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ドラマの感想など

【ネタバレ】秘密への招待状

2019年 アメリ

 

あらすじ

インドで孤児の救援活動に人生を捧げるイザベルの元に、多額の寄付の話が舞い込む。ただし、メディア会社を経営する支援者テレサにNYまで会いに行くのが条件だ。話をまとめて早く帰国したいイザベルを娘の結婚式に強引に招待するテレサ。イザベルは渋々出席するが・・・。

2023.2.5 ムービープラス録画。

2006年のデンマーク映画「アフター・ウェディング」のリメイク版。

 

インドで孤児の救護活動をしているイザベル・アンダーセン(ミシェル・ウィリアムズ)は、多額の寄付をしてくれた支援者テレサ・ヤング(ジュリアン・ムーア)に会うためニューヨークへ。

 

イザベルはテレサに会い、インドでの活動の様子を話す。テレサは今週末に娘の結婚式があると話し、イザベルへの寄付は精査して月曜日のランチに話すという。その前に娘の結婚式に出席して欲しいと強引に誘う。

 

テレサの娘のグレイスは式の準備に忙しい。こういうのガーデンウェディングというのかな。グレイスと結婚するジョナサンはテレサの会社の社員でイザベルをテレサの元へ送った。

 

テレサからドレスも用意され結婚式に出席したイザベル。テレサの隣に立つ男性に見覚えがあった。

 

グレイスが結婚の挨拶で私ほど父親と仲がいい人はいないだろうと話し、母親は自分で選んだと語った。グレイスが子供の頃、SOHOで偶然出会ったテレサを気に入り離さなかった。

 

夜は花火大会。豪勢だねえ。

 

翌日、テレサの家を訪ねたイザベル。テレサの夫のオスカーはグレイスの父親でイザベルは元恋人。グレイスを産んだイザベルは育てられないので養子にしようという話をオスカーとしていたが、オスカーが一人でグレイスを育てていたことにイザベルは激怒して家を出て行った。

 

グレイスに全てを話したオスカー。死んだと聞かされていた母親が生きていると知ったグレイスはオスカーに怒り、イザベルに会いに行った。少々ぎこちない会話ながら携帯電話の番号を教え合い、別れた。

 

インドっぽい?バーで会ったイザベルとグレイス。グレイスは子供の頃の写真を見せた。

 

レストランで待ち合わせたテレサは会社を売却してイザベルに寄付をするという。レストランの奥に見える料理人が日本人っぽく見える。店内はアジアっぽくないし、テレサ曰くシタビラメがおすすめだと言っていた。イザベルはオスカーの元恋人だと知っていたのだろうというが、テレサは偶然だと言い張る。

 

翌日。再びイザベルを呼び出したテレサはグレイスの名前で基金を設立し、6年で2千万ドル寄付するつもりだが、詳細が決まるまで帰らないで欲しいという。

 

グレイスはオスカーに詳しい事情を聞く。出産を終えたら2人とも去るはずだったが、オスカーは最後に顔を見に行くはずが毎日通っていた。

 

テレサは双子の息子たちと出かけていき、イザベルにはオスカーと話し合うようにいう。オスカーたちの家を訪ねたイザベルはテレサに何か思惑があるのでは?と聞く。彼女の考えていることは分からないと返すオスカー。

 

グレイスは新婚旅行にインドに行きたいというが、休みは1週間しかなくコスタリカに行きたいジョナサンとケンカになってしまう。

 

テレサが息子たちを連れて帰宅。オスカーは医師からテレサがこの先長くないことを知らされ、テレサを問い詰めたが、子供達には言わないでという。テレサはイザベルにニューヨークに残って暮らすようにいう。インドに息子同然の子供がいるイザベルはテレサの勝手な言い分に怒って部屋を飛び出した。

 

外まで追いかけてきて、私は病気で長くないと告白するテレサ。イザベルは戸惑いながらもその場を去った。

 

グレイスからジョナサンと離婚したいと相談を受けたイザベルは自分の人生だと突き放したようなことを言う。翌日、オスカーとイザベルがグレイスが会い、テレサのことを話そうという。

 

テレサの会社で寄付の手続きが終わり、テレサの元をグレイスが訪れた。テレサの病気のことを知らされたグレイスは「ママはママよ」と抱きついて泣き出した。

 

テレサの誕生日パーティーアメリカンジョークを言いながら楽しくパーティーに参加していたテレサだったが、夜はオスカーにまだ死にたくない、終わりたくないと泣いてすがった。

 

森に散骨(だよねえ?)したオスカー、グレイス、イザベル、双子の子供たち。ジョナサンの姿がないということは離婚成立!? イザベルはインドへ帰り、息子同然のジェイと再会。ニューヨークへ引っ越そうと誘う。ジェイは友達がいるからと断った。ジェイは友達とサッカーを始め、イザベルはサッカーする子供たちを見ていた。(終)

peachredrum.hateblo.jp

以前観た「エール!」というフランス映画は「コーダ あいのうた」の元ネタ?らしいけど、アメリカ映画が他国のリメイクなんて題材不足なんだろうかねえ。

 

子供を産むだけで精一杯だったというイザベルは今は39歳だというのだから、グレイスの母としてはかなり若いのだろうと思う。それがまたテレサとイザベルに歴然とした年の差を感じて混乱した。オスカーの元カノと妻というには随分歳が離れて見えたし、オスカーとイザベルも年の差があるように見えて、元恋人!?って。

 

元の「アフター・ウェディング」はイザベルとテレサの役が男性だったと知ると、そっちの方が自然じゃない? 出産後、すぐに去ってしまったイザベルとグレイスの元に通うオスカーというのが何となく不自然な気がして…。金に物を言わせてイザベルをニューヨークにとどまらせるテレサが身勝手に感じてしまい、うーむ。


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元の映画の予告編を見つけた。母親がひとりで子供を育てていて、金持ち男と再婚していたという、こちらの設定の方がしっくりくる。