TBS 1970年4月23日
あらすじ
今日は警察学校の卒業式。警官になる事を親に認めてもらえない光(水前寺清子)と次代(沢田雅美)は、その付き添いを誰に頼むかで四苦八苦していた。光は警察学校入学の時も、母親に内緒で身許保証人になってくれた玉造(伊志井寛)に頼んだ。玉造は妻の静香(乙羽信子)に友人の還暦祝いと偽って黒い背広を出してくれと頼んだが、それならとモーニングを着せられてしまった。
2024.6.20 BS12録画。
作:平岩弓枝
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四方光(よもひかる):水前寺清子
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四方勝(よもかつ):山岡久乃
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田中史代:長内美那子
鶴田衛:有川博
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洞外大介:中村俊一
妻・きく:初井言栄
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正司良二:岡本信人
洞外三千介:宇佐美豊
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堀江比奈子(ほりえひなこ):長山藍子
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洞外次代(どうがいつぎよ):沢田雅美
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杉本公一:児玉清
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劇団いろは
エースプロ
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九玉造(いちぢくたまぞう):伊志井寛
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九静香(いちぢくしづか):乙羽信子
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堀江香子(ほりえきょうこ):和泉雅子
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
前回とキャストが全く同じってすごい。関係ないけどBS12のプロ野球中継のCMがかっこいいな。
朝から新聞を読んでいる園長に怒る静香。昨日泊まった進矢はまだ寝ている。光が顔を出して、園長にあいさつした。
今日は卒業式。進矢から付き添いがいると聞いた園長は光の付き添いに行くと言いだす。静香にいい服を出してほしいと頼み、しつこく何の会に出るのか聞かれる。還暦のお祝いと適当なことを言い、静香は午前中に着るのだからモーニングを用意すると言う。
洞外家
次代の両親はまだ警官になることに反対。料理学校や洋裁学校に行けばいいと勧める。大介は「飯!」「お茶!」「梅干し!」ってちゃんとしゃべりなさい。
光は出かける時間になってもアイロンがけをしているのを勝が心配する。静香もモーニングをアイロンがけしようとしていて、光が時間があるからやってあげると受け取った。
豆せん
香子が起きると比奈子が出かけていなかった。比奈子は朝早くおじさんたちを東京駅に送りに行っていた。今日は9時までに本庁に行けばいいという香子に説教する比奈子。
前回、香子は21歳。良二は22歳と判明…と( ..)φメモメモ
香子は仏壇の両親に手を合わせる。仏壇に見合い相手の釣り書きがあるのに気付いた香子は比奈子に聞く。香子は恋愛でもお見合いでも気兼ねせず結婚するように比奈子に言う。適齢期を過ぎかかってるくらいの年齢らしい。見合い相手が昭和16年なら当時29歳でそれより下くらいの歳か!? あ、前回、比奈子が香子は5歳下と言ってたんだから、比奈子は26歳か。
比奈子は出かけようとして、ちょうど豆を運んで来た杉本に店番を頼んで店を出た。
光は炊事場の勝に挨拶し、園長と一緒に出掛けた。史代は病院に行き、はっきりと妊娠と分かった。夫は来月の半ば過ぎに帰ってくる。
起きてきた進矢は今日は警察学校の卒業式だと勝に話した。
洞外家
大介は定休日なのでのんびり新聞を読んでいた。きくは次代がかわいそうだと言う。次代は警察学校から電話をかけてきて、最初に電話に出たきくに卒業式に出席してほしいと頼んだ。デレデレするきく。大介も受話器を取り上げると、今度は大介にも卒業式に出るよう頼んだ。電話を切ってからお互い何を話したのか言わない夫婦。
大介もきくも時間を気にしてソワソワ。きくはデパートに買い物に行くと化粧をしだし、大介も組合に行くと着替えて出かけた。きくは着物を取り出し、ニヤニヤ。
警察学校
光は園長と登校。三千介も署長に挨拶すると次代のために警察学校に来た。
静香も進矢から卒業式と聞き、びっくり。炊事場の勝に言いに行くが、光に言われてないと仕事を続ける。進矢が勝を説得し、最後は頭を下げた。
進矢の話を神妙な顔で聞いていた良二。静香も着物に着替えて出かけた。
豆せん
店番をしていた杉本は子供の客に南京豆を売る。やっぱり児玉清さんはロマンスグレーになったころのほうがステキ。この頃は本人比でちょいポチャなのよね。帰ってきた比奈子は泣きだす。
警察学校の卒業式に来たきくと静香は会場を探して歩く。
比奈子は高校卒業後、交通事故で両親を亡くしたとき、香子は小学生だった。親戚のやっかいになることなく豆せんを続けた。南京豆を食べながら話を聞く杉本。公ちゃんと言うべきか。比奈子は香子に早く結婚しろと言われたことがショックで泣いていた。
卒業式後、待ち合わせていた光と園長。勝に電話するように光に言い、素直な気持ちで卒業の報告をしなさいと送り出した。大介と三千介と次代が一緒に会場から出てきた。次代はベンチに座っていた園長を見つけて、家族を紹介した。きくと静香が一緒に来て鉢合わせ。女性陣は間に合わなかった?
光は勝に電話して、卒業式だったこと、代表であいさつしたことを報告。上野警察署に配属されたと言い、3分でいったん電話は切れたが、もう一度電話をかけ、答辞を読んで聞かせた。画面がに分割され、目を潤ませる勝が映し出される。(つづく)
次代みたいに反対されていても卒業式があることくらい話せばいいのにとは思った。次代の両親みたいに実はお祝いしたかっただろうし。