TBS 1976年4月9日
あらすじ
茂(宇津井健)の誕生日。幸子(山口百恵)光夫(三浦友和)にも手伝ってもらい、パーティーの準備をする。パーティーで幸子は自分を支えてくれた皆に感謝を伝える。
2024.6.14 BS-TBS録画。
作:安本莞二
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大島茂:宇津井健
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大島理恵:岸恵子(特別出演)
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大島幸子:山口百恵
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相良光夫:三浦友和
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ナレーター:内藤武敏
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杉岡太一郎:松村達雄
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大島敏江:渡辺美佐子
茂、英治、森川の会議。あれ? キャストクレジットになかったのにと思ったら、昨日の回想ね。ネットのうわさだと残り2話は次のドラマ(「赤い運命」)の母親役がなかなか決まらなかったせいで引き延ばしたというのを見たけど、前回も急展開で助かったり、今回のキャストの少なさから、そうかもな〜と思える。
だけど、全編通して特別出演の岸恵子さんの出番がそこそこあったのが意外だった。
頭に包帯を巻いた幸子に茂がプレゼントした入学祝いは人体解剖学の本。茂の持っている本は古く、ラテン語とドイツ語なので新しい本を買った。
茂が最初の講義で語るのは医者の使命、責任。患者の命を助けるのが医者の仕事と涙ながらに語り、幸子も涙を流して抱きついた。
ヴァンと散歩する幸子と光夫。そんな2人を見ている茂と敏江。
大島家の家の前に置かれた前かごには2本のテニスラケットと2体の人形がぶら下がっている。幸子は早起きして荷物の整理をしていて、今日1日は茂の世話をすると言って、茂を起こしたり、あれこれ世話を焼く。4月3日は茂の誕生日。
エプロンをあてて家の前を掃いている幸子。鼻歌がうますぎる! 光夫は幸子のエプロン姿にドキドキ。幸子は買い出しにつきあってもらった。
男子厨房に入らずと光夫を追い出し、1人で料理を作り始める幸子。太一郎、理恵も来ていた。でもさ、病身ではあるのだから、敏江くらいついててもよくない!? 幸子は立ちくらみを起こすが最終的にご馳走を完成させた。すげー! 気分が悪くなったら、それどころじゃないだろう。
幸子主導で「ハッピーバースデー」を歌う。やっぱりうまい。
まずはオードブルって、料理苦手な私としては信じられない。何も見ないであれだけ作れるってさー!
満開の桜が咲く中庭で歓談。幸子は、お父さんに感謝する日、みんなに感謝する日だと、お父さん、2人のお母さん、おじいちゃん、光夫さん、それぞれに感謝を伝える。茂への誕生日プレゼントは幸子の赤ちゃんから今までの写真を集めたアルバム。しかし、茂は幸子が健康になるまでは受け取らないと拒否。
幸子は太一郎お得意の「月の砂漠」をリクエスト。
光夫がギターを弾き、フルサイズで歌ってる。やっぱり歌手の歌声って何か違うね。太一郎さんのとぼけた歌声もよかったけど。
夜の桜並木を幸子と理恵が歩く。
願わくは花の下にて春死なん
その如月の望月の頃
幸子は西行の和歌を詠む。そして、理恵に思いきり抱きしめてもらう。
1人帰った幸子はやっぱりふらつく。
寝室にいる大島夫婦は幸子が1日働き続けたことの意味を考える。しかし、突然、幸子が入ってきて一緒に寝させて!と2人の間に入った。子供の頃に戻りたいという幸子だが、明後日は大学の入学式だと笑う茂。
敏江の布団に入った幸子は明日の7時に起こして欲しいと頼んだ。光夫と一緒に海に行ってヨットに乗る。
1976年4月3日は土曜日。4日が日曜日。5日が月曜日で入学式か。
1976年4月4月(日)の朝。桜の木の下でヴァンが寝てるー! かわいい。
幸子はピンクの花柄ワンピースでおめかししてふらつきながらも1階へ。タクシーで出かける幸子たちを敏江とヴァンが見送った。幸子は何度も「お母さーん、行ってきまーす」と手を振り続けた。油壺までタクシー!?
レスポワール号の出航準備をする光夫。見送りに来た茂に何度もありがとうとお礼を言う幸子。ヨットに乗っても「お父さーん」と手を振り続ける。茂も「早く帰ってくるんだぞ」と手を振る。ヨットが離れていき、不安になる茂。昨日から今日の幸子のふるまいに胸騒ぎを覚えた。(つづく)
こういっちゃなんだがいっそ総集編的なものにすればいいのにと思ったけど、敏江が違うからやりにくい? 何度も言うけど大学のあんな大事件をそのままなかったことにして終わるのかなというちょっとしたモヤモヤを残しつつ来週月曜日が最終回!