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【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第21話「姑根性・嫁根性」

TBS 1979年3月29日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.7.17 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。29歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。1979年1月末定年退職。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。福太郎が好き。

三浦太平/たへい(岡本信人)

中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き?

松島時枝(茅島成美)

泊三生(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…朋子の恋人。

藤原笑子(里見奈保)…市郎の妹。

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森村初子(園佳也子)…スナック葵のママ。亜紀や健の親代わり。

健(田嶋真吾)…亜紀の弟。スナック葵で働いている。

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大坊/たいぼう/吾郎(渡辺篤史)…周子の見合い相手。高校教師。

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清子(奈良岡朋子)…栄二の行きつけの小料理屋のママ。

 

ダイニング

日曜日も朝食の準備をする長子を気遣う亜紀に休みでも行くところがないという長子。雰囲気は和やか。

 

わか、福太郎、夏子は栄二のおもちゃ屋へ。周子も吾郎が店に顔を出すので店に行くと言う。朋子も大学へ。朋子は順の入学前だからスナック葵に行けとしつこい。亜紀は電話でもすると言って話を切り上げた。

 

時枝は哲也、太平と遊園地に行くので亜紀を誘うが、亜紀はわかに留守番すると言っていた手前、出かけられない。しかし、時枝も太平も長子も出かけるように言うので、亜紀は長子に甘えることにしたが、出かけるのは遊園地ではなくスナック葵。

 

おもちゃ屋「メリーゴーランド」

オープンのお祝いにわかたちが駆けつけると、郁はいつもの和装スタイルじゃなく、髪を切り、エプロンをあてていた。全財産だけでなく借金までしてオープンさせたので、伊和田からの開店祝の封筒をありがたくいただく。

 

そこに清子もやって来た。いよいよ店がオープンするが、6歳の女の子を持つ父親のために郁が張り切って接客する。女の子だけど人形は喜ばないという客に車のおもちゃやゲームを勧める。女の子なんだからやっぱり人形の方が…という大人が一人もいなかったのがいいなと思った。

 

スナック葵

健の洗濯物や繕い物を手伝う亜紀。健は福太郎に保釈金を出してもらったために亜紀が肩身の狭い思いをし、自由に出かけられないのだと思い、金を耳揃えて返すよとイライラ。地道にやらないと〜。今の時代、闇バイトしそうな青年に見える。

 

伊和田家茶の間

タバコを吸ってた長子が居眠りしてタバコを落としてしまった。テレビで流れる「勝手にしやがれ」(1977年5月21日発売)と「北国の春」(1977年4月5日発売)。ちゃんとテレビ画面に岩手の大スター千昌夫さんが映ってた! 

勝手にしやがれ

勝手にしやがれ

北国の春

北国の春

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おもちゃ屋「メリーゴーランド」

清子の存在を気にするわかだったが店は盛況。清子も金持ちの客を連れて来ている様子。案外、郁よりわかの方が清子を気にしてるように見える。

 

バー(カフェ?)

周子は栄二とわかを見て夫婦っていいなと思ったと吾郎に話す。吾郎は、いつか店をやりたいと夢を語る。周子は教師はなりたくてなったのだし、今更辞めないと言うが、吾郎の夫婦で店をやりたいという話に乗る。吾郎はいずれ店が形になってからプロポーズするつもりだったと言い、周子は反対されても結婚すると言う。周子が聞かされてないのは仕方ない?として吾郎も知らないんだね。

 

伊和田家茶の間

長子はボヤを起こして慌てる。

 

市郎のマンション

市郎はまだ岡山。笑子がいる間は居候の敏之は出て行ってもらっている。朋子は市郎に愛想を尽かされたと思い込んでいたが、笑子は一緒に岡山に行こうと誘う。笑子は市郎が跡を継がなかったら婿養子を取らされるのを心配していた。長男の嫁は大変だが、朋子はお父さん、お母さんが呼べる人がいた方がいいと言い、笑子に天然記念物みたいな人と言われる。

 

伊和田家茶の間

亜紀が帰ってくると、長子が焦がした畳を必死に拭いていた。長子は泣いていたが、亜紀は明るく励ます。国夫は弟のところに出かけていたなら内緒にすることないのにと言うが、亜紀は留守を任せられたのだからと言う。

 

福太郎たちの部屋

福太郎は帰って来たが、わかはまだ帰ってこない。

 

茶の間

焦がした畳は亜紀がアイロンで焦がしたことになっていて、高子も周子も亜紀さん何してたんだろと騒ぐ。亜紀さんらしくないと朋子がかばう。

 

帰ってきたわかは、もうタバコをのまないようにとタバコの焦げ跡と気付いていた。長子がたまらず自分がやったと白状し、亜紀が留守にしていたことを話してしまう。

 

わかの部屋

亜紀が黙って弟のところに行ってたことが気に入らず、ムッとしているわかを朋子が姑根性だと責める。わかはついにどうせ母さんが全部悪いの!と開き直る。

 

福太郎たちの部屋

亜紀がメソメソ。福太郎は別居のことは考えてると言うものの今日のことはもうたくさんと話を聞かない。いつもだよね〜。

 

伊和田家玄関

吾郎が今日、ギプスが取れる洋を迎えにきた。朋子が出迎え、わか、福太郎も顔を出すが、わかは朝から亜紀に口もきかない。

 

茶の間

福太郎は吾郎に周子への気持ちを聞く。吾郎が結婚するつもりがあると言うと、福太郎はお役御免だと亜紀に言い、仕事に出かけた。

 

わかは吾郎にネクタイをプレゼント。周子も交え、ほのぼの。(つづく)

 

またまた波乱の予感。いろいろ勘違い思い違いがあるんだろうな。

 

次の再放送ドラマが同じく橋田壽賀子脚本、TBS木20ドラマ「ほんとうに」に決まりました。前に朋子の友人・田代静子役の東海林典子さんのwikiを見ていたら、このドラマが出てきて、関口宏さんの貴重な役者仕事が見れるんだ!と見たいと思ってました。

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1976年放送で「道」より前。キャストはかなりかぶっていて、ざっと見ただけでも、京塚昌子さん、長山藍子さん、大竹しのぶさん、東海林典子さん、佐藤英夫さん、奈良岡朋子さん、岡本信人さんなど出演。「心」キャストの山村聰さん、江藤潤さんもいます。この枠しばらく橋田壽賀子さんのドラマで固定ね。