TBS 1975年12月5日
あらすじ
パリで理恵(岸惠子)に再会し夢見心地の幸子(山口百恵)は、貧血を起こして倒れた。幸子が白血病だと知った理恵の衝撃は大きく、茂(宇津井健)は彼女を必死に慰める。
2024.5.21 BS-TBS録画。
作:鴨井達比古
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大島茂:宇津井健
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大島理恵:岸恵子(特別出演)
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大島幸子:山口百恵
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相良光夫:三浦友和
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杉岡太一郎:松村達雄
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相良多加子:原知佐子
ナレーター:内藤武敏
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岡崎教授:中条静夫
岡崎ユカリ:小川美希
西真澄
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相良英治:長門裕之
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大島敏江:渡辺美佐子
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協力
フランス政府観光局
HOTEL GEORGEV(PARIS)
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マッキンレー上空を飛ぶ飛行機。
パリ
理恵はこれからド・ゴール空港へ向かうと敏江に電話。太一郎もいた。
これでもかと飛行機が映る。
理恵と再会する幸子。
茂は空港から敏江に電話。敏江は幸子に電話をかわると口うるさく注意する。だけど、全然聞かないもんなあ〜。
茂は幸子の病気を理恵にも幸子自身にも悟られてはならないと緊張気味。
茂、理恵、幸子でタクシーに乗り、観光地を巡る。約50年前のパリ。
幸子が歌い出し、運転手も一緒に歌う。
理恵は自身が暮らすアパートに泊まって欲しいというが、茂は理恵の口から実の母だと言いだされることを恐れ、遠慮した。
相良家
英治はまだ出発してなかったのか! 敏江が行けなくなったのは、英治が急遽パリに飛ぶときにキャンセルされたチケットが取れたとかそういう展開があると思ったら違った。
岡崎家を訪れていた多加子は英治がパリへ観光旅行へ行ったと知り、敏江に家庭を壊そうとしていると文句を言いに行った。敏江は英治がパリへ行ったことなどもちろん知らないのに勝手に怒っている多加子。
パリに着いた英治はフランス語ができないのでピエール・カルダン社の大島理恵を呼んで欲しいと電話した。図々しいなあ。
パリを観光していた幸子がふらついて倒れた。血小板が足りなくなり、理恵に内科医を呼んでもらったが、幸子の病状を通訳させるわけにはいかず、ドイツ語で筆談をした。
カフェ
理恵は茂に幸子の病気のことを問いつめる。思春期貧血ではなく再生不良性貧血だと言ったものの、理恵は信じない。
理恵は病院へ一人で出向いて、筆談で使ったメモを持参し、真実を知った。ぼんやりとパリの街を歩く。絵になるなあ〜。
公園
理恵は茂を呼び出し、幸子が白血病であることを知ってしまったと泣き出した。幸子は愛し合って生まれた子だと茂は励ます。愛のない夫婦にも子供は生まれるのに~ってのは余計じゃない?
教会で祈りを捧げる理恵。
幸子は凱旋門前を一人で歩いていた。牧場で働く光夫に手紙を書いていたけど、ヴ、ヴァンは…!? 敏江がいるんだからいいけどさあ。
ホテルのロビー
茂は幸子を迎えに部屋へ。たまたま英治もロビーにいて理恵に声をかけた。理恵は17年間もパリで一人で生きてきたと立ち去ろうとしたが、英治が引き止めた。そこへ茂が来て、理恵がいなければ食事にもありつけないと連れて行った。宇津井健さんと岸惠子さん兄妹感あるね。
英治はホテルのフロントで多加子からの電話を受けた。全ては多加子にバレていた。たまたま帰ってきた光夫は会話を聞いていて、英治を追いかけてパリに行って幸子の邪魔をしないように言う。
英治は茂たちの食事の席へ行き、幸子の前でも構わず理恵への愛を打ち明けるので理恵は話し合いましょうと英治を連れて席を外した。
理恵はとても好きな人がいる、その人は病気だと切々と訴えた。
ディナーの席
幸子は白いドレスを着て、理恵と踊る。無邪気な幸子とは対照的に理恵は涙を流してしまい、茂と交代した。
何としても幸子の病気を治そうと理恵の涙に誓う茂だった。(つづく)
英治もさ〜、あまりにも鈍感ではないか!? パリの百恵ちゃん楽しそう。