TBS 1971年12月1日
あらすじ
祥造は以前、松の湯でボイラーマンをしていた竹山の仲人を頼まれ張り切っていた。ポン太の従業員に送られ上機嫌で帰ると、一郎が銀座のホステス3人に送られてきた。歳暮の数も一郎の方が多く、祥造はいじけてしまう。
2026.1.26 BS-TBS録画
健が最近忘れ物が多いねとロッカーチェック。は? 前回と同じ?と思っていたら、ロッカーの一つから左の肘から下のマネキンが出てきてガタガタ震えながら、「おかみさん、時間だよ」
脚本:向田邦子
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音楽:山下毅雄
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松野まつ:森光子
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芙美:松原智恵子
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浜子:悠木千帆
サチコ:西真澄
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たき:飯田蝶子
徳一:江戸家猫八
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りん子:鈴木紀子
杉山:曽我廼家一二三
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玲子:正司敏江
敏夫:正司玲児
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久子:富永美沙子
初:石井富子
君江:島田多江
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健:堺正章
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マキ:藤江リカ
京子:黒沢のり子
英子:田中真理
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トン子:藤園貴巳子
火石プロ
芸プロ
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一郎:松山英太郎
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プロデューサー:須子信仁
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演出:砂原幸雄
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制作著作:TBS
前回と脚本家が違うから、たまたま似たようなシチュエーションのオープニングになっちゃったのかな。
前日が木下恵介アワー「たんとんとん」の最終回。70年代前半に流行った簡素な結婚式ね。1974年の「ありがとう」第3シリーズもそうだったんだから割と長い流行だね。
小料理
ポン太
松の湯で5年間、ボイラーマンとして働いていた竹山の仲人を務めることになった祥造。徳一、りん子の前で仲人あいさつの練習をする。一流会社のエリート社員で式場は帝国ホテル。
松野家までトン子が祥造を送ってきた。祥造は金払いもよく、りん子もトン子も大好きだという。
一郎が水商売っぽい女性たち3人と一緒に路地を歩いている。
茶の間
みんなで夜食を食べていると、一郎が帰ってきた。女性たちと一緒で騒がしい。芙美はマキの顔を見て「クラタさんでしょ?」と聞くが、人違いだという。酔っ払った一郎は女性たちを連れて、ボイラー室や浴場を案内した。
銀座だね、香水が違うよと敏感な祥造。
まつは少しは芙美さんの気持ちを考えてやらなくちゃとイライラ。芙美は連れてきた方がいいと安全だという。
トイレに行くふりをして浴場に行った祥造。女性たちと話したかったんだね~。
茶の間
トン子に500円払って送ってもらった祥造。一郎は3人を連れてきたが5000円かかったという。お店でも5万円はかかる。
祥造は廊下でイヤリングを踏んづけて足の裏を怪我してしまった。芙美はマキの落としたイヤリングだと気付いた。マキはクラスは違うけど同級生。
結婚式の1週間前、まつに言われ、念のために礼服を着てみる祥造。サイズは大丈夫だが、まだ足の裏が痛い。ひと晩5万10万と使われたら離婚だというまつ。会社の金で接待に行くのを偉いわねみたいな価値観、昭和だな。
健の田舎から木箱が届いた。松野家あてのお歳暮で餅。杉山が近所に間違えて届けられた一郎あてのお歳暮を持ってきた。洋酒のセットだと笑う。また別のところから一郎あてにお歳暮が届く。
健とサチコには餅や柿が届くが、身寄りのない?浜子には何も届かない。
仲人あいさつの練習をする祥造。まつはスピーチを聞いて涙を浮かべる。
番台にいるまつに女性3人組が仲人の話をする。
茶の間
健が一郎あてのお歳暮を届けた。ゴルフボール1ダース。もらった分、返さなきゃいけないといら立つ芙美。祥造は一郎が初めてもらったお歳暮の話をする。
たきは番台にいるまつにお歳暮話をする。連れ合いがいなくなるとこなくなる。
また男湯の脱衣場でケンカを始める床屋夫婦。今度は女湯の脱衣場に移動する。ケンカの原因は忘れたと笑い、年末は床屋が混むと自分たちの店を宣伝して帰って行った。
一郎と芙美の部屋に来た健。イヤリングを渡すためにまたあのバーに行く一郎を止めるために壊したことにしようと言い出すが、芙美はイヤリングを受け取った。
一郎が酔っ払って帰ってきて、お歳暮がいくつ来たか聞く。今日は赤坂に行っていた。
竹山君も物好きだよな~と言う一郎。一流会社にいるのになぜ父に頼んだのか。もし、一郎が結婚するなら仲人に今の会社に関係のない昔お世話になった人には頼まないといい微妙な雰囲気になる。まつは話をそらすように仲人の作法を祥造に聞く。
突然、竹山から結婚式が延期だと電話が入った。幾久しくお幸せにねと電話を切った祥三は夜風に当たると外に出た。
まつは披露宴で着る予定の着物をしまっていた。女房が本職なのか母親が本職なのか分からなくなったと芙美に言う。父さんよりモテる一郎が憎らしくなり、芙美さんに嫉妬した。しかも、お歳暮は今年は一郎が祥造より多くもらっている。だが、ほかの人たちに一郎が一人前扱いされてなかったら、それも嫌。芙美も複雑な気持ちだと本音を漏らした。
ポン太
祥造がひとりで飲んでいると、一郎が顔を出した。のれんをしまうりん子。静かに飲んでいた2人だが、一郎は小学生のとき調子に乗りすぎと書かれたことがあったと話す。
トン子ちゃんは私の彼女だとベタベタ触る祥造。おいおい~。りん子さん、ごめんなさいって謝るのもキモ~い。でも、つくづく顔は整ってるなと思う。
健が「涙から明日へ」を弾き語り。
竹山のお嫁さんが急性盲腸で今夜手術することになったと連絡があったと、まつが帰ってきた祥造と一郎に伝えた。断られたわけじゃなかったのね。
芙美は一郎にイヤリングを渡していなかった。一郎が返そうとしたのだが、マキはお店を辞めていた。同級生がちゃんとした奥さんになっているのを見て嫌になったのではないかとまつがいう。
浜子宛にイザワゲンザブロウという人からお歳暮が届いた。1番目の亭主の3番目の兄さん。お歳暮をもらってうれし涙を流す。
結婚のマナー本を読む祥造とまつ。仲人は結納金の1~2割をもらえる…だから、仲人をやりたがる人がいたのかな!?
祥造のスピーチが流れる。(つづく)
「たんとんとん」は当時流行?の簡素な結婚式をやってたのに、こっちは帝国ホテルで豪華挙式をあげる話だったのね。同じ時代でも面白い。ま、「たんとんとん」の花嫁の父も想像していた結婚式じゃないからガッカリしてたけどね。
やっぱり向田脚本は、しっとりした話でよい。
