1983年7月3日 TBS
あらすじ
町の財政状況を救うため、役場の開発部長である星川(藤岡琢也)は、自ら名産の笹を原料にした食品を売り込むため札幌を訪れることになった。札幌には、駆け落ちして男と暮らしている一人娘の妙子(中村明美)が住んでいて、様子をうかがうため妻(藤村志保)も同行することになった。行く先々で門前払いをくった星川が、くじけそうな気持を押さえつつ、娘のもとを訪れると、なんと娘は男に捨てられていた…。
荷物を抱えた星川は改札を出た途端、汗を拭う。札幌に夫婦で出てきたが、夫は名産の笹の売り込み、妻は体の調子が悪いと北大の内藤先生に診てもらうのと娘の妙子に会うためついてきた。いちいちストップモーションになる演出が気になる。
スーパーに笹うどんなど笹で作った食品を売り込むが、結果は散々。母は娘の妙子のアパートを訪ねる。付き合っていると言うマキムラという男のことを尋ねるが、妙子はもういないと言った。
マキムラはニューヨークでデザインの勉強中。家庭に収まるのは嫌だと出て行ってしまった。友達がアメリカを一回りした後、マキムラ似合うと白人女性と暮らしていたと聞いた。そこまで言うと妙子は泣き出した。
その日、妻は妙子のアパートに泊まり、翌日、北大で待ち合わせをした。父の顔は見たくないという妙子だが、妻は無理矢理父と娘を会わせた。「ちゃんと勤めてるのか?」とだけ言い残し、一人歩き出した。
北大の寮?の前に立つ星川。父を見つめる母娘。母娘を見つけた星川は父さんはこの歳になってもこけてばっかりと娘を励ますように言った。
父が落ち込んでいる姿を見かねて、一緒に食事をしようという妙子だが、食事に行った先は居酒屋で父はカウンターで親友(梅野泰靖さん)や店主と盛り上がっていた。
やっと契約が取れたと喜んでいたが、営業部長の親友の口添えがあってのことだとわかり、ケンカを始めた。思わず少し離れた席にいた妙子が止めたが、母娘が店にいることを知らなかった星川は驚く。
時間が経ち、しんみり話をし始める二人。星川、親友の小塚は50歳。50歳、貫禄あるなあ〜。まだまだこれからと二人で歌を歌い始める。北大関連の歌かな。妙子は涙を浮かべて見守った。
翌朝、駅前にいる星川。妙子が次の土日に家に帰っていいかと尋ね、お父さんごめんなさいと謝った。妻の検査結果は妊娠?!?!?!
あわてて小塚に「笹は効くぞ〜」と電話した星川。妙子がこっそり母に聞くと、カツを入れるための嘘…星川は重い荷物は持つなよと張り切り出した。(終)
短いドラマで終盤急に重病な訳ないと思ったけど、そりゃないでしょ〜^^; 梅野さん、「澪つくし」よりさらに若かったな〜。藤岡琢也さんは、ずーっと変わらない。