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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第12話「受験拒否」

TBS 1979年1月25日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.6.29 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。28歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。

三浦太平/たへい(岡本信人)

中田国夫(尾藤イサオ)

松島時枝(茅島成美)

泊三生(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…小型犬・モンタの飼い主。

藤原菊乃(風見章子)…市郎の母。朋子を気に入っている。

藤原笑子(里見奈保)…市郎の妹。高校生。

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森村初子(園佳也子)…スナック葵のママ。

健(田島真吾)…亜紀の弟。グレて家裁送りになり、福太郎と亜紀の出会いを作る。

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教頭(太宰久雄)…周子の勤務する男子高の教頭。

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長谷部克利(豊田清)…周子の生徒。

長谷部定子(大森暁美)…克利の母。

 

朝、ダイニング

やかんのお湯をポットに移す長子。わかが起きてこないことを心配する朋子。周子は、わかより長谷部を心配しているが、長谷部は夏子と表を掃いていた。

 

朋子はわかの部屋を見に行くが、布団に寝ているものの朝寝もできないのかと元気な様子。福太郎曰くストライキらしい。お前たち、胸に手を当てて考えてみろと福太郎が偉そうに高子や朋子に言ってたけど、お前もだよ!

 

夏子の店の掃除をしている長谷部克利。167cmの木原光知子さんより小さい←そんなことチェックすんな。

 

ダイニング

朝食中、長子はおかみさんは更年期だと言う。そんなことベラベラ言うなよ。わかは40代後半くらい? 京塚昌子さんは1930年生まれなので当時48歳。山岡久乃さんより若いんだ~。

 

朋子は母が心配で学校を休み、わかの部屋におかゆを運んだ。やっぱりわかは亜紀が順や洋が下着を買ったことが気に入らなかったらしい。朋子にひがみすぎと笑われると、病人じゃあるまいし、おかゆなんか食べないとふて寝した。

 

玄関

克利の母親・定子が迎えに来た。朋子は克利の存在を隠す。定子は私立探偵を雇って調べたと怒っていると、わかが出てきて穏やかに挨拶し、朋子に克利を連れてくるように言う。

 

茶の間に連れてこられた克利は定子の顔を見て逃げようとするが、定子が止めた。克利は死ぬつもりで家を出たと思いをぶつけ、部屋を飛び出した。

 

厨房に逃げ込んだ克利に従業員たちがいる前で「死ぬなんて言わないで」と朋子。えー! 従業員たちはギョッとする。

 

茶の間

周子のせいで一次試験を受けなかったと言う定子に朋子が反論すると定子は怒って出て行った。

 

わかは克利の面倒を見る気になった。寝てると腰が痛くなるとすっかり元気になって朋子を驚かせる。

 

帰って来た周子。わかは知らん顔して順たちの面倒を見させようとする。学校に乗り込んできた定子に責められた周子は辞表を書く羽目になるかもと言うが、わかはそれなら店をやればいいと意に介さない。

 

わんこそば「伊和田」

市郎の母・菊乃が一人で来店。わんこそばの松を注文。一人でわんこそば! 市郎には黙って来て、笑子は学校があるので先に帰したと朋子にこっそり話す。わかは菊乃が何者か怪しむ。

 

福太郎帰宅。「心」でもそうだけど、しょっちゅうケーキがお土産なんてリッチだな〜!

 

福太郎からシンナー遊びで補導された少年グループの一人が克利の中学時代の友人で両親が地方へ転勤したため、アパートを借りて一人暮らしをしていたと聞いた周子。そこに長子がやって来ていそいそと福太郎の夕食の世話を焼き始め、福太郎は鬱陶しそう。

 

茶の間

克利を呼び出した福太郎は周子の前で克利の家庭の事情を話す。克利の父は他に女がいて、定子が夫の悪口を言いまくり、父さんみたいになるな、東大に入れとプレッシャーをかけるのがたまらなかったと本音を漏らす。息子だと父親の味方になっちゃうのかな? お母さん、勝手に浮気されただけなのにかわいそうだよね。

 

福太郎は克利は被害者で問題を解決するのは両親だと家に置くことに決めた。やっぱり辞表を書かなくちゃと言う周子に女だてらに男の子たちの先生なんてとわかは辞めることに賛成。せっかく大学まで行かせといてそりゃないよ。わかは夜食の準備をする朋子を呼び出し、菊乃との関係を問いただす。

 

市郎のマンション

菊乃は「伊和田」に行ったことを市郎に話した。菊乃は朋子の働きぶりが気に入った。菊乃もまた福太郎と亜紀みたいに市郎は地元に就職させて、朋子に果樹園させる気っぽい。市郎はそのまま東京で働きたいみたいなのに繰り返される「長男だから」という重い言葉。ただ橋田ドラマは長男長女が継ぐパターン意外と少なくない? 

 

岡山での出来事を思い出して、机に向かいながらニンマリする朋子。あのロケシーン使いまわすね~。

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スナック葵

和裁教室に通い始めた亜紀に今更…という感じの健。店に悪そうな男が入ってきたが、健は昔の仲間にばったり会っただけとごまかす。

 

そこに朋子が来店。子供たちが箱根にスケートに行った時の写真を持ってきた朋子に健は親子なのに写真でしか会えないなんて、見せびらかしにきたのか!と怒り出し、写真を破き、亜紀にビンタされ、出て行った。

 

休みの日に部屋で仕事していた高子にわかは社員寮におしるこを持っていくように言う。国夫たちの部屋のドアの向こうから美声が聞こえて慌てて部屋に入り、誰が歌っていたか聞く。部屋から出てきたのは国夫。でも歌ってたのは尾藤イサオさんじゃなかった。

 

美声の持ち主は克利。高子は掘り出し物を見つけた!と歌手デビューさせようと燃える。

 

一方、伊和田家には郁が小玉とは別れると泣きながら乗り込んできて、わかは戸惑う。(つづく)

 

予告なんてあってないようなものとすぐチャンネルを替えてたけど、昨日は大竹しのぶさんの歌が流れたらしいので、今日は見てたらちゃんと予告があって克利の進路を巡って高子と周子が対立していた。明日、ないのかー!

 

事前に豊田清さんは歌手と調べていたので、やはり…という展開。でも、一声で歌うまいな!と分かりやすく思えるほどの歌唱力の持ち主だった。さらにネットで調べると1978年の「スター誕生」で徳島大会のチャンピオンとなり、歌手デビュー。偶然ですが、ドラマで共演する前に尾藤イサオさんと「8時だョ!全員集合」の歌ゲストで共演したこともあったみたい。

 

その後、プロボウラーになってると書いてるブログもあり、びっくり。年齢的にもあってると思うし、この方でしょうか。

www.jpba1.jp

 

今日は18話。100万をポンと出せる麗子の両親。

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明日は19話。次は待望の「おやじ太鼓」の再放送らしく楽しみ!

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「兄弟」もいつかぜひ!