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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第25話「母さんの孤独」

TBS 1979年4月26日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.7.24 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。29歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。定年退職後、おもちゃ屋を開く。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。福太郎が好き。

三浦太平/たへい(岡本信人)

中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き。

松島時枝(茅島成美)…福太郎が好き。

泊三生/みつお(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…朋子の恋人。

藤原菊乃(風見章子)…市郎の母。

藤原笑子(里見奈保)…市郎の妹。

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丸山敏之(赤塚真人)…市郎の居候。

田代静子(東海林典子)…朋子の友人。

 

今日も冒頭に「協力・山陽放送」と出てたから岡山ロケあるな!

 

福太郎帰宅。子供たちだけが出迎えた。わかはお出かけ、亜紀は店、周子はデート。亜紀が茶の間に顔を出すが、わかは行き先も言わずに出かけたと言う。朋子が家出して10日以上。わかは郁のところにいるんだろうと福太郎が電話をした。

 

小玉家

郁が電話に出て家に帰って説明すると言う。市郎を好青年だと好感を持つ郁とわかは友達ならという返事。

 

ダイニング

福太郎が夜食を食べる中、亜紀と話をする。長子は福太郎から円満解決したらしいと聞き、厨房で国夫に報告。わかと朋子が帰宅し、厨房に顔を出し、長子と国夫に頭を下げて謝った。長子はちょっとツンとしてる。

 

茶の間

長男の嫁は大変よ〜と脅す高子と周子。わかは結婚を承諾したわけではないと言い出す。朋子は市郎の両親はいい人だと言い張るが、一度二度顔を合わせただけでは分からないとわかは言う。

 

ダイニング

従業員たちと亜紀が朋子の結婚について語る。長子は国夫のためを思い、壊れた方がいい結婚だってあると言い、みんなの顰蹙を買う。

 

福太郎たちの部屋

亜紀が風呂で不在のところ、わかが入ってきて福太郎に岡山までの新幹線の切符を買うように頼む。

 

わんこそば「伊和田」

郁が朋子にわかの岡山行きを話してしまい、朋子が一緒に行くと言ってきた。朋子、急に髪が短くなってる。

 

朋子の部屋

部屋に入ってきたわかに朋子は市郎の両親に会わないよね?と念を押すが、そんな非常識なことはしないと笑う。ほんと〜? 

 

岡山

満開の桃の花が咲く桃畑でタクシーをおりたわかと朋子。桃源郷とはこんなところのことを言うのかもとわかも褒める。わかだけがタクシーに乗って、畑で作業していた女性に話しかけた。偶然にも作業中の市郎の母・菊乃と出会った。わかは一度店に来た菊乃の顔は覚えておらず、菊乃は藤原家に招待する。「おやじ太鼓」の愛子さん!

 

藤原家

笑子も帰ってきた。菊乃も笑子も大歓迎でわかは戸惑う。初登場の市郎の父は下條正巳さん。風見章子さんと下條正巳さんは大学生と高校生の子供の親と思うと、ちょっと老けてる気もする。風見さんは「道」より10年前の「おやじ太鼓」で30~15歳までの子供の母親役やってるからね。

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下條正巳さんは「本日も晴天なり」と同じく地方の名家のおやじさんという感じかな。もっと太ってつかあさいってわかさんに失礼。

 

お風呂上がりのわかは市郎の両親が気に入ったと朋子に話す。家にも報告しようと電話をして、亜紀が出て、福太郎を呼んだが、結局亜紀に全部話してしまった。

 

ホテルのロビーで待ち合わせしていたわかと朋子と菊乃と笑子。市郎も岡山から駆けつけ、観光。わかも菊乃も着物。

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広々とした公園のような場所だと思ったら後楽園だそうです。

 

茶の間

日曜日なので福太郎も亜紀ものんびり。亜紀はお母さんがいないのは寂しいと言う。

 

岡山

菊乃と仲良さそうな朋子を見て寂しそうな表情を浮かべるわか。

 

茶の間

わかと朋子が帰宅。夜10時過ぎているのに子供たちを起こしてお土産のキビ団子を食べさせようとするわかを福太郎が止めた。朋子の獣医学校について周子は月謝をドブに捨てるようなものだから持参金にしたら?と暗に中退しろと言ってる? 教師なのにね〜。わかはこれからは女性も仕事が大事だとは言ってるけどねえ。周子は福太郎たちが部屋を決めたと話してしまい、微妙な空気が流れる。

 

周子の部屋

わかは周子に吾郎に店を継がせる、あんたを頼りにしていると話して聞かせる。初めて聞いた周子は、わかがいなくなると「そんなバカな」と驚く。

 

わかは仏壇を穏やかな顔で見ている。(つづく)

 

大坊さんはなんて言うかなあ? 高子は結婚できないから母さんと一生この家にいると言ってるけど、わかは全然当てにしてないのが可哀想。伊和田家と同じ兄妹構成の私は高子や周子の扱いにモヤモヤしちゃう。私は周子の立場ですが、三姉妹の上2人ってシンデレラの姉2人に代表されるように末っ子とその他大勢の扱い。

 

8/14~同じくBS11石井ふく子プロデュースドラマの「ひとり家族」というドラマも始まるそうです。中田喜子さん、岡本信人さん、えなりかずきさんなど渡鬼ファミリーが出演されるそうですが、1994年の花王愛の劇場(昼ドラ)ということで私はスルーでいいかなと。ドラマも映画も1980年代くらいまでの作品が見たいです。

 

しかし、1994年って全然バブルじゃないんだけど、今見るとガラガラの服に濃い化粧でバブルっぽく感じるね。バブルがはじけて氷河期だったのに今より元気な時代に見えちゃう恐ろしさ。