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【ネタバレ】マイ・フェア・レディ

1964年 アメリ

 

あらすじ

言語学が専門のヒギンズ教授は、同好の士であるピカリング大佐と言葉遣いについて議論した末に、ロンドンのきつい下町なまりで花を売り歩く娘イライザを、自分なら上品なレディに仕立て直してみせると豪語。かくしてその成否をめぐって大佐と賭けをしたヒギンズ教授は、早速イライザを相手に、なまりの矯正や礼儀作法のレッスンを開始。特訓の成果が実り、やがて見事一流のレディに変身した彼女は、社交界の花形となるのだが…。

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2020年12月31日、BSプレミアム録画。年末年始のミュージカル映画特集の1本だけど、他の映画と違い、3時間近くもある長い映画なのでなかなか再生ボタンを押せませんでした。でも今日は楽しそうな映画が観たくて選びました。

 

1910年代のイギリス・ロンドン。ハリウッド映画では定番の時代なのかな!? 日本だと明治末から大正くらいの時代。

 

花売り娘のイライザは音声学のヒギンズ教授とピカリング大佐と知り合う。ヒギンズ教授はイライザの汚い言葉をノートに書き留めていた。

 

イライザの父親・ドゥーリトルは今なら毒親と言われるやつでイライザの売上金にたかって酒を飲むような男で、娘にやってあげたことは命を与えた事だと言って恩返しを強要する。

 

ヒギンズ教授が私が仕込めば半年で貴婦人になれるという言葉を思い出したイライザはヒギンズ教授の自宅を訪ね、一流の花屋の店員になりたいからそのために言葉使いを直したい、授業料を払うから教えて欲しいと頼んだ。居合わせたピカリング大佐が興味を示し、失敗する方に賭けると授業料を払ってくれることになった。

 

イライザはヒギンズ教授宅で住み込みでレッスンを受けることになった。メイド達が風呂に入れようとしたが、イライザは大声で騒ぎ、暴れた。

 

ピカリング大佐はヒギンズ教授とイライザの仲を心配する。えー? そういう話? イライザは若い女性、ヒギンズ教授は中年男性。今のところ、ヒギンズ教授は私の人生に入り込ませないと言ってるが…。

 

ドゥーリトルはいつもの仲間とタダ酒を飲もうとして酒場から追い出され歌う。おじさま達の歌声素敵。歌ってる内容は最低だけどね。

 

イライザがヒギンズ教授宅に引っ越ししたことを大家から聞かされたドゥーリトルはイライザの荷物の鳥かごと中国の扇子を持ってヒギンズ教授宅を訪ねてきた。ヒギンズ教授は朝から発音の練習をさせてもうまくいかず、イライザを連れて帰れとドゥーリトルに言うが、娘はいらないが金は欲しいと5ポンドだけ受け取って帰っていった。

 

英語は分からないけど、イライザのギャーギャーうるさい感じが本当に耳障り。イライザにつきっきりでレッスンするヒギンズ教授。ビー玉を口の中に6個入れてしゃべるとか怖すぎる。ふとした拍子に1個飲み込んでしまったイライザにまだあると再びビー玉を口に入れる。

 

ずーっと練習していた「スペインの雨は主に平野に降る」がうまく言えるようになったイライザ。ヒギンズ教授、イライザ、ピカリング大佐と歌う。wikiによればヘプバーンの歌声ばかりではなさそう。すごく綺麗な歌声です。

 

ヒギンズ教授は舞踏会の練習にとヒギンズ教授の母もいるアスコット競馬場にイライザを連れていった。貴族の息子・フレディはイライザを新しい言葉使いだと面白がるが、発音はよくなったものの話す内容はまだまだだった。

 

フレディは花束を持ってヒギンズ教授宅前をウロウロ。扉をノックするが、メイドから食事中だから中で待つように言われ、外で一人歌う。誰にも会いたくないと言われてもここで待つと歌う。

 

ピカリング大佐は負けを確信したのか賭けは降りると言い出した。舞踏会の衣装に着替えたイライザは息を呑む美しさ。

 

1時間40分ほど経過したところでインターミッション。長い映画なのでトイレ休憩か!?

 

大使館の舞踏会。ヒギンズ教授の元には教え子のカーパシー教授が近づいて話しかけてきた。イライザはピカリング大佐とペアで入場。カーパシー教授はイライザの素性を探ろうと近付いたが、ヒギンズ教授に阻止された。

 

皇太子からダンスの相手に指名されダンスをする。ヒギンズ、カーパシーともダンスをし、無事に踊りきった。

 

家に帰ってきたヒギンズもピカリングもイライザが無事騙せ通せたのでご機嫌で歌う。カーパシーは完璧な英語を話すイライザをハンガリーの女王だと思った。メイド達も楽しそうだが、イライザだけが浮かない顔をしていた。

 

一人になったイライザは涙を流した。部屋に戻ってきたヒギンズ教授に汚い言葉でヒギンズを罵った。イライザはただの実験台と知り、この先どうしたらいいのか戸惑っていた。賭けに負けたピカリング大佐に金をもらって花屋を開けばいいだろうというが…イライザがヒギンズを好きなの?? 独身主義者のヒギンズは結婚するか?と軽く言うのでますますイライザの怒りが増す。

 

また外でフレディが歌う。家を出たイライザはフレディと顔を合わせ、言葉より行動で示せと歌う。イライザはフレディとタクシーに乗ってイライザの住んでいた街へ。

 

ドゥーリトルは立派な服を着ていた。ヒギンズ教授がアメリカの道徳協会に手紙を出し、道徳者として投資家の遺産を受け取り、思いがけず金持ちになっていて、数時間後には愛人との結婚式を控えていた。しかし、金はびた一文やらん自立しろとイライザを突き放した。タクシーで待っていたフレディが迎えに来て、イライザは街を去った。

 

イライザがいなくなったことに気付いたヒギンズ教授は慌てていた。ピカリング大佐は警察に電話をかけた。ピカリングはずーっとこの家に住んでたの!? 内務省の友人に電話をかけたりイライザ捜索に手を尽くしているが、ヒギンズはイライザの悪口を言いながら家の中をウロウロ。

 

イライザはヒギンズの母の元を訪れていた。イライザは褒めたり労いもせず、二人で大勝利だとはしゃいでいたのが許せなかったと話していた。イライザとヒギンズの二人きりになり、イライザは一人でやっていけるというヒギンズだが、ヒギンズ自身は一人でやっていけるかな?と寂しそう。ヒギンズに優しく接してもらいたいというイライザだが、また大げんか。

 

ヒギンズは「結婚できない男」の桑野さんみたいな人? 素直になれないというか。イライザはフレディに求婚されていると家を出て行き、ヒギンズは散々イライザの悪口を歌いながら自宅に帰って来た。蓄音機?からイライザが来たばかりの声が録音されていたものを聞いていた。寂しそうなヒギンズと「顔も手も洗って来たぞ」と昔の口調で話しかけたイライザだった。(終)

 

ええ〜!? 優しいフレディの方がいい。桑野さんはよかったねえという感じだけど、ヒギンズは言葉の裏に優しい感じもしないから、なーんでそっち行くかなー?って思ってしまった。

  


My Fair Lady (1964) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers