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— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) April 24, 2017
今夜7時より「桜、ふたたびの加奈子」を放送いたします。輪廻転生がモチーフの新津きよみのミステリー『ふたたびの加奈子』を、広末涼子と稲垣吾郎の共演で映画化。最愛の娘を突然の事故で失った母親が、我が子の生まれ変わりを信じて再会を願う一途な思いを、優しい眼差しで綴ります。 pic.twitter.com/X8TXhdTaO4
2013年 日本
あらすじ
桜の季節、容子は小学校入学を控えた最愛の娘・加奈子を事故で失ってしまう。自分を責める彼女は自殺を図るも未遂に終わり、加奈子の魂が近くにいると感じ始める。だが、娘が生きているかのように振る舞う容子の姿に、夫の信樹は妻が現実を受け入れられないでいると不安を募らせる。そんなある日、容子はシングルマザーとなることを決意した女子高生・正美と出会い、その赤ん坊こそ加奈子の生まれ変わりだと信じるのだが……。
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2021.2.8 日本映画専門チャンネル録画。普段は新しめの映画は観ないのですが、好きな俳優さんが出てるので。
お葬式のシーンから。霊柩車を見送る人々。
お花見する容子(広末涼子さん)、信樹(稲垣吾郎さん)、加奈子親子と友達家族。加奈子はポケットの中に桜の花びらをたくさんしまっていたが、パッとばら撒いた。
古本屋をやっている祖母に預けられている加奈子を迎えにきた容子。
入学式の朝、ちょっとしたすきに加奈子が走り出してしまい、交通事故に遭った。冒頭のお葬式は加奈子のものだったので、いつ亡くなるんだとビクビクしてました。
容子は落ち込んだり、泣いて暴れたり不安定な状態。
初七日。会いたいと心で呟いていた容子は、今度は会いに行くと呟き、家で首吊り自殺を試みたが、失敗。
容子はそれからまるで加奈子がそこにいるように話しかけるようになる。「加奈子はもうこの世にはいないんだよ」と言って、加奈子用の食事を捨てる信樹。しかし、容子は「ごめんね」と加奈子に謝り、外にいる柴犬を見せていた。
四十九日。加奈子のお骨をお墓に納めた。ある日、容子は一緒に寝ていた加奈子がいなくなったと街中を走り回った。柴犬のジローもその時、逃げていなくなった。そんなとき、妊婦が倒れていて容子が声をかけた。たまたま居合わせたのが、加奈子の担任になるはずだった砂織がいて、車を出してくれた。
妊婦の野口正美の相談に乗っていた砂織は正美の元担任で、お見舞いに来た容子に来月結婚退職するからこれから正美の相談に乗ってほしいと言った。
夏。信樹はキュウリの馬とナスの牛を作っていた。しかし、なぜか容子はそれを見るのを嫌がった。
正美は無事出産した。名前は夏月(なつき)。赤ちゃんを抱いた容子は「よかった、本当によかった」と涙ぐみ、赤ちゃんを返すと、廊下で「おかえりなさい、加奈子」と呟いた。
家に帰ると、信樹はまた子供を作ろうと言うが、容子はまだと言って先に寝てしまった。
正美の元に後輩の直也が来ていた。容子は夏月を抱きながら「加奈子」と小さな声で呼びかけていた。
一周忌。信樹は親戚とお墓の前で加奈子の法要を行い、容子は自宅で庭を眺めてぼんやり。
正美と夏月と容子が会っていると、砂織が赤ちゃんを連れてきた。7月に結婚退職し、4月に生まれた賢一という男の子。
直也は正美のアパートを訪ねた。砂織には絶対言わなかった父親の名前を直也にはあっさり明かした。高校の先輩で今は大学で演劇に夢中。会いに行ったが邪険にされた。
正美は育児に悩み、腕をつねったりしてアザができていた。
容子や砂織と会ってもあんまり相談できないタイプ? 言葉を話し始めた夏月が容子に「ママ」と呼びかけると、容子は抱きしめた。
ある時、容子は信樹に離婚を切り出された。「幸せになろうとしない人を幸せにできないよ」。容子はあと少し待ってほしいと言う。容子は夏月を引き取りたいと言い、夏月ちゃんは加奈子の生まれ変わりだから、養子縁組が終わったら離婚してもいいと言った。
信樹はそれで容子が幸せになるなら一緒に育てようと言い、加奈子の生まれ変わりとは思わない。新しく授かった子だと思って育てると言った。ただし、相手の母親が嫌がったらこの話はなしと約束させた。
夏月の誕生日。容子は正美に夏月を養子にしたいと言ったが、正美の父親の唯雄に「夏月は正美の子供です」と断られた。正美はなにも言わなかったが、古本屋の松代(容子の母と知ってるのかな?)に母親に向いてないかもしれないと相談した。
正美は容子を公園に呼び出し、養子の話を断った。
容子は穏やかな生活を送り、信樹と加奈子のお墓参りに行った。
正美は直也と恋人になった。
春。正美と直也と夏月。容子と信樹、砂織と夫の京介、息子の賢一が柴犬のジローを連れてきた。砂織の話だとジローは3年前に拾った犬で、ジョンと名付けたのに賢一がジローという名前だと言うので、ジローが定着した。
その話を聞いた容子の顔色が変わり、トイレに行った賢一と砂織について行き、先にトイレから出た賢一に「私が誰だか分かる?」と質問。賢一は「前のママだ」と答えた。思わず、賢一を抱えて走り出した容子。
砂織が賢一がいなくなったと騒ぐと、信樹は容子だと思うと言い、賢一を酷い目に遭わせないだろうと言う。賢一くんは加奈子の生まれ変わりだと思うから、少し時間をくださいと言った。
「あなたはどうしたいんですか?」という砂織の問いに「加奈子は死んだんです。賢一くんは加奈子ではありません」と答える信樹。
砂浜で賢一と話をする加奈子。賢一のポケットには大量の桜の花びらが入っていた。
夜。容子は砂織の元に賢一を送り届けた。あと数年で加奈子の記憶が消えるから、その頃まで会わないと容子は言う。
最後に賢一を車に乗せた容子。「ママ、ありがとね。今度は車にひかれないよ」。砂織が運転する車が去って行った。
十三回忌。容子が店番していた古本屋に滝沢賢一という少年が訪れた。店には小さな女の子がいる。賢一はこの店に来るのは初めてだと言う。
容子「加奈子はもういないんだね」
信樹「会えないけどさ、いないんじゃないよ」
桜の木から空へ。
加奈子が消防隊員に電話をしてる音声。容子が首吊り自殺をしたときに通報が早かったと言うのは、遠いところにいるという加奈子が通報していたからだった。(終)
wikiを見ると、原作とは結構話が違うのね。柴犬の名前は“ゴロー”だったし。感動話というより、元々ホラー寄りの話よね?
この映画、WOWOWで2014年に観る予定だったけど、引っ越しで観られなかったんだよなあと思ったら、ゴーストライターによる作曲疑惑問題で放送が見送られてたんだな〜。どっちにしても観られなかった。
独特の怖さがあったけど、信樹はかなりまともな人間だった。