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ドラマの感想など

【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (17)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

陽一郎(川津祐介)は大阪で仕事を探しているが見つからない。正太夫笑福亭鶴瓶)は、純子(山口智子)が大阪へ行ってしまうんじゃないかと、気が気じゃない。子どもたちが畑で遊んでいると、雄太(高岡俊広)と昭(岩芝公治)が勢いで苗を抜いてしまい、牛山もも(藤山直美)に叱られ、純子は罰として、雄太と昭に畑仕事をさせる。問い合わせていた雄太の本籍と親戚の所在がわかり、陽一郎は雄太を連れて伊那に行くことにする。

教室の黒板

夏休みの生活

一、計画を立てて規則正しく

一、ラジオ体操

一、早寝早起き

一、家の手伝いをする

一、自分のことは自分で

一、日記をつける

一、登校日八月一日、十五日

 

夏休みであります。昭和22年といえばテレビがあるわけじゃなし、パソコンがあるわけじゃなし、ましてや塾などもないのですから子供たちはひたすらもう遊ぶばかり。ええ、もう朝から始まって暗くなるまで真っ黒けになって遊ぶのであります。

 

このドラマをやっていた1988(昭和63)年にパソコンという言葉が出るとはびっくり。そういえば、水谷豊さんの浅見光彦ミステリーの4作目(1988年9月放送)ではルポライターの光彦が家でパソコンらしきもので文章をまとめていました。持ってる人は持ってたのね。

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雄太も随分なじんでいて、一緒に野球をしていた。雄太役は野球がうまいのも選考基準だったりしたのかな?

 

速水秀平はムキムキの体で働く。正太夫はアイスキャンデーを持ってきて純子にあげようとすると、純子はすぐに秀平を呼んだ。秀平は仕事中だからと断ったが、純子に陽一郎の就職のことを聞いた。なかなか思うような返事が来ない。

 

陽一郎が大阪で仕事を探していると聞き、家族で大阪に行くつもりなのか聞く正太夫。家族がせっかくそろったのだからそうなるだろうという純子。

 

昭たちは今度は川遊び。雄太だけは川に入らない。泳げないのかな?

 

紙袋に入ったアイスキャンデーを持った正太夫久助に家に行く。久助は「村の三角ベース」という三角ベースを通じて村の子供たちが友情を深めていくという話を書いていた。正太夫は前に書いていた「迷子のたぬき」より面白そうだという。たくさん買ったアイスキャンデーを両手に持ってべろべろ舐める正太夫。汚い。

 

久助は東京にも原稿を送っているというが、本にはならない。懸賞目当てに出しているわけじゃなく村の子供たちに楽しんでくれたらそれで十分と思って書いている。

 

ジュンノーちゃんも本書いてる頃だねえ。

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久助の家には子供たちがたくさん訪れた。さっき正太夫がべろべろ舐めてたアイスキャンデーを金太郎がひったくって食べ、もう1本も昭が食べた。げぇ~。

 

子供たちは久助の話を聞きに来て、久助は「正直なお巡りさん」というためになる話をするという。ブーブー言う子供たち。金太郎は恐ろしい話好き。先生の家に遊びに行ったこと、妹はあるみたいだけど、私は一度もないな。

 

その後、ひとりの子がバットやグローブの荷物持ちになり、後はチャンバラごっこ。雄太や昭は畑のねぎを抜いて金太郎に投げつけた。それを見ていたももは雄太の耳を引っ張って小野家を訪れた。

 

もも「どんな育ち方した子か知らんけど畑のもん抜くてひどすぎるで。そら金にしたら大したことないかも分からん。せやけどなこっちは種やってからずっと育てやんねん。水やって肥やしやって汗流いて育てやんねん。そらうちの金太郎かて悪さはする。けどしてええことと悪いことだけのけじめはつけてあんねん。畑のもんには絶対に手ぇ出さへん。百姓がどんだけ苦労しやるかよう知ったあるさかいや」

あきも陽一郎も頭を下げ、雄太にも返事をさせた。

 

純子「雄ちゃんだけか、苗抜いたのは?」と聞き、昭も雄太も連れ、畑仕事をさせた。そこまでしなくていいと言いながら笑うもも。

 

小野家。あきはミシンを踏み、純子は陽一郎宛てのお祈りメールならぬ葉書を読んでいた。「せっかくの就職のご依頼なれど当方もいまだ社屋の再建もおぼつかぬありさまにて…」。

陽一郎「なかなか思うとおりにはいかないよ」

 

陽一郎は昭たちのことを聞く。毎日野球漬けの日々。昭と金太郎はアウトかセーフかで言い争いになった。雄太が昭を加勢すると「何なんお前、よそもんやろ! お前、満州から来たんやろ! 満州へ帰れ!」と言い、雄太は金太郎を叩き、取っ組み合いのけんかになった。けんかを止めたのは秀平。金太郎をお姫様抱っこしてる。金太郎は野球道具を引き上げ、野球をやめてしまった。金太郎の暴言は畑のねぎを引っこ抜くのと同じくらい酷いと思う。

 

純子が陽一郎宛ての手紙を受け取った。差出人は伊那谷の上條村役場からだった。手紙を昭に預け、純子は秀平と話をした。秀平はカバンを持っていて、今日と明日でお墓探しをしに、田辺の奥の方へ行くという。

 

役場からの手紙で雄太の本籍とおばさんの居所が分かった。身寄りが分かったんだからそこへ連れて行くのが筋、このままここに置いとくわけにもいかないと陽一郎は言う。純子は複雑な表情で「雄ちゃん、よかったね」といい、一応雄太も笑顔を見せるが…。

 

どう考えてもこのままでいいというわけにはいかないようです。

 

陽一郎は2、3日のうちに雄太を連れて伊那谷に行くという。

 

今週はただでさえ木・金曜日がゴルフでないのに、月・火曜日は国会中継で1話ずつしかやらない…今日なんて早々に国会中継は終わっていて普通に2話流せたのに、なまじ今日は1話と告知してたものだから、別ドラマの番宣なんか流しちゃって。やっぱりこの枠変えてほしい。せっかくの良作がもったいない。