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ドラマの感想など

【ネタバレ】太陽がいっぱい

1960年 フランス/イタリア

 

あらすじ

フランスを代表する大スター、アラン・ドロンの世界的人気を決定づけた傑作サスペンス。貧しい青年トムは、金持ちで放とう生活を送る友人フィリップを殺害し、彼になりすまして、財産を奪う完全犯罪を計画するが…。多くの作品が映画化されているアメリカの女性作家パトリシア・ハイスミスの小説をもとに、脚本・演出を手がけたのはルネ・クレマン監督。イタリアを代表する映画音楽家ニーノ・ロータのテーマ曲はあまりにも有名。

2023.1.26 BSプレミアム録画。

peachredrum.hateblo.jp

アラン・ドロンといえばこの映画も観ました。

 

ローマでトム(アラン・ドロン)と友人フィリップは視覚障害者にぶつかり、2万リラで杖を買い取り、盲目のフリをして金持ちそうな婦人に声をかけ、婦人にキスしたりした。若い男2人にキスされて婦人も嬉しそうだからセクハラではないんだろうね。ただ、白杖を奪うのはな〜。

 

金持ちの息子フィリップをアメリカに連れ戻すようフィリップの父から依頼されていたトムだったが、フィリップは帰る気がなく、トムは報酬5000ドルが受け取れそうにない。

 

タオルミナに滞在するため、ヨットに乗ったトム、フィリップ、フィリップの恋人マージュ。トムは外で操縦し、フィリップとマージュは中でイチャイチャ。トムは誤って小ボートを海に落下させた。フィリップはトムに小ボートに乗るようにいい、トムが小ボートに移ると、ロープを離して海の上を漂わせた。

 

少ししてフィリップがトムの乗った小ボートを手繰り寄せると、トムは太陽光で背中に火傷を負っていた。マージュはフィリップが苛立っているのを見て、トムに一人で帰国するようにいう。

 

夜、ヨットに船室で一人トランプをしているトムに話しかけたフィリップは昼間のことを謝り、殺意が湧いただろ?と聞く。トムはずっと以前からとサラリと答える。

 

タオルミナ到着。船内で喧嘩したフィリップとマージュ。マージュはヨットを降りて、トムから荷物を受け取ると一人で歩いて行った。

 

ヨットに残ったトムとフィリップはフィリップ殺害計画を2人で話し合っていた。フィリップは自分のサインを練習するように言ったり、本当にできるのか?と挑発するように言う。ナイフを手にしたトムはフィリップを一突き! フィリップを帆布で隠し、ロープを巻いて海に落とした。

 

港に戻ってきたヨット。マージュと再会したトムはフィリップは戻らないと言う。マージュはフィリップがローマに戻ったと解釈し、あとは追わないと荷物をまとめ始めた。トムもヨットの中の荷物をまとめた。

 

マージュはフィリップ宛の手紙を受け取り、造船所から50万リラの請求が来ていて、ローマのフィリップの元へ行くというが、トムは自分が届けると言って、フィリップになりすまし、造船所に行き、ヨットを売る話をしてきた。

 

ホテルの部屋でスライド映写機でフィリップのサインを拡大して何度もサインの練習をするトム。フィリップのパスポートにトムの写真を入れ替えた。フィリップのフリをしてマージュに電話し、喧嘩別れのようにして電話を切った。

 

その後、マージュ宛にタイプライターで手紙を書き、トムがマージュに届けた。手紙を読んだマージュはタイプ打ちでそっけないというものの信じて、フィリップに手紙を書くから届けて欲しいとトムにいう。

 

ホテルのロビー。ベルボーイがグリンリーフ様とフィリップの名字を呼んでいた。トムは気付いておらず、マージュの知り合いの女性と友人のフレディがフィリップがホテルにいると思い、マージュに連絡を取っていた。

 

フレディが突然、トムのいる部屋を訪ね、フィリップがどこにいるか聞いた。部屋をウロウロしてタイプライターの文面も読んで、トムがフィリップの代筆もしていると思い込んだフレディ。一度、部屋を出て行ったフレディになりすましがバレ、戻ってきたフレディを撲殺。フレディを苦労して外まで運び出し、フレディが乗ってきた車に乗せて死体を捨てた。犯人はフィリップだ、俺は関係ないと自分に言い聞かせるように言い部屋に戻ったトム。

 

フィリップ・グリンリーフを訪ねて警察が来た。いつから住んでる?と管理人に聞いていたので、アパートだったのか。トムは警官の目を盗んでアパートを出た。1000万リラの預金をおろしに行き、トムはフィリップのサインを書いた。残高が475ドルしかないと言われ、知ってると答えたトム。

 

フィリップの部屋にトムとして電話をかけ、ローマに着いたと連絡した。部屋にいたのは刑事でフレディ殺害の事情聴取に来た。トムはフィリップの婚約者のマージュのことを話した。

 

フレディの遺体確認。トムの他にマージュも来ていた。フィリップが来てないことをマージュに聞く刑事。

 

トムはマージュにフィリップから手紙を預かったことや一晩中歩いていたなどと嘘を吹き込む。

 

モンジベロ行きの列車に乗ったトムは部屋でフィリップの母に遺産は全てマージュに渡すとタイプライターで打ち、サインだけ書いた。

 

オブライエンという男が部屋の外で大声でフィリップを読んだ。仕事があると怒鳴り返したトムは部屋を飛び出し、手紙を投函。

 

朝一番に刑事がトムを訪ねてきた。この部屋は昨日の部屋とは違う。ローマに戻ってる? 刑事は完全にフィリップを疑っている。

 

小さなボートに乗って港町に着いたトム。マージュに会いにモンジベロへ。えー、どこがどこだかわけ分からん。オブライエンと女性からマージュが2週間も引きこもっていることを知らされた。オブライエンは検索して調べるとフィリップの友達らしい。金持ち繋がり?

 

マージュはベッドで寝ていた。トムがタイプライターでフィリップ母に手紙を書いた部屋か。ここがフィリップとマージュの家なのか!?

 

マージュはフィリップが自殺したと思っていた。トムはアメリカに帰るとマージュにキスをするが、マージュはトムを止めた。見つめあっているうちにそういうことになった2人。この映画はキスくらいはあるけど、それ以上の直接的表現はない。トムとマージュは海に出かけて泳いだ。

 

フィリップの父がヨットの売却に訪れた。マージュはフィリップ父に会いに行き、トムは一人残った。アラン・ドロン異次元のスタイルの良さだな〜。ビーチベッドに寝転がり、満足そうな顔をするトム。

 

ヨットが持ち上げられ、帆布に包まれたフィリップの死体がロープに繋がったまま打ち上げられた。

 

刑事が管理人?に電話だと呼び出すように言う。笑顔で管理人の元へ向かうトム。(終)

 

おお〜、ここで終わるか。でもトムが捕まるところとか見たくないからこれでいい。

太陽がいっぱい

太陽がいっぱい

  • フィルム・スタジオ・オーケストラ
  • サウンドトラック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

有名なテーマソング。映画観たことなくても聴いたことある。

 

トム、フィリップはアメリカ人設定みたいだけど、マージュも含め、俳優はフランス人なんだね。アラン・ドロンの美しさ! 日本で人気あったの分かるなあ。海外の俳優で日本ですごく人気の出るタイプとそうじゃない人の違いってなんだろな〜?


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