徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】エール!

2014年 フランス

 

あらすじ

フランスの田舎町。酪農を営むベリエ家は、高校生の長女ポーラ以外、父も母も弟も全員耳が聴こえない。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが彼女の家族はもちろん大反対・・・

エール!(字幕版)

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  • ルアンヌ・エメラ
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2022.8.9 ムービープラス録画。

 

牛の出産を手伝う少女・ポーラ。両親、弟も耳が聞こえず、ポーラが家族の耳代わりとして、他の人たちとコミュニケーションをとっていた。

 

母の膣炎がひどくなったので病院へ行き、両親に代わり、医師と話をする。3週間、性行為を控えるように言われ、ショックを受ける両親。こういうとこがフランス映画だな〜と思うし、フランス映画が好きになれない理由でもある。このシーンいる? 両親の耳代わりと言っても他のシチュエーションいくらでもあるでしょ。

 

ガブリエルという少年が気になっていたポーラはコーラス部に入った。ある日、ポーラの家でガブリエルと歌の練習をすることになったのだが、ポーラの生理が始まってしまい、シミをガブリエルに見られた。ん? 高校生と思ったけど、母のリアクションだと初めてっぽい!? 父はガブリエルと何かしたのかと思って、ポーラをビンタした。え?

 

翌日、ポーラはクラスメイトにシミ女とからかわれ、ガブリエルがしゃべったと思い、思い切りビンタ。そんな昔の映画じゃないのにビンタシーンが立て続けに出てきて驚く。

 

コーラス部の練習で怒りに任せて歌ったポーラ。素晴らしい歌声でトマソン先生から音楽学校への進学を勧められる。トマソン先生と家で個人レッスンを受け始めるポーラ。いい声。

 

父が村長選に出馬することになり、レッスンの日にテレビ取材が来ることを急に母に知らされ、レッスンに行けずに通訳をするポーラ。母はポーラが出かけているのはデートのせいと思っていた。父の話したことを正確に訳さず、父に出ていけと言われたポーラ。

 

雨の中、トマソン先生の家に行くが、弁解は聞きたくないと家に入れてもらえなかった。

 

家に帰ったポーラは音楽学校の試験を受けると告白するが、学校はパリにあるため、母には村長戦や弟はどうするの?と責められた。

 

テレビの取材では、耳が聞こえなくても仕事に支障はないと父が断言してたけど、それはポーラの助けがあってのことだもんね。

 

レッスンに通うため、友人のマチルダに両親の手伝いをお願いするが、両親からの評価は散々。手話がひどくてチーズは売れなかったとポーラに文句を言う。

 

ガブリエルは声変わりで試験を受けられなくなり、レッスンにも来なくなった。生理とか声変わりとか見た目の大人っぽさとのギャップを感じる。マチルダは誰それと寝たとかそんな話ばかりしてるというのに。

 

チルダはポーラの弟から手話のレッスンを受けるが、弟はセクハラまがいの言葉ばっかり教え、しまいにはテーブルの上の人形がカタカタ揺れる…うえ〜、ポーラの弟なんて小学校高学年くらいの子供に見えたのに。弟はゴムのアナフィラキシーショックで気絶する。

 

両親はポーラが歌うことに反対し続ける。ついにポーラはトマソン先生に試験は受けないと言いに行った。

 

ガブリエルは先生に頼まれて、ポーラに学校の発表会でデュオをやろうと誘う。ポーラは歌うことに決めた。

 

発表会。最初はコーラス部全員での合唱。やっぱり歌はいいなあ。ミシェル・サルドゥの「恋のやまい」や「ブロードウェイのジャヴァ」など。

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口ずさみながら見ている親たちを見ている父。

 

最後にガブリエルとポーラのデュオ。ミシェル・サルドゥの「愛の叫び」。情熱的な歌だけど、途中から音が聞こえなくなり、ポーラの両親目線で、ポーラがガブリエルと見つめ合い、歌う姿が音なしで展開される。

Je vais t'aimer

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両親はポーラの姿を見て、ポーラに試験を受けさせるため家族でパリに向かう。ガブリエルもポーラから試験を受けると連絡を受け、トマソン先生に知らせに行った。

 

遅刻したものの、試験は受けられることになったポーラ。

Je vole

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手話を交えて、ミシェル・サルドゥの「青春の翼」を伸びやかに堂々と歌う。

 

歌い終えた後、家族は歓喜し、試験官一人一人と握手するトマソン先生。

 

ポーラはトマソン先生の運転する車で旅立つことになったが、一旦車から降りて家族とハグし合う。笑顔で家族の元から駆け出すポーラ。(終)

 

エンディングは「青春の翼」の合唱バージョン。いい歌だ〜。しかし、フランス映画。時々挟み込まれる下ネタが受け付けない。感動的な話なのにな〜。この映画は直接的表現は少ないけど、急に激しいラブシーンが始まったりするんだもん。

 

それと、映画冒頭に生まれた黒い子牛に”オバマ”と名付けたり、村長選に出馬した父が聴覚障害はそんなに障害ではない。オバマも肌の色を乗り越えて大統領になったみたいなセリフを言ってて、フランス映画だとOKなんだ?とちょっと思った。

この映画をリメイクしたのが↑の映画。アカデミー賞とったくらいなんだから、万人受けに見やすくなってるんだろうな!?

 


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