TBS 1976年1月2日
あらすじ
大晦日になると光夫(三浦友和)は気持ちを抑えきれず、車で幸子(山口百恵)を迎えに行く。茂(宇津井健)たちも、幸子に負けて“雪を見にいく”という二人を送り出した。
2024.5.27 BS-TBS録画。
作:安本莞二
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大島茂:宇津井健
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大島幸子:山口百恵
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相良光夫:三浦友和
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杉岡太一郎:松村達雄
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相良多加子:原知佐子
ナレーター:内藤武敏
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川村:川口厚
佐々木梨里
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相良英治:長門裕之
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大島敏江:渡辺美佐子
歌が始まる前にあらすじがあるパターンと歌のあとのパターンがあるね。
1975年の歳末セールに出かけた茂と敏江は幸子に晴れ着を買った。太一郎は市場で買い物。あのガラガラ声は橋本功さんか。センさんと呼ばれてた。
「おやじ太鼓」のイッちゃんだ。
「若者たち」では松山省二さんと兄弟役。
太一郎は大きな尾頭付きの鯛を買ってきた。茂は免許を取って20年、ペーパードライバーだが、レンタカーを借りて、正月は明治神宮、人形町の水天宮、浅草の雷様(浅草寺)、深川不動堂、神田明神へ回ろうと太一郎と話し合う。神田明神へ行く前に柴又の帝釈天へ回るといいって、二代目おいちゃんが言ってるよ。松村達雄さんのおいちゃんは1974年まで。
敏江は晴れ着に硫酸でもかけられたらどうしよう?と心配。そういう事件あった?
幸子はひそかに光夫と過ごしたいと思っている。
相良家に代々伝わる重箱でおせちを作る慣わしに従う多加子。英治は買ってきたものでいいと考える合理主義。それでいいよね〜。
川村のアパートで大掃除をする光夫。多加子がやって来て汚さに驚く。いつまで浮浪者みたいな暮らしって失礼な!
幸子は光夫に雪を見たいと電話した。またアクティブな…
幸子のために晴れ着を用意したり、初詣のルートを考えたりしたのを間近に見てたのにねえ〜と思ってしまうのは、親世代と歳が近いせいなのか。都合よくいなくなるヴァン。
「私ってわがままかな」っと運転している光夫に聞く幸子。光夫はもちろん幸子に肯定的。除夜の鐘が鳴り、車を停めて挨拶。光夫も医者の卵としてどうなの?ってちょっと思っちゃう。
大島家
敏江は最期の晴れ着かもしれないのにと泣く。茂はとにかく幸子の好きにさせてやろうと言う。
車の中で歌うのは「思い出のグリーン・グラス」。
三浦友和さんも本職歌手の人と歌うの緊張しただろうねえ。でもとっても上手。
大島家
茂、敏江、太一郎の大人だけのお正月。みんな晴れ着を来て挨拶をする。しかし、敏江は最期かもしれないのにいないなんて、と泣き出す。茂も割と恋愛脳で好きな男といられるのが女の幸せみたいな感じなこと言ってんだよね〜。自分の父親と思うとキモッて思っちゃう。
光夫は足立ナンバーの車で雪道を走る。車が止まった…冷やしちゃいけないと幸子をぎゅうぎゅう抱きしめる光夫。幸子は喜ぶ。
しかし、近くの山小屋に避難しようと車の外へ歩き出す。
大島家
年賀状を見ている茂と敏江。帰りの遅い幸子を心配する。全てを知っている光夫が思いつめて…と悪い想像をする敏江。
雪道を歩く幸子と光夫。BS-TBSの写真はここの場面か〜。だけど、幸子だけのアップや光夫だけのアップってそれぞれ別撮り!? なんか不自然。
また川村のアパートを訪ねた多加子は川村から光夫が幸子とドライブに出かけたことを知らされた。すぐに英治と大島家に行く多加子はお年始じゃありませんのと文句タラタラ。太一郎がなだめて家にあげた。
幸子にすっぽかされたのはこちらも同じと太一郎が言い、多加子が持参したお重や中身も褒めまくる。重箱は元禄中期のものらしい。多加子に酒を勧めると、ワインですっかり酔っ払ってしまい、英治に文句を言い、泣き出す。多加子が英治に文句を言ってるときの茂と敏江のスーンみたいな表情が面白いなあ〜。
敏江は多加子をソファに寝かせた。
まだ雪道を歩いてる光夫たち。幸子は光夫に背負われて、一緒にいられて幸せいっぱい。しかし、光夫のほうが先に参ってしまい、雪原に寝転んで、このまま眠ったらいいと言う。幸子が死んじゃダメと励まし、また歩き出した。どこへ行ったのよ、この人たちは。
夜、ようやく帰って来た幸子と光夫。明日は晴れ着を着て、初詣に行きたいと言う。敏江から多加子たちが来ていたと聞き、相良家に帰る光夫。多加子は酔っ払ってフラフラ玄関に出て来たが、光夫が帰って来て嬉しそう。
幸子たちの初詣。幸子は髪も結ってもらってる。幸子は茂たちに何を願ったのか聞くが教えてもらえない。敏江が幸子の願いを教えてと言い、その場を収めた。(つづく)
幸子のアクティブさには参るよ。