徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】不適切にもほどがある!全10話

第1話「頑張れって言っちゃちゃダメですか?」

2024.1.26

1986年――。小川市郎(阿部サダヲ)は、“愛の鞭”と称した厳しい指導をするのが当たり前な昭和の体育教師。野球部の顧問も務め、生徒たちからは「地獄のオガワ」と恐れられていた。

その一方、家では男手一つで17歳の一人娘・純子(河合優実)を育て、娘の非行に手を焼く普通の父親でもある。最近は市郎の帰宅時間をやけに気にする純子が男を家に連れ込み“ニャンニャン”するのではないかと心配していた。

ある日、市郎は、いつものようにタバコを吸いながらバスで帰宅中、ついウトウトしてしまう・・・。 目を覚ました市郎の目に飛び込んできたのは、パンツが見えそうなスカートを穿き、耳からうどんを垂らした女子高生がバスに乗り込んでくる姿だった。その姿に違和感を覚え指摘する市郎だが、乗客たちは車内でタバコを吸う市郎こそおかしいと口論になってしまう。逃げるようにバスを降りた市郎が目にしたのは、見たこともない異様な格好をする人々となんとなく変わっている景色だった。

なんとか見つけた馴染みの喫茶店に飛び込み、事態が飲み込めないまま市郎は動揺してカウンターにいた犬島渚(仲里依紗)のビールを勝手に飲み干し、口論になってしまうのだった・・・。

一方、1986年の同日、純子は向坂キヨシ(坂元愛登)から突然告白されていた。キヨシは、社会学者である母・サカエ(吉田羊)と共に令和から昭和にタイムスリップしてきた中学生。街中で偶然出会った純子に一目ぼれしてしまったのだ。純子は“ムッチ先輩”こと秋津睦実(磯村勇斗)に密かに思いを寄せているにもかかわらず、キヨシを家に連れ込もうとするが・・・!?

昭和の「当たり前」は令和の「不適切」!? “昭和”から“令和”にタイムスリップしたことで改めて感じる人々とのギャップや共感を描く、意識低い系タイムスリップコメディがスタート!

 

第2話「一人で抱えちゃダメですか?」

2024.2.2

再び令和にやってきた小川市郎(阿部サダヲ)が持っていたスマホに、昭和にいるサカエ(吉田羊)から着信が。市郎のタイムスリップ話を信じていなかった犬島渚(仲里依紗)と秋津(磯村勇斗)だが、ビデオ通話で確かにサカエが昭和にいるとわかり、驚きを隠せない。そんなことはさておき、市郎は純子(河合優実)とキヨシ(坂元愛登)の“チョメチョメ”を未然に防ぐため、サカエに今すぐ自宅へ向かってくれと懇願するのだった。

改めて渚と秋津にこれまでの経緯を説明すると共に、初めて会った時の“渚の涙の理由”が気になっていたと打ち明ける市郎。そこで、渚はこれまでに起こった出来事を語り始めるのだが、それは現代の働き方の難しさを象徴するかのような内容だった。

鬱屈とした毎日を過ごしている渚の前に更なる問題が。その時市郎は…!?

 

第3話「カワイイって言っちゃダメですか?」

 2024.2.9

うっかり足を滑らせたことで昭和に戻ってきた市郎(阿部サダヲ)は、何事もなかったかのように純子(河合優実)たちが待つ家に帰宅。一方、市郎が突然姿を消した令和では、渚(仲里依紗)と秋津(磯村勇斗)がその行方を心配していた。 市郎が消えて2日、喫茶「SCANDAL」では、渚と秋津がサカエ(吉田羊)の元夫でタイムマシン開発者の井上昌和(三宅弘城)と向かい合っていた。井上からタイムマシン開発秘話などを聞いていると、渚のスマホに昭和にいる市郎から着信が…。 そして井上は、過去を改ざんすると未来が変わってしまう“タイムパラドックス”の危険性を語り始めるのだった。

そんな中、昭和のバラエティ番組へ出演すると言い出す純子。未成年は保護者同伴ということで、市郎やサカエもスタジオへ同行することに。一方令和では、渚が先輩プロデューサー・栗田一也(山本耕史)の担当番組で起こった大スキャンダルに巻き込まれてしまい…!?

