1978年 アメリカ
あらすじ
ロサンゼルス・ラムズでクォーター・バックを務めるジョーは自転車事故に遭い、気がつくと天使に付き添われて天国への道を進んでいた。しかし、ジョーにはあと５０年寿命が残っていて、天使のミスで天に召されてしまったことが判明。ジョーは他人の体を借りて地上に戻るが・・・。
2024.3.17 ムービープラス録画。
タイム・トラベルとか天国とかそういうファンタジーが割と好きで選んでしまう。
オープニングは音楽なしなんだな〜。なんとなく私の好きなハリウッド映画は1960年代くらいまでかも。
ジョー・ペンドルトンはアメリカンフットボールの選手でクォーターバックの選手としてスーパー・ボウルの出場が決まり、喜んで自転車で漕ぎ出した。道路の向こうからオープンカー、自転車は暗いトンネルへ入り、衝撃音がして…ジョーはスーツ姿の男と白い霧の中を歩いていた。天国への中継駅に乗ることを拒否するジョー。
しかし、再確認するとジョーは2025年3月20日午前10時に亡くなる予定で、案内役が初めてで早とちりで天国へ送られそうになっていたことが分かり、案内人と元の世界に戻った。
日本の墓石とは少々形が違うものの辺りのお墓が「先祖代々之墓」「山岡家之墓」「辻家之墓」「塩濱家之墓」などと書かれている！？ 日本と違うのは「辻家之墓」と漢字で縦書きされた下に「TSUJI」とローマ字が横書きされてること。
ジョーの墓の周りに人が集まっており、ジョーの体は既に火葬されていた。たまにアメリカにも火葬ってあるんだよね。
日曜日に試合のあるジョーは元の体に戻せと言うが、できないので、これから死ぬ若い男の候補者を探す。サーカスの団員は身長が足らず、カーレーサーはドイツ人で英語が話せない、どんどん候補者が減っていく。
たどり着いたのは大富豪のリオ・ファーンズワース。リオの妻と専任秘書が麻酔で眠らせて風呂に沈めて殺されるところだった。
この屋敷にミス・ベティ・ローガンという女性が公害問題を訴えに来た。話を聞くのは秘書のトニー。ベティに一目惚れしたジョーはリオの体を当分借りることに決めた。リオの体は借りたが、見た目は変わらないので戸惑うジョー。案内人は心がジョーだが、見た目は他の人にはリオに見えていると言われた。
ファーンズワース家の執事のシスクは絶対見たことあると思ったら「天使にラブ・ソングを…」の教会の司教だ！
風呂場でバスローブ姿だったジョーはポロをする姿に着替えさせられ、ローガンの前に姿を現した。激しくベティに責められ、絶対に精錬所の建設は許さないと帰って行った。
リオの妻はジョーの姿を見て絶叫し、秘書も言動のおかしいジョーに困惑する。
テレビでスーパー・ボウルを気にしつつ、公害問題を勉強するジョー。プライベートヘリでロサンゼルスへ。記者に取り囲まれるが、ジョーは部外者である記者やベティも会社の会議室に入れた。ジョーはアメフトに絡めて独走するにはミスをなくすこと、フェアな人気チームが勝つと問題を解決させた。
ジョーが自宅に戻ると案内人が来ていた。次の候補者が見つかったという話をしに来たのだが、シスクからベティが来ていると伝えられ、話は中断。ベティはジョーの言動を褒めた。外へ食事に行こうと連れ出したが、車の中でハンバーガーを手にするジョー。
アパートまで送ったジョーはベティに離婚するよと宣言して別れた。案内人に運動選手が見つかったと言われたが、この体で頑張ることにしたと言い、案内人を怒らせた。
妻には「愛してない、別れよう」と言い、ラムズのマックスというコーチを呼んでくれと頼んだ。マックスを自宅に呼んだジョーはジョー・ペンドルトンの練習器具を売って欲しい、スーパー・ボウルに出たいと言う。ジョーが死んだ状況を説明するが、信じてもらえない。しかし、マックスの個人情報、いつものやり取りでジョーだと分かってもらえた。
広い庭で練習を始めたジョーとマックス。ジョーはラムズを買収した。ラムズのメンバーは金持ちの道楽と反発するが、練習に参加したジョーは何度もラムズの選手に倒されながらも練習を続ける。秘書はジョーがやられてニヤニヤしながら見学。アメフトのルールは分からないから何がなんだか？
ファーンズワース家の庭に環境団体を招いて歓談。妻は不満を愛人でもある秘書に漏らす。
ジョーはベティと庭を散策。帰り際、プロポーズした。しかし、案内人が訪れ、リオの体の寿命が尽きたと言われた。ジョーは秘書に撃たれて井戸の中へ。
リオの体から出たジョーは案内人について歩いていく。
ファーンズワース家ではリオが行方不明になっていた。マックスはジョーから聞いていたリオが秘書と妻に殺されかけたことがあることを話した。屋敷には使用人やベティも集められ、刑事が話を聞いた。
テレビではスーパー・ボウルの試合が始まっていた。
外にいた庭師が井戸の縄を引く。
スーパー・ボウルの会場に瞬間移動したジョーと案内人。怪我して倒れた選手の一人、トム・ジャレットが寿命が尽きそうだと案内人に言われたジョーはジャレットの体を借りてスーパー・ボウルに出場。試合を見ていたマックスもジョーがトムの体に入ったことに気づき、会場まで車を走らせた。
見事、勝利を掴んだラムズ。ジョーは案内人からジョーの記憶を失い、トムとして生きるのだと告げられた。着替えたジョーはトムとなっており、マックスは戸惑う。マックスは俺を見ろとトムと見つめ合い、ジョーがいなくなったことに気付いた。
ロッカールームを出たトムはベティからマックスがいるか聞かれた。ベティはトムがなぜか気になり、トムもまたベティをコーヒーに誘った。(終)
映画では分かりやすくジョーもリオもトムも同じ見た目だけど、違うということだよね！？ ちょっと切ないけど、割と好きなストーリーだった。直近で若い男性死にすぎだけどね！
