徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマほんとうに 第19回

TBS  1977年2月10日

 

あらすじ

 

舞台は東京の老舗のせんべい屋「はまかわ」。 はまかわの次男 草刈正雄とお店で働く大竹しのぶとの恋愛模様を軸に、 定番の嫁・姑・親子の問題を交えて描く昭和のホームドラマ

2023.9.19 BS11(イレブン)録画。

peachredrum.hateblo.jp

浜川家

信乃/しの:京塚昌子…「はまかわ」の女主人。幼なじみの恒介には「しーちゃん」と呼ばれている。

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東作/とうさく:関口宏…信乃の長男。中卒で職人の道へ。

千絵:長山藍子…東作の妻。前夫と死別。息子2人。

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南平/なんぺい:草刈正雄…信乃の次男。大学を中退し、せんべい職人へ。24歳。

トキ:市川翠扇…信乃の姑。東作と南平の祖母。

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明:羽田勉…千絵の次男。

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戸倉家

克子:赤木春恵…千絵の前夫の母。聰と明の祖母。

聰:松田洋治…千絵の長男。

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上條家…千絵が17歳から奉公していて、親代わり。

祐人:山村聰…千絵の仲人。人類学の教授。

昭子:奈良岡朋子…祐人の妻。

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三浦桃子:大竹しのぶ …「はまかわ」の従業員。4月で20歳。

三浦杏子:東海林典子… 桃子の妹。スーパーの店員。

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高木則夫:岡本信人…「はまかわ」の職人。のんちゃん。

湯村敬太:江藤潤 …「はまかわ」の職人。秋田出身。南平と同じ歳。

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小田常吉:田武謙三…「はまかわ」の職人。常さん。

小田麻子:大鹿次代…常吉の妻。「はまかわ」でパートをしている。

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村山医師:下條正巳(今回は「村上」となっていた)

 

協力/九段・一口坂 さかぐち

sakaguchi-arare.com

 

階段を降りてきた南平と明。電話が鳴り、南平が取ると、しばらく無言だった聰が「おばあちゃん、おばあちゃん」としゃべり出す。千絵に代わると、おばあちゃんが死んじゃったみたいと言う。医者を呼べとか男の子でしょとかそんな〜だよ。南平が救急車を呼ぶ。戸倉家は台東区…ほうほう。

 

電話を切った聰が克子に背中なでてあげようかと話しかける。

 

戸倉家

救急車が来たので近所の主婦たちが集まっていた。村上医師の診断は狭心症。死後5~6時間経っていて明け方亡くなった。医師は大往生と言うが、そんな歳じゃないだろう〜。聰は千絵を責める。それにしても浜川のかかりつけ医は村山? 村上? おいちゃんならもう一度くらい出てもおかしくないので次に確かめよう。

 

役名なしの方々

竹本純平…救急隊員役。「はね駒」「ゲゲゲの女房」「花子とアン」などなど。つい最近の「ハヤブサ消防団」にも出演。

 

この方たちは戸倉家の近所の主婦たちかな。

沢柳迪子…さわやなぎ・みちこさんなのね。キャストクレジットが沢と柳のスペースが微妙に開いててなんてお読みするんだと思っちゃった。「おしん」では田倉商店開店の客だそう。こちらも主婦役。227,230話。

溝口順子…「おしん」230話出演。

伊東あつ子…この方も「おしん」の206話に出演。戦中。

おしん」はかなりの端役の方まで全員名前が出てる感じだな。

 

はまかわは臨時休業。信乃は無理してでも病院に連れてけばよかったと涙する。信乃、桃子、南平も戸倉家に手伝いに行く。麻子は、浜川が無人になるため、奥のことを任された。もう喪服に着替えていたトキだったが、信乃に留守番を頼まれてブツクサ文句を言い、聰を引き取るなら一騒動二騒動あるねと嫌みを言う。

 

戸倉家

南平が迎えに行き、幼稚園を早退した明が克子の顔をツンツンと触る。無邪気ねえ。あのくらいの年齢でもやっぱり動かない人って怖くない? 私はあんなに無邪気に振る舞えなかったな。

 

信乃が千絵を連れ戻したことを責める昭子。今日もいい声だあ〜。昭子の剣幕に桃子が反論する。まあ、あの後、昭子が来たんだから昭子が無理にでも連れてけとも思う。祐人も昭子の暴走を止めてるんだけどあんまり抑止力にならないんだよな。

 

部屋を飛び出した桃子を追いかけてお礼を言う南平。東作は座ったままだね〜。あんなにおふくろ大好きなのに何とも思わないの?

 

浜川家台所

信乃が食事作り。職人たちがご飯を食べに来る。トキは千絵がいつ戻ってくるのか聞く。うるせーよ、明ちゃんもすっかり懐いているって本当?

 

戸倉家

明は浜川に帰ろうと言う。聰は一人でここにいると言い張る。

 

千絵は克子の着物を整理しながら克子の笑顔を思い出していた。このシーンのための回想シーン。その着物の中に克子が書いた千絵宛の手紙が残されていた。千絵の前夫はカツヒコというのね。聰は克子のわがままで手元に置いていたが、自分に何かあれば浜川家のお世話になってほしいと書いてあり、聰のために通帳や土地の権利書などを残していた。

 

上條夫婦や信乃たちの前でもう一度手紙が読まれた。昭子の浜川がもう少し千絵に優しくしてくれたら…というのは、さすがにいちゃもんぽい。東作は聰を引き取ると言う。戸倉家の跡取りだから入籍はさせない。祐人は任せたいと言うが、昭子は上條家で育てたいと言い出す。ここも子供のいない夫婦。

 

しかし、聰は死んでも浜川には行かない、この家にずっと一人でいると言う。東作にご飯どうするんだと聞かれると、あんたには関係ないと出て行った。京塚昌子さん、涙声での演技がうますぎる。信乃は千絵に気持ちの整理がつくまで戸倉にいるように言う。

 

聰の部屋

南平が行き、こうちゃんに教わった手品を教えようとする。南平も子供のころに父を亡くし、手品で励ましてくれたのがこうちゃん。聰が嫌がっているとあっさり引く南平。さすが。

 

浜川家ダイニング

トキは克子と関わりがないので平然としたもんだね〜。信乃は千絵が再婚しなければ、克子がもう少し長生きしたかもと後悔を語る。東作は聰に恨まれてるとかそんなことしか言わねえんだな。自分のことばっかり。

 

戸倉家

聰は克子に手を合わせて学校へ。明は浜川に帰りたいと言い、千絵にどこへでも行っちゃいなさいとキレられる。まあ、明もちょっとしか住んでない浜川にあんなに帰ると言うのが不思議に感じる。南平がいるにしてもそんなに居心地のいい家じゃないでしょ。

 

浜川家

千絵はすぐ店の手伝いをし、明は玄関から工場へ。東作たちが明の姿に驚く。信乃は昨夜から熱を出して寝込んでいた。千絵は1日も早く帰ってくる、戸倉の家は誰かに貸すと言い、信乃から焦らなくていいから聰の気持ちを考えてやれと言う。千絵はね〜、聰のことをいつも後回しにする。

 

戸倉家

克子、納骨の日。浜川家を代表して南平が来た。この家に残ると言う聰に千絵は浜川に帰ると告げた。えー、心を鬼にしてじゃないよ。

 

外で泣いてる聰と家の中でお骨を抱いて泣いてる千絵。(つづく)

 

千絵は常に子供より浜川優先。犬のナンペーはどうなっちゃうんだ?