徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】河内山宗俊

1936年 日本

 

あらすじ

天才映画監督・山中貞雄の現存する3作品の中の一作となる名作。居酒屋に居候し無為な日々を送るヤクザ者の河内山宗俊と用心棒の金子市之丞が、借金のために身売りをすることになった甘酒屋の娘を救うために一世一代の大博打に出る。ヒモ同然の暮らしをしている河内山宗俊河原崎長十郎)と森田屋一家の用心棒の金子市之丞(中村翫右衛門)は気ままに暮らす遊び人。ふたりのマドンナ的存在なのが、若いながら一生懸命働いて弟を養っているお浪(原節子)である。ところがお浪の弟が、幼馴染の花魁を足抜けさせ心中に失敗したことから、お浪が森田屋に狙われることとなり、女郎に売られようとしていた。宗俊と市之丞はお浪を救うため、ある策を練り命をかけて戦うのだった・・・。

[rakuten:bookoffonline:10330172:detail]

2021.08.17 日本映画専門チャンネル録画。

peachredrum.hateblo.jp

同じ監督のせいかキャストもかぶってる。

 

甘酒売りをしているお浪(原節子さん)は弟の広太郎(ひろたろう)を養っている。広太郎は、お浪に「広ちゃん、広ちゃん」と呼ばれるのを子供みたいだと嫌がる。広太郎は今日は帰らないとどこかに行ってしまった。

 

道端で賭け将棋を指している町人。将棋盤も駒も大きい! 昔はこんな感じだったのかなあ。町人じゃなくヤクザ者か? イカサマ師の丑松はイカサマ師に騙されて50両取られてしまったと親分・森田屋に報告した。しかし、井戸の水をかぶるくらいで許してくれる。

 

50両をせしめた河内山宗俊(河原崎長十郎さん)が帰ると、外にお浪が待っていて広ちゃんはいないかと聞いてきた。宗俊の家の2階は賭場。宗俊はお浪に近場の他の賭場を教えた。妻のお静は山岸しづ江さんで河原崎長一郎さんの両親だ。

 

広太郎は、宗俊には直次郎と名乗り、一緒に吉原に行った。

 

北村という侍の小柄が盗まれた。切腹モノだという北村に金子市之丞は、北村の年齢を聞き、53と聞くと、人生50年と言うから50まで生きたら十分と言う。昔の50歳は本当にじいさんだよねえ。

 

小柄は町の質屋から売りに出された。オークションみたいな感じ。

 

直次郎=広太郎と知らない宗俊は、お浪から広太郎の話を聞き、直次に広太郎のことを聞いた。

 

北村は小柄が帰って来なければ、町奉行に訴えると市之丞とお浪に言う。

 

小柄を買ったのは藤八右衛門。10両で購入した小柄を、小柄をなくしたと騒いでいる北村に20両で売りつけようとするが、偽物でも素晴らしい品だと言って30両で買ってくれた。

 

何日も帰って来ない広太郎を心配して、お浪が丑松に聞くと、あの坊主とグルになっているという。坊主というのは宗俊のことらしいが、もっといいカツラにしてくれ〜。坊主に見えない。

 

丑松は森田屋の用心棒の市之丞を連れてきて、宗俊に広太郎を返せという話になるが、直次郎が広太郎とまだ気がついていない。しかし、なんだかんだ意気投合する宗俊と市之丞。

 

宗俊の手下の健太(加東大介さん)は直次郎が広太郎と気がついてお静に言う。

 

宗俊が市之丞を家に連れて行くと、お静が怒っていた。健太から宗俊が甘酒が好きと聞いて、甘酒売りのお浪が好きだと思っていて、お浪が広太郎を探しにくると、あんたんとこに泊まってたんだろと健太と一緒に責めた。お浪は泣き出して店を飛び出した。

 

お浪が家に帰ると、広太郎が帰って来ていた。広太郎は三千歳(みちとせ)という花魁と逃げ、心中しようとしたが、死んだのは三千歳だけだった。

peachredrum.hateblo.jp

今朝見ていた「マー姉ちゃん」でもちょうど三千歳という名前が出てきて調べたら、河内山宗俊の名前も出てきた。同じ話?

 

朝まで飲んでいた宗俊と市之丞はベロベロ。12両2分という酒代がかかったが、手持ちがなく、店主を家まで着いて来させて、お静に払わせた。

 

宗俊と別れた市之丞は森田屋に帰る。森田屋は市之丞にお浪から300両を取ってくるように言う。広太郎と心中した三千歳は森田屋の女だった。

 

健太は宗俊の手下じゃなくて、向かいの家の人なのか。広太郎にお浪を身売りするように言い、稲荷横丁に売り飛ばしたという。しかし、お浪に逃げられて慌てる健太。

 

森田屋は、お浪なら吉原に連れて行けば500両か600両で売れると探す。

 

お静は2階にお浪を隠していながら、健太に2階に上がるなと何度も言って出かけて行った。2階が気になる健太。

 

宗俊は道海という和尚に扮してお城にいた。今度はちゃんとしたツルツルヅラ。出雲守に後藤祐乗の小柄を見せてほしいと言い、その小柄は北村に渡していた。北村は本物と言い張って小柄を出した。道海和尚は偽物だと八右衛門たちは言い、小柄の真偽は曖昧になった。

 

宗俊は、お浪を身請けするためのお金を作り(なぜあの流れでお金がもらえたのか?)家に帰ってきたが、森田屋の子分たちは広太郎を探していた。広太郎は森田屋を殺したという。

 

広太郎をかくまっている宗俊は、森田屋の子分たちにお静を人質に取られたが、広太郎を逃した。お静は健太にお浪を引き渡していた。

 

広太郎はお浪のいる品川の相模屋に走った。(終)

 

お! ここで終わり!? 宗俊は広太郎を森田屋の子分から守るために立ちはだかって刺されたように見えた。元になった歌舞伎の話があって、この映画はそのアレンジバージョンみたいな感じ? 広太郎が悪いよ。とにかく。