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【ネタバレ】LION/ライオン 〜25年目のただいま〜

2016年 オーストラリア

 

あらすじ

インドの片田舎で暮らす5歳の少年サルーは、ある日、遠く離れた地で迷子になり、家族と生き別れになってしまう。やがてオーストラリアに住む夫婦の養子となり、成長したサルーは、ふとしたきっかけで幼い頃の記憶を思い出し、生まれ故郷を捜し始める…。数奇な運命をたどるサルーを演じるのは「スラムドッグ$ミリオネア」のデヴ・パテル。義母役のニコール・キッドマンの演技も高く評価された、実話をもとに描く感動のドラマ

2022.5.30 BSプレミアム録画。

 

インド カンドワ

1986年

 

貨物列車に乗り込んで、石炭を盗むサルーと兄・グドゥ。帰ると母と幼い妹・シェキラがいた。グドゥが一人で仕事を探そうと出かけようとしたところ、サルーもついてきた。しかし、サルーは眠り込んで起きない。グドゥはサルーを駅のホームのベンチに寝かせて、戻ってくると言い残し、行ってしまった。

 

目を覚ましたサルーは回送列車に乗り込んでしまい、駅に停車するものの降りることができないまま終着駅へ。

 

西ベンガルカルカッタ

カンドワから東へ1600キロ

 

ドアが開き、ホームへ。サルーはグドゥの名を叫ぶ。改札でガネストレイに帰りたいというが、ベンガル語でしゃべれと追い返された。

 

駅には浮浪児らしき子供たちがたくさん座っていた。サルーにダンボールを分けてくれた少年がいて、サルーは眠りについた。

 

しかし、子供たちは突然来た大人たちに無理やり連れて行かれた。一人で逃げるサルー。外の仏像のそばで寝ている人たちがいた。サルーはお供物の食べ物を手を合わせてから食べる。

 

元の場所に戻り、ダンボールを折り畳んで持ち、移動する。線路上を歩いていたサルーはヌーレという女性にヒンドゥー語で話しかけられ、食事を提供された。ヌーレは男たちに弁当を売って働いているという。ラーマという知り合いの男の人を紹介すると言われ、その日はヌーレと眠った。

 

翌朝、ラーマはベッドに寝ていたサルーに馴れ馴れしくベタベタ触り、ヌーレにあの子なら合格だと言っていた。

 

ヌーレはラーマが帰った後も機嫌良くサルーにジュースを出してくれたが、危険を察したのか、一瞬の間をついて部屋を飛び出し走り続けたサルー。

 

サルーは夜になり、母と石運びしていたことを思い出す。

 

その後、ゴミを拾い集めて暮らしていた。大きなスプーンを拾い、レストランで食事をしていた青年の真似をしていると、青年が店を出て話しかけてくれ、警察?に連れて行かれた。母の名前も言えず、孤児院?に連れて来られた。サルーはアミタという少女と知り合う。

 

子供たちは勉強を教えてもらえるが、態度の悪い子供は押さえつけられ、体罰を受けた。

 

ミセス・スードはカルカッタ中の新聞にサルーのことを載せたが、反応はゼロだという。施設の子供に家を提供するのが仕事だというミセス・スードはオーストラリアに養子に行くようにいう。アミタからオーストラリアはいい所と聞いたサルーはミセス・スードから数人の子供たちとテーブルマナーと英語を習う。

 

オーストラリア ホバート

1987年

 

ミセス・スードと共にオーストラリア人夫婦のジョンとスーの元へ行った。スーがニコール・キッドマン。ジョンはデビッド・ウェナム。

peachredrum.hateblo.jp

以前、見た映画にもデビッド・ウェナムがいた。この映画もイギリスからオーストラリアに養子に行く話。オーストラリア人俳優で有名な人なのかな。

 

ジョンとスーはサルーより年上の少年・マントッシュも引き取り、兄と紹介した。マントッシュは精神的に不安定で大きな声を出して暴れた。泣いていたスーを慰めたのはサルー。

 

20年後

サルーは両親とレストランにいた。サルーはメルボルンに行くという。マントッシュはレストランには現れなかった。マントッシュの住んでいる山小屋?に行ったサルーにマントッシュは仕事くれよとか家を出たとか言ってるけど、あまり親とはうまくいかなかった!?