 

第4話「既読スルーしちゃダメですか?」

2024.2.16

キスをしようとした瞬間、ビリビリッと弾け飛んだ市郎(阿部サダヲ)と渚(仲里依紗)。2人の間に何かの障壁があることに気づくのだった。

後日、喫茶「SCANDAL」では、井上(三宅弘城)がようやく恩師である市郎と再会していた。市郎は井上の協力の元、キヨシ(坂元愛登)のスマホを自分名義に変え、メッセージアプリをダウンロードしてはしゃぎ倒していた。これが更なる問題へと発展していくことも知らず…。

一方、昭和の小川家では、ひょんなことからキヨシがクラスメイトのイノウエ(中田理智)に告白されたと話し始め、サカエ(吉田羊)が衝撃を受けていた。すると純子(河合優実)が二股だと騒ぎ立て…。

 

第5話「隠しごとしちゃダメですか?」

2024.2.23

「父親に会ってほしい」と渚(仲里依紗)に連れられた市郎(阿部サダヲ)は、ホテルのラウンジで犬島ゆずる(古田新太)と対面していた。

なぜか市郎のことを「おとうさん」と呼ぶゆずるに対し、“おとうさん”はそっちだとイライラする市郎。そのやり取りを見ていた渚は、市郎にある写真を見せるのだった。

一方、昭和では、サカエ(吉田羊)がひょんなことからキヨシ(坂元愛登)のクラスに不登校の生徒がいることを知る。キヨシも令和では不登校だったと知った純子(河合優実)は、「その子の話し相手になってあげれば」と提案。SNSのない時代にどう連絡を取ったらいいものかと頭を抱えるキヨシだが、昭和ならではの“ある連絡手段”を思いつき・・・!?

 

第6話「昔話しちゃダメですか?」

2024.3.1

EBSテレビでカウンセラーを続けている市郎(阿部サダヲ)のもとに、渚(仲里依紗)が同期の羽村由貴(ファーストサマーウイカ)を連れてやってきた。

憧れの大物脚本家・エモケンこと江面賢太郎(池田成志)とドラマを作ることになった羽村だが、その打ち合わせでの出来事に悩んでいるという。 そんな羽村とともに市郎は、エモケンとの打ち合わせに同席することに・・・。

一方、純子(河合優実)はなかなか家に帰ってこない市郎のことが気になっていた。 そんなとき、市郎と純子の運命を知った秋津(磯村勇斗)が、嫌がる市郎をある場所へ連れていき・・・!?

 

第7話「回収しなきゃダメですか?」

2024.3.8

渚(仲里依紗)に連れられ美容室に来た純子(河合優実)は、美容師のナオキ(岡田将生)と出会う。一方、純子を送り届けた渚は、カフェで市郎(阿部サダヲ)と羽村ファーストサマーウイカ)とのリモート会議に参加。台本の締め切りが迫る江面(池田成志)のドラマについて話し合っていた。そこへ、髪を切り終えた純子がやってくると、ナオキにデートに誘われたと話し出す。

純子はナオキとのデートで何やらいい雰囲気に・・・。令和で訪れた娘の新しい恋にチョメチョメの危機を感じた市郎は・・・!?

同じ頃、昭和では消えた純子の行方を心配したムッチ先輩(磯村勇斗)が、キヨシ(坂元愛登)を問い詰めていた。そこでタイムマシンの話を知ったムッチ先輩は、サカエ(吉田羊)のもとへ乗り込んでいき・・・!?

 

第8話「1回しくじったらダメですか?」

2024.3.15

令和へタイムスリップしたムッチ先輩(磯村勇斗)は、息子である秋津(磯村勇斗)と対面していた。 そこで、純子(河合優実)が入れ違いで昭和に帰ったことを知ったムッチ先輩は「未来に来た意味がない」と騒ぎだすが、井上(三宅弘城)から“ある話”を聞くと突然パニックになり・・・!?

