徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (117)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

ついに北嶺高校の35名がやってきた。純子(山口智子)は笑顔で迎え、野球部員たちもうれしい。ぬひから知らせを受けた正太夫笑福亭鶴瓶)が綾(繁田知里)を連れてやって来て、手伝おうとするが、わらべ出版を見てきてくれ、と言われる。わらべ出版では節子(布勢真穂)が1人で債権者からの電話対応をしていて、正太夫はそれにつきあう。秀平(高嶋政宏)が浴衣やユニフォームの洗濯をしていると、1人が熱を出したと…。

peachredrum.hateblo.jp

着物を着た純子たちが浜風荘の玄関で北嶺高校の生徒達を待つ。

滝川「こんにちは」

純子「いらっしゃいませ」

一同「いらっしゃいませ」

 

滝川「お世話になります」

野田「おい、並べ。よろしくお願いします!」

一同「お願いします!」

 

純子「はい、一生懸命お世話さしてもらいます。さあ、どうぞ。ヨシ子さん、お部屋にご案内して」

ヨシ子「はい」

生徒たちは口々に「お世話になります」と純子に言って入っていく。

 

ついにセンバツ高等学校野球大会の北海道代表校・北嶺高校の一行35名がやって来ました。

 

清原先生は生徒たちの靴を下足箱に入れる。清原先生は、何したらいいか分かんないってタイプじゃなく自分でどんどん動けるタイプなんだよね~。すばらしい。

 

板場に貼りだしてある献立表

 

夕食献立表

トンカツ キャベツ添え

ホウレン草ゴマ和え

豆の煮物

吸物 アサリ

漬物 大根

 

あきがトンカツを揚げ、秀平が鍋を火にかける。

あき「ヨシ子ちゃんと小ぼんちゃんが帰ってきてくれて、ほんまに地獄で仏やわ」

秀平「ええ」

皆それぞれに作業する。

 

純子「今日のお夕食は6時20分でお願いします。ほんで明日は8時に昼食。9時からランニングと練習。ほんでお昼は1時に帰ってきはって、こっちでお食事です」

一同「はい」

秀平「オーケー」

 

滝川部長と野球部員数人が板場に来た。

木崎「失礼します。すみません。北海道名産の新巻鮭とじゃがいもです。適当に献立の中に入れてください」

純子「いや、そんなん気ぃ遣うてもらわんかて」

滝川「いやいや、どうぞどうぞ。遠慮なく使ってください。せっかく担いできたんですから」

あき「どうもすんません」

もも「おおきに。ご苦労さんやなあ」

 

滝川「女将さん、何かあったら言ってください。補欠の子もいますので手伝わせますから」

純子「いいえ、そんな。お世話は一切、私どもでやらしていただきますさかい、皆さんはどうぞ野球のことだけ考えててください。人手は十分ありますよって」

滝川「そうですか。それじゃあ、よろしくお願いします」

失礼しましたと生徒達も板場を後にする。

もも「おおきにな」

 

純子「あっ、そや。なあ、一回ぐらい北海道の名物料理出さなあかんのと違うやろか」

あき「北海道の料理いうたら石狩鍋か?」

純子「そやな」

あき「石狩鍋の作り方の本、捜さなあかんで」

純子「うん…」

 

木崎「おばさん、すみません。夕食の時、おかゆを2人前作ってくれますか?」

純子「おかいさんですか?」

木崎「汽車の中で体調こわしてるのが2人ほどいるんです。2人とも胃腸が弱いので今日と明日、おかゆにして胃の負担を軽くしてやりたいんです」

純子「はい、分かりました」

 

木崎「それから、その2人には油っぽいものはつけないでください。お豆腐とか白身の魚とかそういうものをお願いします」

純子「はい。お二人さんですね」

木崎「はい。あ、それから明日の朝、生卵が出るでしょうか?」

純子「はい、おつけしますけど」

 

木崎「わがまま言って申し訳ないんですけど、1人生卵が駄目なやつがいるんです。そいつには卵焼きにしてやってください」

純子「はい、分かりました」

木崎「よろしくお願いします」

純子「はい」

木崎「失礼します」

 

野田「あの、玄関にお客さんですよ」

純子「監督さん、すんません。おおきに」

あき「今の生徒さん、よう気が付かはりますなあ」

野田「ああ、木崎ですか? あいつはね、僕らの知らないようなこともみんな知ってるんです。正選手じゃないんですがね、みんなからも信頼されている子でしてね。じゃあ、どうも」

あき「どうも」

木崎ぃ、いいヤツ。

 

玄関にいたのは正太夫。「ハハハ、こんにちは。何や大変なんやてな」

純子「そうですねん」

綾「こんにちは」

peachredrum.hateblo.jp

太夫の妹の綾、久々の登場。恭子と同じ歳くらいかな?

 

純子「こんにちは。いや~、綾ちゃんきれいになって。今日はどないしはったん?」

綾「正太夫兄ちゃんに電話で呼ばれて出てきてん」

純子「電話で?」

太夫「僕が呼び寄せたんや。ゆうべ、ぬひさんに聞いたらな、こいは綾も呼んだ方がええやろいうことになってな、早速、美山村へ電話したんやな」

綾「何でも言うて。うち何でも手伝わいてもらうさか」

 

純子「いや、ほんま? おおきに。助かるわ。さあ、上がって」

太夫「綾。おまい遊び半分でやったらあかんど。一生懸命手伝わしてもらえ。足手まといにならんようにな」

綾「もう分かったあるて」

太夫「すぐ、これや」

 

生徒「すいません」

純子「はい」

生徒「あの、風呂もう入れますか?」

純子「今、見てきますさかい、ちょっと待っててください。さあ、正太夫さん、綾ちゃん、どうぞ上がってください」

太夫「よし、早速行こう」

 

廊下に残った生徒達数人

「おい、あの子もここで働くんでないかい?」

「もう一人、小百合ちゃんという子もかわいいよな」

「今の人、女将さんだろ?」

「そうだよ」

「俺たち、ついてるよな」

「美人旅館に泊まっちゃったもんな」と笑い合う。

時々こういう男目線の感じは苦手。褒めてんだからいいじゃんということじゃなく。

 

もも「さあ行くで。ここ狭いさかいな、気ぃ付けよしな」

小百合「はい」

食事を運ぶももたちをニヤニヤしながら見送る正太夫。「大ごとやな、え~?」

秀平「はい、オーケー」

ヨシ子「はい」

 

太夫「滑ったらあかんど。こけたらあかんど。滑ったらあかんどって…。何か手伝おか?」

あき「あかんあかん」

純子「もう、手も洗わんと何言うてんの」

太夫「じっとしてたら手持ち無沙汰やがな」

 

あき「あっ、そや。正太夫さん、ちょっと」

太夫「何な?」

あき「正太夫さん。わらべ出版な、雑賀先生の。どないなってますのん?」

太夫「最近長いこと行ってないけど。何が?」

 

あき「昨日、ふらっと来はってな、ちょっと旅行に行ってくる言うて」

太夫「ん? おいやんが?」

最近、このドラマを見てるから、余計に正太夫さん若いなーと思う。

 

北嶺高校一行の夕食。

純子「失礼します」

滝川「あ、はい、どうぞ!」

純子「皆様、はるばる北海道からようこそお越しくださいました。私、当、浜風荘の女将でございます。というてもほんまはなりたてのホヤホヤで新米の女将なんですけど一生懸命お世話さしていただきますさかい、ぎょうさん食べて優勝してください」

一同「ありがとうございます」

 

純子「あの、ご希望があったら何なりと言うていただいて自分の家のようにしていただけたらと思てます。どうですか? お食事、お口に合うてますやろか。あの、関西風で味付けが薄いようやったら遠慮のう言うてください」

一同「おいしいです」

滝川「みんな、喜んで頂いてますから」

純子「そうですか。いや、よかった」

 

わらべ出版

節子「それが社長も雑賀先生もいてはらしませんし…。いえ、私はほんまに事務員です。そやけど…いや、すんません。必ず社長には伝えますさかい。いや…すんません、いや…。はい、今月末には少しでも…少しでもなんとかしますよって。はい、はい、ほな失礼します」

 

太夫が音を立ててドアを閉めた。

節子「もうびっくりした。債権者の人かと思いましたやん」

太夫「すまんすまん。だいぶ難儀になってるようやな」

節子「はい。もう印刷屋さん、製本屋さん、それに社長が高利のお金を借りはって、そっちの方の催促。もう一日中、米つきバッタですわ」

 

太夫「そがいに苦しいんか?」

節子「そうです」

太夫「そやけど、おいやんもおいやんやな。こんな時に旅行するやなんて、ほんまにアホちゃうか」

節子「先生はいてはらへん方がええんです。女の私やったら相手の人もまさか殴ったりはしはりませんさかい。そう思うて、しばらく旅行にでも行かはったらて、私がおすすめしたんです」

 

太夫「節ちゃんも苦労やな」

節子「いいえ、私は平気です。来るなら来いです。無い袖は振れんていいますやんか」

太夫「よっしゃ。ほんなら僕も時々様子見に来たる。一人だと心細いやろ。よし、僕が一緒に謝ったろ」

 

しかし鳴り出した電話の音に節子はウンザリ顔。まー、わらべ出版見てると、マー姉ちゃんはすごかったんだなあと改めて思う。昭和30年は「サザエさん」は既に20巻くらい出ていた頃。

peachredrum.hateblo.jp

 

浜風荘

風呂場で部員たちの大量の洗濯物をタライで洗濯する秀平。うわー、洗濯機ない時代かあ。

純子「さあ、こっちです。どうぞ」

秀平「よう、山岸君」

山岸「うわ~、えらいことやなあ」

peachredrum.hateblo.jp

秀平の友人で、ももさんが亡くなった旦那に似てる…と惚れかけたものの既婚者だったというあの山岸さんが再登場。

 

秀平「何だ?」

山岸「いや、ちょっと相談があってな」

 

ヨシ子に呼ばれて、純子は秀平たちのところから離れた。

山岸「いや、実はな、例の混血児の取材のことやねんけど、ひょっとしたら引き受けてくれる所があるかもしれんのや」

秀平「本当か? ちょっととにかく見てないで手伝えよ」

山岸「え~?」

 

秀平「手が空くの待ってたら夜中になっちゃうよ。よし、ほら、これすすいで」

山岸「おいおい、ほんまかいな」

秀平「本当、急いでくれよ、ちょっと。本当、夜中になっちゃうぞ、これ」

山岸「こんなことするために来たわけやないのやがな」

 

秀平「ほら、さっさとそんなん言ってないでさ」

山岸「え~。俺が何でこんなこと手伝わなあかんねん。ほんまにもう…。うわ~、冷たいなあ」

秀平「それで? どこが引き受けてくれそうだって?」

 

山岸「斉藤書店いう所なんやけどな。僕、熱弁、振るったんやで。戦後10年、占領軍の落とし子はもう7歳か8歳になってます。アメリカに養子に行った子もいてます。現在でも施設にはたくさんの混血児がいて救いの手を待っています言うてな。まあ、君の受け売りやけど」

秀平「取材費、前渡ししてくれるのか?」

山岸「今のところな、脈があるのや」

秀平「いいじゃないか。もう少しプッシュしてくれよ」

 

山岸「もちろんや。おい、これ全部か?」

秀平「そうさ。洗って干して明日の朝までにアイロンかけて乾燥させるんだ」

山岸「え~」

秀平「まあ、悪いとこに来合わせたと思ってさ、今晩泊まってつきあえよ。そのかわり、明日の朝飯は出すよ」

 

山岸「朝飯か…。けど嫁はん、僕がここでこんなことしてるとは思てへんやろなあ」

秀平「まあね」

山岸「無断外泊やで。ひょっと嫁はんに何か言われたら助けてや」

フフッと笑う秀平。助けてやってよ。

 

雄太「秀平さん、これお願いします」

山岸「うわ~」

雄太「山岸さん、手伝うてはるんですか?」

山岸「手伝うてんねやないがな。手伝わされてんのやがな」

雄太「僕も手伝いますわ」

 

純子「雄太。自転車で緒方先生を呼んできて」

雄太「どないしたんや?」

純子「1人、熱出した子がおるんや」

秀平「誰?」

純子「ピッチャーの宮下君いう子や。多分、風邪や思うねんけど。さ、はよう」

雄太「おう」

 

秀平「まずいな…」

 

宮下が寝かされた部屋であきと雄太が様子を見ている。

あき「どないですか?」

宮下「はい」

あき「38度6分や。ようなるまでここで寝てなはれ」

宮下「すみません」

あき「みんなと一緒やとほかの人にうつしたらいかんさかい。おばさんがここで看病しててあげるさかい」

 

純子「どうや?」

あき「38度6分や」

純子「はよ治さんと開会式まであと5日しかないのやで。何か食べたいものある?」

宮下「いえ」

 

純子「何でも言うてや。ほんまのお母さんとお姉さんのつもりで遠慮せんと」

宮下「はい」

雄太「おい、頑張れよ。せっかく甲子園まで来たんやないか」

宮下、うなずく。

雄太「ほな、お母ちゃん、氷枕取り替えてくるわ」

あき「そうか、すまんな」

 

いや~、たいへんですねえ、純子さん。しかし、頑張るしかないでしょう。ねっ。

 

宮下役の滝知史さんは今は声優だそうです。旅館編どうなることかと思ったけど、やっぱり面白いな~。木崎君みたいな人が報われて欲しい。