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ドラマの感想など

【ネタバレ】日曜劇場#54 北へ翔ぶ日(脚本/布勢博一)

1979年3月25日 TBS

 

あらすじ

定年間近の高校教師と独身の娘の二人暮らしを、佐野浅夫倍賞千恵子の共演で描く。北海道・銭函。高校教師を務める父親と同居する娘は明るく姉御肌で地域で人気者だが、父親と同じ学校に勤務していた教師(山本圭)との不倫問題を抱え悩んでいた…。

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佐野浅夫さんが湖畔で白鳥の撮影をしている。寒そう。

 

お寺で演奏の練習している若者たちのところに倍賞千恵子さんが遅れてやってくる。この中のメンバーでは姉御肌でみんなから“お姉ちゃん”と呼ばれている。和尚さんとの交渉もする。 和尚さんが太宰久雄さんで「男はつらいよ」だぁ〜。

 

父・佐野浅夫さん、娘・倍賞千恵子さん。30で独身の役。ケンカしつつも仲良し親子。でも着替えを手伝ったり、食事の世話など妻役を担わされる感じが、こういうシチュエーションがいつ見ても苦手。

 

父は高校教師。娘・ジュンコは郵便局員。窓口に和尚さんが来て世間話。誰々が誰と結婚するとかそんな話ばかり。

 

ジュンコは喫茶店で男性と会っていた。父の元同僚の風間という男が今度出世して旭川に転勤するという話を父から聞いたばかり。風間は妻が死んで2年。娘のフユコもジュンコに懐いていて、ジュンコと結婚して旭川に連れて行きたいと言われた。しかしどうやら妻が亡くなる前から関係があったらしく、ジュンコは結婚できないと言った。

 

お寺の和尚と碁をする父。本堂では仲間たちの演奏でジュンコが失恋ソングを歌っていた。倍賞千恵子さん、本当にきれいな声。

 

風間は授業中の父を喫茶店に呼び出して、ジュンコとの仲を話し始めた。何で昼間に呼び出す?! 4年前から付き合ってると聞かされて、怒って帰った。

 

妻がいると知って付き合っていることが分かり、ジュンコの頬を叩く父。コインランドリーで子供を背負ってたくさんの洗濯物を洗っている風間に出会い、放って置けずに手伝ったのがきっかけ。奥さん病弱だったのかな??

 

和尚と酒を飲みながら愚痴る父。和尚に「子供もいないくせに」は今は問題発言か?! ジュンコが迎えにくるが、今は顔を合わせない方がいいと言われ、いつも本堂にいる若者たちに連れられ、バー?スナック?へ。途中で抜けて帰ってきて、和尚からの電話で寺に泊めると言われた。

 

翌日、父は学校、ジュンコは職場でぼんやり。そこにカザマが訪ねてきた。父がカザマのアパートを訪ねてきて、カザマとの仲を許してくれたという。

 

銭函駅から二人で電車に乗ったところを目撃した父。ジュンコは早退したのか? 風間は何でいつも仕事中に呼び出すんだ。そんなにたいした用事じゃないよ。

後日フィルムを買って電車に乗り込んだ父はジュンコからの感謝の手紙を読み、ジュンコが用意してくれたおにぎりを食べながら涙を流した。(終)

 

んー不倫モノはちょっと…楽しかったのは出会った頃だけとか何度も別れようと思ったとか不倫の言い訳はずーっと変わらないもんだね。でも現状別れてないじゃん、みたいな。

 

佐野浅夫さんは強面の役から実直な役まで幅広く演じるなあ。