 

サルーはホテル経営を学んでいた。インド人留学生もいる。同じクラスの女の子・ルーシーと留学生の家?に遊びに行く。インド料理、インド映画…サルーには新鮮に映った。今では手で上手く料理を食べることが出来ずにフォークを借りた。

 

しかし、サルーは突然過去のことを思い出し、インド人のクラスメイトたちと話をした。サルーはカルカッタまで2、3日かけて列車に乗ったこと、給水塔が近くにあるガネストレイに住んでいたことなどを話したが、情報が曖昧で少なすぎる。

 

Googleアースを見たり、距離と時間を計算したりした。

 

タスマニア ホバート

2010年

 

ルーシーと実家に行ったサルー。マントッシュもいる。サルーに支配人様だと最初に言ったくせに、兄弟とは違うと言ったサルーの言葉にフォークの柄を自分の頭にガンガンぶつけるマントッシュ。ついにサルーに手を出し、ジョンが落ち着かせようと別室に連れ出した。

 

サルーは自分の家に戻り、部屋の壁に大きなインド地図を貼り出して丹念に調べた。

 

サルーの部屋を訪ねたジョン。クリケットを見に行こう、スーの具合がよくない、マントッシュが消えたと言われてもサルーは部屋から出なかった。

 

生母を捜すのはスーへの裏切りだと思っているサルーはスーに会いに行けない。

 

母とグドゥ捜しに取り憑かれたようなサルー。スーに会いに行くと、マントッシュはエビ獲り船に乗って、お金はクスリ代になっていると話した。スーに本当の子供がいればよかったのにというサルーにスーはジョンと養子を取ることを決めていた、不幸な子供を育てることに意義があると言った。

 

マントッシュに会いに行ったサルーは、帰って壁の地図をはがした。パソコンでGoogleアースを眺めていて、幼い頃の記憶が呼び起こされたサルー。“ガネッシュ・タライ”を“ガネストレイ”と思っていた!?

 

朝、ルーシーの元に行ったサルーは生家を見つけたことを報告。ジョンやスーにも話して、インドへ。

 

インド カンドワ

2012年

 

ホテルを出て手ぶらで歩いていくサルー。昔住んでいた家は山羊小屋になっていた。家主の男性について行くと、通りの向こうから歩いてきた女性が母親だった。サルーとすぐにわかった母。近所の人々がサルーを取り囲む。グドゥは神の所へ行ったという。妹のシェキラとも再会。

 

スーに電話したサルーは家族に感謝の気持ちを述べた。

 

線路の上で少年のままのグドゥと再会したサルーはグドゥについて歩いた。線路の上を歩くグドゥと子供のサルー。

 

25年間、行方の分からなかったサルーは2012年に故郷に戻った。彼が空っぽの汽車に乗った夜、兄のグドゥはすぐ近くで別の汽車にはねられて死んだ。母カムラは息子の帰りを信じて遠くへ越さなかった。だが息子が戻った驚きは“雷に打たれたようで海のように深い幸せを感じた”と。幼かったサルーは自分の名前も間違えていた。本当は“シェルゥ”。意味は“ライオン”。

 

本物のシャルゥと家族の写真。

 

ガネッシュ・タライ

2013年

 

本物のシェルウがスーを連れてカムラと再会。

 

エンドロール後、

今は亡きグドゥの思い出に捧げる

という文字と列車に乗っているグドゥとサルーのシルエット。(終)

 

サルーとマントッシュは映画ではあまり似てない役者だったけど、実際は実の兄弟と言われても違和感ないくらい似ていた。何で汽車に乗っちゃったんだよ〜。

 


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