徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】ターミナル

2004年 アメリ

 

あらすじ

ニューヨークのJFK空港。ある便で東欧の小国クラコウジアからやって来た男性ビクターだが祖国でクーデターが発生し、彼のパスポートは無効になる。仕方なくビクターは入国許可が下りるまで、空港の構内で暮らすことに。英語ができなかったビクターだが独学で英語を学び、空港内で仕事を見つけるのに成功。また、偶然知り合ったフライトアテンダントアメリアとデートへ。そんなビクターが米国に来た目的は、意外なもので……。

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年末年始恒例深夜のローカル放送を録画しました。この映画、何となく宣伝してたなーと思ってて、せいぜい10年前くらい前の映画だと思ってたら、2004年! トム・ハンクス好きです。 

 

ケネディ国際空港の窓口。たくさんの人が受付をしている。それを見ているモニター。お揃いのミッキーマウスのトレーナーを着たアジア人の集団は肩からカメラを提げてない=密入国だ!と追いかけられ捕まえられた。

 

そんな騒ぎの中、受付をしていた全く英語を話せない男性。クラコウジア国のビクターは、飛行機に乗ってる間にクラコウジアにクーデターが起き、パスポートが無効になり、アメリカに入国できなくなり、空港内のラウンジだけ移動できることになった。

 

構内のテレビでクラコウジアのクーデターを知ったビクター。言葉が話せないので周りの人と意思疎通できなく、もらった食事券も落としてしまった。ラウンジのイスを分解してベッドとして使い一夜を過ごした。

 

言われるままおとなしく空港内にとどまっているビクターを面倒に思った空港職員のディクソンは、警備員のいない時間に外に出て不法入国させ、空港から追い出そうとしたが、ディクソンの思惑通りにいかなかった。

 

ビクターは空港内のカートを元に戻すとお金が戻ることが分かり、空港内のカートを集めて小銭を稼いでハンバーガーを買った。

 

夜は、空港内の本屋の英語のガイドブックと母国語のガイドブックを見比べて英語を学び始めた。

 

ずっと見張っていたディクソンは、運搬係を作りビクターの仕事を取り上げた。お金がなくなり空港から出ていくのを待つ作戦だ。

 

入国係官のドロレスを好きなエンリケという職員が食事をエサにビクターからドロレスの情報を聞き出して欲しいと頼んできた。毎日窓口に行って話に行くビクター。スタートレックが好きなことや恋人が浮気したことなどを聞き出した。

 

空港内で知り合った客室乗務員アメリアはかなりの男好き?! 空港から出て食事をしようと誘われてもお金がないので断った。空港内で仕事を探し始めるが、なかなかうまくいかない。夜中、空港内の修復工事を一人でやっていたら、スカウトされ、働くことになった。

 

エンリケの他に清掃員のグプタや、貨物担当のジョーと仲良くなった。

 

書店でアメリアと再会したビクター。アメリアは歴史の本が好き。5分とひとりでいられないアメリアはまたビクターを食事に誘う。

 

ビクターは非合法で現金払いで時給19ドルで働いていることもディクソン達に知られていた。移民管理センターやFBIでも引き取ってもらえずイライラしているディクソン。

 

入国審査の取調室で暴れている男とビクターを対峙させると(英語が喋れないがビクターとはしゃべっていた)、重病の父親のために薬を持ち込もうとしていた。しかし、書類不備で没収させられそうになったので、ビクターが山羊の薬だと言い、入国審査が通った。

 

そういえば、「世界まる見え!」で毎週のように入国審査のコーナー見てたな…。別に好きでも嫌いでもないけど、何となく雰囲気はつかめた。

 

その話をグプタが空港職員の前で言ってくれて、ビクターは職員たちから笑顔を向けられるようになったが、ビクターに高圧的だったディクソンは視察中だった上司に見られ、出世のチャンスをなくした。

 

アメリアを食事に誘うため、スーツを新調したビクター。グプタは23年前にインドで悪徳警官を刺して逃げてきたという話を聞かされた。そんなグプタや他の職員の協力もあって、展望デッキで食事ができた。

 

アメリアは39歳、ビクターはそれより年上。アメリアは33歳や27歳とサバをよんでいたそうだけど若いなー。

 

ビクターが取り持った縁でエンリケとドロレスが結婚した。

 

帰国したアメリアは空港警備員に捕まり、ディクソンの元へ。ビクターは何も知らずに花束を持ってアメリアを待っていた。ビクターのことをあれこれ聞かれたアメリアは知ってることだけを答えた。

 

再会したビクターは工事中の水飲み場を噴水に建て直してアメリアに見せた。

 

1958年ジャズの熱狂的ファンのビクターの父・ディミタルはジャズ・ミュージシャンにファンレターを出し、一人だけサインをもらえぬまま、父が他界したため、ビクターがニューヨークでサインをもらって、缶詰にそのサインを入れようとずっと空港内で待っていた。

 

アメリアともうまくいき、クラコウジアの戦争も終わり、職員たちがパーティーを開いてくれた。アメリアからビクターのために1日だけの特別なビザをもらってくれた。しかし、そのビザをアメリアのために用意してくれた男と一緒になると言い、去って行った。

 

緊急用の観光ビザは責任者の署名がいる。その責任者はディクソンで友達になった職員たちの解雇をちらつかせ、入国させずにクラコウジアに帰らせようとした。事情を知らないグプタはビクターを腰抜けと罵ったが、事情を知っている職員がグプタに真実を伝えた。

 

飛行機の前に飛び出していったグプタは飛行機を止めた。クラコウジア行きの飛行機は遅延し、グプタは警官に取り囲まれた。

 

ビクターの後ろを職員たちが守るようについてきて、たくさんのプレゼントをもらって外へ行こうとするが、空港の警備員が立ちはだかる…が、ディクソンを裏切ってビクターにコートを着せてくれた。初めて外に出たビクター。外は小雪がちらついていた。タクシー乗り場でアメリアと偶然出会い、アメリアは空港内へ。

 

ジャズバーに行き、最後の一人にサインを求めた。演奏を聴いて、サインをもらいタクシーに乗り込んだビクターは運転手に「家へ帰るんだ」と言い、タクシーは走り出した。(終)

 

結構好きな話だった。アメリアとはほろ苦さもあったけど、ビクターは国に家族はいなかったんだろうか。ビクターの人柄で最終的に大勢の仲間に囲まれる…自分にはありえない世界(^-^;で憧れるんです。  

 


The Terminal (2004) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers