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【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (136)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

飛び出していった春男(長谷川アンドリュー)が戻らず、夜通し帰りを待つ純子(山口智子)たち。朝になっても戻らず、秀平(髙嶋政宏)は陽子(尾後あすか)とプールに行く約束をするが、警察から春男を保護していると連絡が入り、急きょ迎えに行く。帰ってきた春男は口を聞かず、食事にも手を付けないので、思わず手を上げるもも(藤山直美)。また飛び出していく春男を追いかける純子に、放っておけと言う秀平だが、純子は…。

孤児の施設・希望の家から秀平を頼って出てきた16歳の青年、今津春男は何が気に入らなかったのか反抗的な言葉を残して浜風荘を飛び出したきり、行方をくらませてしまったのであります。

 

浜風荘玄関

パジャマ姿の雄太が立っていた。

純子「雄太、何してるのや?」

雄太「あ、起こしてしもた? あいつがもし帰ってきた時、明かりが消えて戸が閉まってたら入りづらいやろ。不用心やからな。僕はここで門番や。神社のこま犬や。春男君みたいな子はな、うわべは強がってるかもしれんけど、内心は寂しいてたまらんのやと思うわ。こっちから手ぇ差し出すやろ。行きたいくせによう行かんのや。世間ではそういうのを素直やないていうのかも分からんけど」

 

純子「分かる気もする」

雄太「僕が満州でお父ちゃんと2年ほど離れんとついて歩いて、結局、日本までついてきてしもたんや。ほんまは…。ほんまは寂しいて悲しいてかなんかったからや。そやけど、それを人に見破られるのは嫌やってん。そこを突かれるとかみついてやりとうなるんや。今もそうやと思われたらかなんで。今は違うで」

純子「よう分かってる。おおきに」

雄太「おやすみ」

純子「おやすみ」

キャー、じーっと見つめ合ったりしてぇ。雄太と純子にドキドキするぅ。

 

翌朝

板場で朝食をとる雄太。

もも「はい」

雄太「おおきに。いただきます」

あき「2回戦、何時からや?」

雄太「1時や」

純子「しっかりな」

雄太「ピッチャーがちゃんとストライク放ってくれたら、ええとこまでいくかも分からんで」

あき「そうか」

 

秀平「おはよう」浮き輪を持った陽子を抱っこしている。

陽子「おはよう」

一同「おはよう」

 

秀平「雄太、ゆうべは門番してもらってすまなかったね」

雄太「あれ、秀平さん知ってたん?」

秀平「僕も夜中起きてみたんだ」←そこで交代しろ!

雄太「ほんま」

陽子「おっちゃん、うち、今日、海に行くんやで」

もも「ほんま? よかったな」

おっちゃんというのは雄太のことだけど、返事してるのがももさんでちょっと面白い。

 

秀平「あんまり海、海って騒ぐからさ、香櫨園なら近いから連れてってあげるって言っちゃったんだ」

純子「春男君は? ええの?」

秀平「あいつのことはもういいよ。みんなで一日中、待ってたってしかたないじゃないか。放っときゃいいんだよ、あんなやつ」←お前さあ(^-^;

純子も雄太も思うところありそうな表情。

 

清原「秀平君、難波の警察署から電話だ」

秀平「警察ですか?」

清原「今津春男という少年のことでと言っとるがね」

秀平「はい」

 

清原「陽子ちゃん、海に連れてってもらえるの?」

陽子「うん」

清原「よかったね」

 

帳場

秀平「はい、分かりました。どうもすみませんでした。今すぐ行きます」電話を切る。

純子「あの子、どないしたん?」

秀平「道頓堀でけんかしたらしい」

雄太「けんか?」

秀平「ちょっと行ってくる」

 

陽子「海は?」

秀平「海? ごめんね。この次、きっと」

陽子、泣き出す。

純子「ええ子やな。お母ちゃん、遊んであげるさかい」

会話を聞いていたももさんのカット。

 

あっちでもこっちでも安請け合いする秀平のせいじゃない? 最初から暗室でも何でも連れてってれば春男も家出しないし、春男が見つかってもいないうちに陽子と海に行く約束するとか…。

 

太夫倶楽部

太夫「2人ともどないしたんや」

秀平「いや別に」

秀平と春男が並んでカウンターに座っているけど、春男って後ろ姿は妙に日本人ぽい感じがする。丸い背中。秀平、スタイルはいいもんな。

 

太夫「別にて、おかしいやないか。口も利かんで」

秀平「ジュース飲めよ」

無言でオレンジジュースを飲む春男。

 

太夫「おかしいやないか。けんかでもしてるのか?」

秀平「いや、そうじゃないって。あの、悪いけどちょっと…」

太夫「そうか。ほな見て見ぬふりしとくか。黙っとくわ」

 

秀平「サンドイッチ食うか?」

太夫「うちのサンドイッチうまいで。分厚う切ってな、ほいで中に卵ぎょうさん入れて…」

春男「ええです」

太夫「あ、そうか。どないなってるのや…」

すぐ帰ればいいのに、個人的に好感度が低い正太夫だけど、さすがにかわいそう。

 

板場

雄太「お姉ちゃん! 2回戦勝ってしもた! 3対2や。8回の裏で逆転して9回の裏で逃げきりや」

純子「ほんま? おめでとう」

雄太「それでな、あの、この調子やと3回戦、4回戦ひょっとしたらええとこまでいくかもしれんやんか。PTAも騒ぎだしてな。それで…ええやろかな、部員15人合宿さしてほしいねん」

純子「合宿?」

あき「何日ぐらい?」

 

