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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第38話「旅立ち」

TBS 1979年7月26日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.8.15 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。元・レコード会社のプロデューサー。28歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。元・男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学部3年生。

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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。定年退職後、おもちゃ屋を開く。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…29歳。国夫と結婚する。

三浦太平/たへい(岡本信人)…時枝に告白するも店は辞めた。

中田国夫(尾藤イサオ)…長子と結婚する。

松島時枝(茅島成美)…福太郎が好き。

泊三生/みつお(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…山形出身の女性。24歳。本名・佐和子。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…朋子の恋人。来春大学卒業予定。

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大坊/たいぼう/吾郎(渡辺篤史)…周子と結婚する。元・高校教師。

大坊恭助(松下達夫)…吾郎の父。

大坊豊子(三崎千恵子)…吾郎の母。

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羽根田(前田昌明)…吾郎の父親の店の常連だった人。

 

わんこそば「伊和田」

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わかを裏切るような形で辞めていった太平が戻ってきて、奥でわかと話をしているのでイライラしている時枝と長子。

 

長子は時枝に時々会ってたんじゃないの?といい、時枝の怒りを買う。

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太平が哲也の学校前で待ち伏せていただけだし、会ったのはこの時だけなのにね。

 

茶の間

伊和田の動向を気にしていた太平は大坊がいなくなる今、また店に戻りたいと頭を下げた。腕の立つ大坊がいて自分がいたんじゃ重荷になると考えていた。国夫には俺がいなくちゃ、ってどんな関係よ? 国夫と長子が跡継ぎになることも知っている。

 

あの時はとにかく吾郎が気に入らない風情だったのに、店のためを思ってみたいなことを言い方がちょっとむかついた。

 

亜紀は福太郎からハワイ行きを断るように言われたとわかに話すと、わかは亜紀の意思ではないとすんなり受け取り、それでもパスポートの写真を撮るように言う。今までならここで亜紀のせいにしてたんだよねー! いつもそこでこじれてた。

 

厨房

太平は早速、今日からでも店に出ると言う。吾郎とも和解。太平は吾郎に酷い態度だったのに吾郎は大人だな〜。太平もちゃっかりハワイへ行く。

 

茶の間

福太郎が亜紀や子供たちを迎えに来た。高子は仕事復帰することを福太郎に話す。一生独身でこのまま居候することも心苦しいから福太郎たちが戻ってくればいいと言うが、福太郎は娘がそばにいれば心丈夫だろうと言う。

 

高子は自分は結婚には向いてないということが分かってるし、やりたい仕事もあるんだからやればいい。周りはいい人がいたら…って感じなんだろうけどさ。

 

わかは亜紀を跡継ぎにすると告げた。亜紀も驚き、福太郎は戸惑う。国夫たちの養子縁組は取り下げ、結局は亜紀が跡継ぎになる。今日は亜紀が伊和田に泊まると知り、福太郎は怒ってマンションに帰って行った。

 

福太郎のマンション

郁と朋子が亜紀の弁当を持って様子を見に来た。福太郎は急に共同戦線を張った嫁姑が気に入らず、このまま一人で頑張るつもりでいる。

 

2階の元・福太郎たちの部屋?

打ち掛けを着た周子。高子や朋子に比べ手のかからない子だったと話すわか。小玉夫婦も祝いに来た。今日の大竹しのぶさん髪長いな!? ある時、急におかっぱになったと思いきや、急に髪型変わるなあ。それともこのシーンは割と先に撮ってた? 高子や朋子の前でお嫁に行きたくない、ハワイに行きたくないと周子が泣き出し、高子も周子ももらい泣き。しかしほんと中田喜子さんキレイだよ。

 

伊和田から出た周子を吾郎や大坊夫婦が迎える。福太郎も遅れてやって来た。

 

伊和田の店で二次会? 伊和田の従業員、小玉夫婦、大坊夫婦たちで食事会。この時代、着物着る機会が多いね。わかさんはいつも着物だけどさ。吾郎は改めてわかにこれから周子とやっていく決意を話す。渡辺篤史さんは「マー姉ちゃん」もそうだけど実直な青年役が多いんだね。

 

茶の間

福太郎はわかと口も聞かずに周子を送るとさっさと帰ってしまった。わかは亜紀に今夜は帰った方がいいと言うが、いざとなったら福太郎と別れても伊和田に置いてもらうと亜紀は言う。

 

翌日、みんなをハワイに送り出し、茶の間には、わかと子供たちと夏子だけ。その夏子も実家に帰ることが決まっていて、働く楽しさを教えてもらったと最後の挨拶をした。

 

ドラマの放送日とドラマ内の日時があってたとしたら、今、夏休み中なんだから子供たちも連れてけと思う。

 

わかはハワイの空の下にいる周子を思い、ひとり台所で皮むきをしていた。

 

ハワイ??

本当にハワイ? なぜか市郎も来た??? 示し合わせたわけじゃないとは言っていたけど、本当?

 

朋子と市郎はハワイのビーチでデート。市郎にはハワイの顔みたいな親戚がいるらしい。すごい! 

 

吾郎たちの店舗は純和風。羽根田も来ている。ここはあからさまな合成だ。羽根田が再登場するとは思わなかったな。

 

ヨットクルーズ。本当にハワイなんだろうな〜。なんだかリッチ。でもバブル前よ。高子はいい仕事がしたいなあとつぶやく。いいよね、そういうのも。

 

福太郎は吾郎の店も見たので先に帰ると言うので、亜紀と言い合いになる。亜紀は7年もかかったけどわかの良さが分かった、伊和田に帰ってくださいと訴える。

 

ビーチを歩く福太郎と亜紀。わかと亜紀がうまくいかなかったら浮気をするぞと言い出す福太郎。なんじゃそら。

 

ハワイウェディングを妄想する朋子と市郎。市郎は獣医学校を卒業した方がいいという。あと4年待てるというけど、朋子は辞める手続きしたんじゃなかった? それでもって今3年生じゃなかった?

 

吾郎と国夫以外はハワイ観光。どうやらハワイロケに渡辺篤史さんと尾藤イサオさんは参加してない模様。忙しかったのかな? 

 

茶の間

わかと郁は質素にそうめん。郁は割と洋服も多い。郁は嫁は所詮嫁と言い、わかはこれからは共同経営者のつもりで割り切ると言う。

 

ハワイロケシーンを存分に使う。

 

わかはハワイの亜紀を思い、ひとり布団で微笑む。(つづく)

 

わかさんが最初からこんな姑なら数々の問題は起きなかったのに、まあ別居して分かったということか。明日が最終回。いろんなことにケリはつくのか!?