同じ頃、市郎(阿部サダヲ)のもとには、過去に起こした不倫スキャンダルによって閑職に追いやられていた入社7年目のアナウンサー・倉持猛(小関裕太)が相談に来る。

復帰の目処が立っていたにも関わらず、リスクマネジメント部の部長が栗田(山本耕史)に変わったことで白紙に戻されてしまったという。市郎は渚(仲里依紗)も交え、倉持の復帰を栗田とその部下・瓜生(板倉俊之)に直談判。そしてようやくもぎ取った倉持のアナウンサー復帰だったが、世間の目はあまりにも厳しく・・・。

 

第9話「分類しなきゃダメですか?」

2024.3.22

社内報のインタビューを受けた渚(仲里依紗)。その記事を読んだ後輩・杉山ひろ美(円井わん)が渚の発言は自分に対するアウティングかつマタハラだ、と市郎(阿部サダヲ)の元に相談にくる。秋津(磯村勇斗)も交え、市郎から話を聞いた渚は、特定の誰かについて話したわけではないとショックを受ける。しかし、杉山の気持ちはおさまらず・・・。

そんな中、秋津が社内モニターとして登録しているマッチングアプリでマッチした証券会社勤務の矢野恭子(守屋麗奈)と待ち合わせをするため、市郎と秋津は「SCANDAL」へ。するとそこには昭和にいるはずのサカエ(吉田羊)の「ちょっと綺麗になった」姿があり・・・!?

 

第10話「アップデートしなきゃダメですか?」

2024.3.29

タイムマシンバスが運行できるのも残り1往復。遂に昭和に戻る決心をした市郎(阿部サダヲ)は、令和での身辺整理を着々と進めていた。最後のタイムスリップは落ち込んでいる渚(仲里依紗)のために使おうと決めた市郎は、秋津(磯村勇斗)やゆずる(古田新太)、井上(三宅弘城)らに別れを告げ、渚と共にバスに乗り込み昭和へ向かうのだった。 昭和に戻り、すっかり真面目な受験生となった純子(河合優実)に再会した市郎。

だが、変わったのは純子だけではなく、令和に馴染んだ市郎の内面もまたアップデートしていた。昭和マインド全開の中学校の在り様に疑問を持ちつつ、これから起こる自分たちの未来について思いをめぐらした市郎は!?

昭和ドラマが好きなので当然見てしまいます。1話ではテレビ画面に一瞬ミヤコ蝶々さんが映ってたね!

 

昭和っていっても1986年は昭和の終わりに近い昭和61年。昭和61年の1月だと「シャツの店」やってる頃だ~。4月から朝ドラは「はね駒」。となると、斉藤由貴さんなどが人気が出始めた時代で、聖子ちゃんカットの純子はその時代にはちょっと時代遅れ?

peachredrum.hateblo.jp

金八のスペシャルの4作目「イジメられっ子金八先生」が1985年12月27日放送なので時代的には近い。んで、小川の比じゃないくらい当時の暴力教師はムカつく。80年代の初めにヒットした金八みたいな熱血先生が受けなくなった時代。

peachredrum.hateblo.jp

1話の最後にミュージカル!? びっくりしたぁ。小川は拳と拳で話し合えばいいと言ってたけど、意外と昭和にも殴ることがいいこととは思わないって言ってた人もいた。

peachredrum.hateblo.jp

新次郎「お前ら、何かっていうともめるんで、かみさんも頭(かしら)も俺にぶん殴れって言ったよ。だけどな、俺がぶん殴ったからって仲直りできるもんじゃねえや。俺はお前たちに仕事教えて、うんといい大工になってもらいたいと思ってたんだ。だけどな、根性とか入れるってんで、はり倒したりどなったりすんのは俺の性に合わねえんだよ。健坊は俺を煮えきらないって言った。男らしくないって言った。俺はな、どなったり、根性、根性ってわめき散らすのが男らしいとは思ってないんだよ。仕事教えるのは俺だ。教わるのはお前らだ。だけど、他のことは対等でいきたいじゃねえか。俺はな、どなったり、黙って俺についてこいなんてのは照れくさくてしょうがないんだよ。それをなんだよ、ええ? 俺にそんなお説教みたいなことさせるなよ。なんだよ、現場でケンカするなんて見損なったぞ、お前ら」←昭和1桁生まれの男性の発言です。これは昭和46(1971)年のお話。

