプラ社)

 

1969年・東京

 

1月18日

 

総長代行「安田講堂前の学生諸君、安田講堂前の学生諸君、私は総長代行です。これ以上、無用な抵抗を続けることは…」

 

激しい学生運動

 

総長代行「抵抗をやめて速やかに出てきてください。どうか無用な抵抗をやめて速やかに出てきてください」

 

1月19日

 

1月21日 東大の入試は中止と決まる。

 

帝大解体

造反有理と書かれた門。

 

庄司薫岡田裕介

下条由美:森和代

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女医:森秋子

薫の次兄:中尾彬

地下鉄の女:結城美栄子

小林:富川澈夫

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黒い帽子の夫人:山岡久乃

薫の母:風見章子 

南風洋子

文野朋子

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高橋厚子

徳永礼子

紀久子:四方正美

ヨッちゃん:山岸映子   

松岡:広瀬昌助

朝比奈尚行

土井かつえ

柳本郁美

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ピンキーとキラーズ

高橋珠美子

大野香菜

宇佐美豊

堀川直義

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監督:森谷司郎

 

オープニングは顔が映らず、黒いラブラドールレトリバーを散歩させている人がいて、冒頭でドンという名のさっきの犬が倒れてる! もー、いきなり。薫はドンのところに駆けつけようとして、足の親指のつめがはがした。もー! 直視できない。

 

薫はガールフレンドの由美に電話をかけるが、母親が出た。母親役の人は「二人の世界」で麗子の母・孝子の文野朋子さん。髪型とかもそのまんま。

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薫の母は風見章子さん。お手伝いさんもいるような大きな庭で空になった犬小屋を見て落ち込む薫。しかし、薫の語りが結構長々入るんだけど、滑舌が…。

 

庄司薫は都立日比谷高校の3年生。学生運動してる人たちとすれ違うけど、その人たちはヘルメットかぶってわけわかんないことばっかり言ってる。岡田裕介さん自身も1968年に日比谷高校を卒業している…からこの役に抜擢されたのかな?

 

兄2人はどちらも東大法学部で下の兄は中尾彬さん。若い。

 

爪を剥がしたところを擦ってしまい、また病院へ。若く美しい女医にエロい妄想をする。妄想の中で女医は裸になってた。帰り際、好きです、あなたが。と言っちゃう薫。ただやりたいだけ。心の中では、1日2回くらいは強姦したくなるなどと語る。

 

ディスコ…この時代はもっと違う言い方?に行って、女性から誘われても逃げ出してしまう。

 

由美とは子供の頃からの幼なじみで、子供の頃にキスしたことはある。

 

翌日、黒い帽子の夫人に話しかけられる。うちの子とか言ってるから、同級生のお母さん? 京大受けるの? 一橋?などと聞いてきて、大学受けるのやめたと言っても、来年東大を受けるのねと一方的に思い込み、去っていった。

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そういえば、このドラマでは大学生の順二が学生運動で学校は休みと言ってたな。このドラマは1969年10月~1970年4月のドラマで同時代だ。

 

友人の小林が遊びに来て東大に行かないこととかしゃべっているけど、なんだか小難しいこと言ってるなと思うと、日本語なのにさっぱり話が頭に入ってこない。小林役の富川澈夫さんが長々セリフを言っている。薫は黙って聞くだけ。何十ページかと思うくらい、ずーっとしゃべってるけど、何を言いたいのか分からない。富川さんは「海峡」にも出てたらしい。どの人だろ? 監督が同じなんだね。

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足を引きずりながら東京の街を歩く。車の音、人の声。夜暗くなるまでぶらぶらしていて女の子に足を踏まれて、思わずうずくまる。脂汗が出るほどだったが、女の子が心配してそばを離れず、一緒に「赤頭巾ちゃん」の本を一緒に買いに行く。

 

マー姉ちゃん」もそうだけど、大人の男と小さな女の子のふれあいみたいなのが、正直苦手ではある。薫は高校生とはいえ。何の下心もないから描けているんだとも思うけど、下心があるから健全に見えるようにわざわざこんなシーン作るの?とも思ってしまう。この映画のテーマの赤頭巾ちゃんなんだろうけどさ。

 

由美と手をつないで、東大は受けないと話して歩いて行く。学生運動の映像などと佐良直美さんの歌う「赤頭巾ちゃん気をつけて」流れて終わり。

 

再び岡田裕介さんのインタビュー。1969年の青春映画。薫は学生運動に乗り切れなかった人たち。原作は読んでいた。由美役の森和代さんはモデルで岡田裕介さん共々ヤル気なしだった。

 

オーディションでもし落ちたら小林役をやれるかと言われて、一人だけ「やりたくない」と答えた。じゃ富川さんも薫のオーディション受けたのかな? 富川さんは桜餅を食べながら演技し、餅がつまってNGになったり、約100個くらい食べた。岡田さんは薫同様ノンポリだった。ノンポリティカル=政治活動に無関心なこと。ケガしてる演技がダメだったので、画鋲を裏に貼られた。

 

25歳でプロデューサー業を始めた。高倉健さん、吉永小百合さんの「動乱」は30歳の頃にプロデュースした作品。この映画は観てないな〜。

 

映画の内容より裏話が面白かった。しかし、日本映画専門チャンネルは笠井さんと軽部さんが男おばさんとかやってたり、フジ系?と思うけど、火曜サスペンスや日曜劇場もやるし、よくわからない。なんだかんだ一番よく観てます。字幕がついてる率が高いのもありがたい。