1986年5月4日 TBS
あらすじ
札幌の放送局でアナウンサーを務める京子(真野響子)。現在は、ラジオ番組のパーソナリティを任されているが、最近惰性的な仕事が続いている。久しぶりに同級生の結婚祝いのため、故郷の増毛町に帰った京子は、同窓生の千春(柳沢慎吾)の玄人はだしの一発芸に驚く。放送局に務める京子から褒められた千春は、調子に乗って、彼女の局の芸人コンテストに応募するが落選。失意の千春は行方をくらませてしまう…
1986年は「はね駒」をやってた年で、柳沢慎吾さんは単発ドラマにも出てたのか。いつ見ても変わらない。そういえば嘉助のあの不自然なもみあげはやっぱりあの役だけか。
「京子より愛をこめて」というラジオ番組をやっている京子。友人の結婚式のため、故郷の増毛町に帰った。
京子の父は梅野泰靖さん。父の退職と京子の大学進学をきっかけに札幌で暮らし始めた。
京子と一緒にお祝いに来た同級生の漁師のリュウタ(平田満さん)は寝たきりの父親を世話している。結婚祝いをしている寿司屋の店員・千春が柳沢慎吾さん。おなじみの甲子園ネタをやってる〜。しかも結構時間とってやってるよ。
リュウタの父は10年前の大学進学時に倒れ、大学進学を諦めたが、リュウタは同級生の間で一番頭が良かった。
仕事に戻った京子の元に千春が訪ねてきた。京子にネタ見せをして「増毛のチャップリン」と褒められたことで上京する勇気がわいたと言い、仕事も辞めてきた。
千春は京子の家で父と飲んでいた。千春の父は飲んだくれ、母は出て行って、高校と中学の弟がいるのに家族を放り出して予選に出るのか?とリュウタに聞いた千春の家庭環境を知ったうえで京子は聞くが、父から「お前こそそんな先々のことを考えていたのか?」と言われた。
札幌のテレビ局で放送された予選で舞台上でスタンドマイクを落として壊してしまい、失敗。もう一度チャレンジするため、その間、札幌で働きながら次の予選を待つという手紙が京子の元に来た。安易な発言で調子に乗らせてしまったと気にする京子。
千春が働いていた寿司屋の店主と千春の予選を見ていたリュウタだが、店主が田舎者を調子に乗らせて傷付けたと京子の悪口を言い始めたためケンカになった。
増毛の寿司屋に京子が来ていた。千春が行方不明になったので、責任を感じて番組を降りたという京子。リュウタと千春の家に行くが、父親は不在。リュウタは京子の言葉で千春は酒浸りの父から解放されて自由になれたんだから責任を感じることはないと言ってくれた。
札幌に行く汽車もなくなり、リュウタが車で送ってれた。車内でいつも京子の声に励まされていたと言ってくれた。初回から聞いているかなりのヘビーリスナーであることが判明。
リュウタは札幌に来る気はない?と京子は聞くが、父親のこともあるし、漁師が好きだからと返され、京子はマイクの前が似合ってると言われ…それぞれの仕事や生活を尊重したんだね。
夜遅く家に帰ると千春がいて、京子がパーソナリティを辞めることに責任を感じていたが、京子はパーソナリティは辞めないと言った。千春と一緒に梅野さんまで一緒に甲子園ネタやってる(^∇^)
「京子より愛をこめて」の放送日。増毛からこの間結婚した友人夫婦が来て、見守っていた。京子はいつも聞いてくれているリュウタを思って話し始めた。(終)
ちょっと切ない終わり。平田満さんは「シャツの店」でも気のいい青年だったな。千春は柳沢慎吾さんのためのあてがきか? 京子が生真面目すぎる。自分の発した言葉にあんなに責任を感じるなら今後も仕事しづらいんではと思ってしまった。