雄太「勝ってる間ずっとや。部屋、空いてるやろ。2部屋でええねん。お金はちゃんと払うさかい」

純子「お金はともかく2部屋な。お母ちゃん、どやろ」

あき「そやな。雄太に頼まれたら嫌て言われへんわ」

純子「そやな。分かった」

 

雄太「かめへんか?」

純子「うん、ええよ。そのかわり、ほかのお客さんもいてはるさかい静かにしてや」

雄太「分かってるて。おおきに」

純子「頑張りや」

ああ~、いいわ。2人のシーン。

 

秀平「ただいま」

純子「お帰りなさい。どないしたんや? 遅かったんやね」

秀平「いや、警察で4時間も事情を聞かれてね」

あき「春男君は?」

秀平「一緒に帰ってきました」

 

純子「何したんや? あの子」

秀平「道頓堀の朝飯屋に寄ったら、そこの若い連中に混血って言われてカッとなったらしい。殴り合いのあげくに飯屋のガラスや丼割ってね」

あき「けがは?」

秀平「こっちも向こうの2人もけがはなかったんです。まあ、よかったですよ」

純子「ほんま…」

秀平「今、玄関とこにいるけど構うことないからね」

 

玄関ロビーのベンチ座っている春男は靴磨きしている清原先生を見ている。

純子「春男君、おやつや。もうじきごはんだからちょっとやで」

春男は純子の顔を見るが、下を向く。純子もそれ以上、声をかけずにその場を去った。清原先生も春男のことは構わず、靴磨きを続けている。

 

廊下で陽子は一人遊び。

 

板場

石田「雄太さんとこの野球部、15人や言うてはりましたな」

純子「うん、そやねん。けど弱ったな。雄太のとこからはお金は取られへんし」

あき「後援会の方からな、少しお金が出るいうて、雄太、言うてたけどな」

純子「食事の実費ぐらいはもろてもええやろか」

あき「そらもらわな。これからのこともあるしな」

そりゃそうだろとあきさんの意見に納得してたけど、雄太は前から風呂掃除とか球児の洗濯とか手伝ってたしねえ。タダ働きさせてたんだとしたら、お金もらうの躊躇するな。

 

純子「さあ、皆さん、座ってください」

夕食の時間、清原先生等も板場に入ってくる。

秀平「よし、いただきます」

雄太「いただきます」

純子「よろしゅう、お上がり」

 

春男は下を向いたまま。

秀平「どうしたんだ? 食えよ」

もも「魚嫌いか? おいしいで。なあ、魚はな、これは、こうやってな、こうするやろ。両方を…」

魚の皿を手で払いのけてテーブルから落とす。

もも「何すんのな!」

私の嫌いな食べ物を粗末にするシーン。物に当たるな。

 

春男「どうしたんなら、秀平さん! 何か言うてみいや! 言いたいことがあるんじゃろうが。さっきからずっと何も言わんと」

秀平「言いたいことは何もないよ」

春男「うそ言え! 説教でも何でもしたらえかろうが!」

秀平「よし、言ってやる。何を言ってほしい。お前の一番言ってほしいことを言ってやる。何か言ってほしいんだろ? どんな説教がしてほしい?」

雄太の切なそうな表情…。

 

春男「ほいじゃけえ、家を飛び出したこととか、けんかしたこととか、まともになれとか短気起こしちゃいけんとか、世話になっとることを忘れちゃいかんとかあろうが! 言いたいことはようけあるんじゃろうが! 言うてみいや!」

もも「そがなこと聞いてな、どがいしようて言うんな?」

春男「クソババア! 黙っとけ!」

 

もも、近づいて春男をビンタ。「お前は弱みそや!」

あき「ももさん!」

もも「こがな甘ったれはな殴ったるんが一番やねん!」

そうだ! 殴っていいんだと思ってしまう昭和脳。

 

秀平「座って飯を食え。お前、自分で分かってるんだ。改めて俺が言うことは何もないよ」

板場を飛び出す春男。追いかけようとする純子。

秀平「放っておけよ。ももさんの言うとおりだ。あいつは甘ったれてるよ」

純子「そうはいかん」

 

玄関ロビーで立っていた春男。

純子「どないするの? 気に入らんことがあるのやったら何でもええさかい口に出して言うたらええやんか」

立ち去ろうとする春男の腕をつかむ純子。

春男「離せや!」

純子「離さへん! どないしても行くというのやったら私を殴って行きなさい! 力ずくで行ったらええねん! 言いたいことも言わんと飛び出したり暴れたりしてたら誰にもあんたの気持ちは分かってもらわれへん。口に出したかて、みんながあんたに賛成するかどうか、それは分からへん。そやけど、それでも黙ってるよりは、ましやんか! あんた、秀平さんに何で黙ってるんだって言うたね。あんたの方こそ何か言うてみ。私、何時間でも聞いててあげるさかい」

 

ももが一人分のお膳を運んできた。

もも「さあ、春男君。あんた、こっちでごはん食べよしよ。今、向こう行くんてれくさいろ。なあ、こっちへ置いとくさかい、一人で食べよし」

純子「すまんな、ももさん」

秀平「いや、うちは秀平さんに言われて運んできただけやさか」

純子「おおきに」

 

立ちつくす春男。

純子「さ、食べよ。なっ? 私も向こう行ってるさか。済んだら板場へ持っておいで」

 

春男は玄関ロビーのソファセットでごはんを食べ始めた。それを見ている純子。

 

peachredrum.hateblo.jp

子供の頃の雄太を思い出すなあ。母親捜しをするという小野家に対し、小野家から追い出そうとしていると雄太は思っていて、純子は雄太を抱きしめる。

 

それにしても、秀平の無責任さ。純子の夫がもっと陽一郎さんタイプなら…。