徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマほんとうに 第8回

TBS  1976年11月25日

 

あらすじ

 

舞台は東京の老舗のせんべい屋「はまかわ」。 はまかわの次男 草刈正雄とお店で働く大竹しのぶとの恋愛模様を軸に、 定番の嫁・姑・親子の問題を交えて描く昭和のホームドラマ

2023.8.30 BS11(イレブン)録画。

peachredrum.hateblo.jp

浜川家

信乃/しの:京塚昌子…「はまかわ」の女主人。幼なじみの恒介には「しーちゃん」と呼ばれている。

*

東作/とうさく:関口宏…信乃の長男。中卒で職人の道へ。

千絵:長山藍子…東作の妻。前夫と死別。息子2人。

*

南平/なんぺい:草刈正雄…信乃の次男。大学を中退してせんべい職人へ。

トキ:市川翠扇…信乃の姑。東作と南平の祖母。

*

明:羽田勉…千絵の次男。

*

戸倉家

克子:赤木春恵…千絵の前夫の母。聰と明の祖母。

聰:松田洋治…千絵の長男。

*

上條家…千絵が17歳から奉公していて、親代わり。

祐人:山村聰…千絵の仲人。人類学の教授。

昭子:奈良岡朋子…祐人の妻。

*

三浦桃子:大竹しのぶ …「はまかわ」の従業員。

三浦杏子:東海林典子… 桃子の妹。スーパーの店員。

*

高木則夫:岡本信人…「はまかわ」の職人。のんちゃん。

湯村敬太:江藤潤 …「はまかわ」の職人。

*

小田常吉:田武謙三…「はまかわ」の職人。常さん。

小田麻子:大鹿次代…常吉の妻。

*

川原美知:研ナオコ …南平の友人。

 

協力/九段・一口坂 さかぐち

sakaguchi-arare.com

 

はまかわの工場

汗をかきながら作業する職人たち。信乃が荷物を持って工場の階段を降りてくると、職人たちに心配され、東作は目方が普通の人とは違うとツッコむと、信乃は美容体操のつもりでやってると言い返す。も〜、いじるね〜。

 

公園

南平は美知に友達以上の感情はないとはっきり伝えたものの人の夢を邪魔する法はないと美知は聞く耳を持たない。急に「ときめきトゥナイト」の曜子を思い出した。

↑真ん中の男の子・真壁君のことを好きなヒロイン・蘭世(黒髪ロング)とライバルの曜子(真壁君の左隣の女の子)。

 

 

工場

工場を抜け出していた南平が大声で職人たちに謝る。理由は男友達と会っていたと言ってたけどね。信乃はパート主婦たちと作業。常さんの奥さんもパートしてるのか。

 

アルバイトの主婦は大鹿次代さんのほかは、益田愛子さん、和泉喜和子さん。

益田さんは「心」では宮寺の住むアパートの管理人。

peachredrum.hateblo.jp

peachredrum.hateblo.jp

peachredrum.hateblo.jp

わりと最近までお仕事されてて、今もご存命。和泉さんは1970年代から80年代にかけてドラマに出ていた。

 

信乃は南平に美知のことを聞き出そうとする。信乃はせんべい屋の修行を始めたばかりの南平に支店を出すことをもう考えていて、せんべい屋のおかみさんになる人はそれなりの人にしたいからと言い、好きな人すら自分で選べないのかと思う南平。

 

茶の間

明が幼稚園から帰って来た。今にして思うと近いんだろうけど、幼児が一人で歩いて帰るのってすごいことだよね。私もそうだったんですが。信乃がちょっと出かけると言うので千絵もこの機会に明のものを買おうと夕飯の準備までに帰ってくると東作に伝えて明とデパートに出かけることにした。これは何か起こる予感! きっと信乃を激怒させるようなことが起こる!

 

戸倉家

聰が学校から帰る頃、千絵と明が顔を見せた。仕立て物をしていた克子は聰に続き、明の「ただいま」が聞こえて慌てる。聰や克子にもデパートで買い物したものを渡す千絵。克子は浜川に内緒にして来たことを聞き驚く。千絵と明は久々の戸倉家にほのぼのムード。ここまで仲良しの嫁姑もないよね~。

 

そこに信乃が訪ねてきた! 明が「おばあちゃん」と玄関に出てしまい速攻でバレる。信乃はデパートに行ったからと克子や聰にお土産を渡した。玄関に出た千絵に隠れて来なくたっていいじゃないのと言い、さっさと帰った。

 

ダイニング

夕食を作っている信乃。帰って来た千絵が手伝いますと言ってもいつもの無視。長唄の稽古から帰って来たご機嫌なトキは千絵に信乃はお天気屋だから機嫌が悪いと3日も4日も口を利かない。私もずいぶん泣かされて〜と嘘だか本当だから分からないことを言う。トキはなぜか千絵の前では割といいばあさんぶるんだよな〜。

 

茶の間

信乃の肩揉みをする南平は機嫌の悪い理由を聞き出そうとする。千絵に気持ちを分かってもらえないことに苛立っていたとようやく分かる。信乃もいろいろ気遣ってるのも分かるから、千絵も別に言っていけばいいじゃないのと思う。

 

店ではまかわの割れたせんべいを袋詰めする桃子、杏子、敬太、のんちゃん。信乃の許可を得て割れたせんべいをスーパーで安く売り、そのお金を仕送りの足しにしている。南平も手伝おうとするが、作業はもう終わり。

 

東作たちの部屋

信乃の肩を持ち、千絵の行動を責める東作。東作も双方が戸倉家に行くことは知らなかった。

 

ダイニング

南平が歌を歌うとスカッとするぜと桃子たちを集めた。信乃やトキも顔を見せる。今日は草刈正雄さんのソロ。「空が少しずつ」かな。あー、字幕欲しい。草刈正雄さんの歌はドラマ用の歌だけど、大竹しのぶさんの「握手」はドラマが始まる前の7月に発売されてるので単純に宣伝? 太っ腹な時代だよね。

 

翌日、仲人の上條夫婦が菓子折りを持って謝りに来た。謝りに来たのは祐人だけで、昭子は千絵が涙を見せたものだからヒートアップして信乃をいい声で責める。そうか、いい声だから冷たさが増すのかな。

 

やっぱり東作は信乃の味方ばかりする。信乃は千絵が克子の持たせたお金で明の服を買ったと昭子から聞かされて悔しくて泣いてしまい、部屋から出て行き、南平の胸で泣く。役得! 南平は昭子をユニークなおばさん、強烈おばさんと表現。

 

南平がいるダイニングに東作と千絵が来た。千絵はすぐ謝りに行こうとするが、南平が止める。

 

信乃は部屋で悔し泣き。(つづく)

 

あー、何でこのドラマ、こんなに面白いんだろう。私は強烈おばさんのファン。あそこまで出しゃばるのなら結婚前に全力で止めてほしかった。

 

信乃も信乃で報われなくてかわいそうだとも思う。ほんとはトキのほうが性悪なのに悪者にされるのは信乃ばっかり。

 

それにしても毎回思うのが南平のかっこよさ。あの足の長さ。一人だけ異次元の人間が迷い込んだような感じ。

www.sponichi.co.jp

橋田先生を偲んで大竹さんが語っているのは「ほんとうに」の話で、スポニチが載せてる写真の3枚目はわんこそばだから「道」だね。