 

ただし、33歳のときに18歳の女性と結婚し、未成年にビールを勧め、タバコスパスパ、競輪競馬もやる昭和の男ですが。小川は2024年に88歳。昭和10/1935年生まれだから、ホントに新さんと同世代だね。昭和は長いね。80年代とも全然違う。

 

3話の不適切発言、面白かったな~。秋田のきりたんぽは下ネタじゃない(笑)。八嶋智人さんと山本耕史さんのやり取りが面白すぎた。そういえば、このお二方は三谷ファミリーの印象が強い。「新選組!」好きでした。

 

セクハラのガイドライン、娘に言わないことはしないは、まともな人なら通じるけど娘にもセクハラ発言する人はするからな~。上司の娘とか自分が逆らえない人に関係する女性のほうが納得いく。

 

4話。「おれは男だ!」のタイトルが出てきたけど、あれももともと少女漫画なんだよね~と「たんとんとん」を見て、森田健作さんの主演作を調べて知った知識。見たことはないけど、多分、昨今の改変どころではない改変だろうと思う。

 

ハッ、私の嫌いな”体当たり演技”のこと言ってる。昭和のドラマ好きだけど、そういう作品は極力避けてる。そういうのを乗り越えてこそ真の女優みたいな風潮、イヤ。

 

5話。八嶋氏はやっぱり面白い。

 

6話。松村雄基さん、若ぇ~。

 

7話。考察が面倒で今のドラマは見なくなった。でも、好きな俳優が出てるから「VIVANT」は見たんだよ。まったく何も考えないで見てたけど。確かに美青年の岡田将生さん。ただ、ナオキの役年齢は分からないけど、純子と結構年の差なーい? 「たんとんとん」の新さんととし子くらい差がなーい? そこはちょっと気になった。

 

8話。東京オリンピックに反応するマーちゃん…いや、小川。S&Bスナック佐藤くん。懐かしい~! 

 

こたつ記事…。ハァ~、去年末から今年にかけて私の好きなある選手がないことないこと書かれまくっていて、やっかいなのはOBってのがよく分かった。憶測記事が出る→憶測記事を前提にOBが解説を入れる→OBの言ったことが記事になる→ネガティブな意見をまとめてまた記事が出る→勝手に悪い印象にされる…ドラマと関係ないけど、スポーツ紙は酷いぞ。ファン?もなぜあんなにOBの言うことを信じるのか。

 

9話。渚ちゃんの立場が辛すぎて…。

 

10話。未来から戻って来た小川は価値観がアップデートされていた。昭和のドラマが好きだけど、昭和の価値観が好きなわけじゃないから、いいとこどりできたらいいんだけど、まあそううまくはいかないか。

 

だけど、渚みたいに小さな子がいながら、仕事もマッチングもやっちゃうみたいな女性…正直ちょっと苦手かも? パワフルだなーと思うけど、なかなかああはいかないだろう…いや、やれる人はやれるのか。こういうところが昭和脳? いやいや、昭和のほうが小さな子供がいる人はすぐ再婚してたと思う。平成脳?かもしれない。

 

クドカンの書くドラマは好きだけど、女性キャラはビミョ~に思うことが多い。サカエすら恋愛脳すぎるというか。

 

全体的にめちゃくちゃ面白いドラマだったとは思うけど、びっくりするくらい今までクドカンのドラマは最終回を見終えた瞬間にストーリーを忘れる。あらすじを残したから、あとで何となく把握は出来るだろうけど、これもやっぱり忘れてしまいそう。楽しかったという記憶だけ残るから、また新作ドラマを見ちゃうんだけろうけどね。